Identity Manager 4.5のパッチファイルには、Identity Managerサーバとリモートローダのアップデートが含まれています。Identity Manager 4.5のパッチは、GUIモードとサイレントモードでのみインストールできます。コンソールモードはサポートされていません。
eDirectoryを停止します。
eDirectoryが停止していない場合、パッチインストーラがeDirectoryを停止しようとします。
リモートローダサービスを停止します。
パッチインストーラは、使用中のリモートローダを置き換えることはできません。
(状況によって実行) non-rootインストールのJavaパスを設定します。
install.shファイルでJAVA_NONROOT変数を編集するか、またはJava 1.7パスをエクスポートします。
rootインストールとnon-rootインストールのどちらの場合も、次の手順を実行します。
NetIQダウンロードページに移動します。
[Patches (パッチ)]で[Search Patches (パッチの検索)]をクリックします。
検索ボックスで「Identity Manager 4.5 patch」と指定します。見つかったパッチファイルをダウンロードして、その内容を圧縮解除します。
ファイルを圧縮解除したcd-imageディレクトリに移動します。プラットフォームに応じて次のどちらかのコマンドを実行します。
Linux: 端末ウィンドウで/install.shコマンドを実行します。
Windowsの場合: install.batファイルを起動します。
(状況によって実行) eDirectoryが実行中の場合、パッチインストーラはeDirectoryを停止します。[OK]をクリックして、インストールを続行します。
または
パッチインストーラがeDirectoryを停止できない場合、警告メッセージを表示します。手動でeDirectoryを停止して[OK]をクリックし、インストールを続行します。または、[Cancel (キャンセル)]をクリックして、インストールを停止します。
表示されるパッチインストーラページでインストールするコンポーネントを選択し、[Install (インストール)]をクリックします。
(状況によって実行) non-rootインストールを実行している場合、[Browse (参照)]をクリックしてIdentity Managerサーバのパッチインストールパスを指定し、[Install (インストール)]をクリックします。
non-rootインストールの場合、選択できるのはIdentity Managerサーバパッチのみです。
(状況によって実行)ステップ 6でリモートローダを選択した場合、警告メッセージが表示されます。リモートローダサービスを停止して、[OK]をクリックします。
または
リモートローダサービスがすでに停止している場合、[OK]をクリックします。
リモートローダの場合、パッチインストーラがコンピュータにインストールされている32ビットまたは64ビットのリモートローダを検出できないときは、[Browse (参照)]ボタンが有効になります。[Browse (参照)]ボタンを使用して、リモートローダのパッチインストールパスを指定します。
[Browse (参照)]ボタンは、Linux上のIdentity Managerサーバでは、デフォルトで使用可能です。Windows上では、デフォルトで使用不可です。
出力画面で選択したコンポーネントのインストールステータスをレビューし、[Done (完了)]をクリックします。
(状況によって実行)ステップ 6で選択したIdentity Managerコンポーネントにパッチが正常に適用されていることを検証します。
Linux: 次を実行します。
Identity Managerサーバトレースをチェックして、Identity Managerのバージョンがアップデートされていることを検証します。トレースウィンドウには、次の出力が表示されます。
<product version="4.5.x.x">DirXML</product>
ここで、xはIdentity Managerパッチのバージョンです。
rpm -qa | grep nov | grep 4.5コマンドを実行して、Identity Manager RPMがコンピュータにインストールされていることを検証します。
Windowsの場合: 以下を実行します。
パッチインストーラがアップデートしたファイルの変更日をチェックします。
リモートローダに正常にパッチが適用されていることを検証します。
リモートローダを起動します。
[Properties (プロパティ)]に移動し、rlconsole.exeを右クリックして[Properties (プロパティ)]を選択します。
[Details (詳細)]タブをクリックし、ファイルバージョンの値が4.5.x.xであることを検証します。
ここで、xはIdentity Managerパッチのバージョンです。
GUIからnon-rootとしてインストールを実行するには:
java1.7パスをエクスポートするか、またはinstall.shを編集してJAVA_NONROOTが正しいjava1.7パスを参照するようにします。
eDirectoryデーモンを停止します。
install.shファイルを実行します。
eDirectoryの基本の場所を参照します。たとえば、/home/<user>/eDirectoryです。
[インストール]をクリックします。
Identity Manager 4.5のパッチのサイレントインストールを実行するには、cd-imageディレクトリのpatchUpgradeSilent.Propertiesサンプルファイルを変更する必要があります。プラットフォームに応じた適切なコマンドを使用して、サイレントインストールを開始します。
Linux: <patch location>/install.sh -i silent -f <filename>
Windowsの場合: <patch location>\install.bat -i silent -f <filename>
サンプルのpatchUpgradeSilent.Propertiesプロパティファイルには、次の属性があります。
#Silent Properties File IDMPatchInstaller #eDirectory and RemoteLoader services should be stopped before installation #Set this property to true/false for Engine Upgrade for root and non root install install_Engine=true #Set this property to true/false for Remote Loader32 Upgrade install_RL32=true #Set this property to true/false for Remote Loader64 Upgrade install_RL64=true #Set this property for Engine Upgrade for NON ROOT user #eg: If the engine location is /home/eDirectoryNonRoot/eDirectory/opt/novell/eDirectory select till eDirectory(parent directory of /opt) engine_Location=/home/eDirectoryNonRoot/eDirectory/ #Set this property for Remote Loader 32-Bit Install location #Only for Windows RL32_Location=C:\\Novell\\IdentityManager\\RemoteLoader\\32bit #Set this property for Remote Loader 64-Bit Install location #Only for Windows RL64_Location=C:\\Novell\\IdentityManager\\RemoteLoader\\64bit
Windowsでは、サイレントプロパティファイルでIdentity Managerサーバのインストールパスを指定するオプションはありません。パッチインストーラは、Identity Manager 4.5のインストール時に指定されたインストールパスと同じインストールパスを使用します。
ログファイルは、次の場所にあります。
Linux: /tmp/logs/idmPatchInstall.log
Windowsの場合: \%Temp%\logs
パッチインストーラバックアップフォルダは、\%UserProfile%\PatchInstallerBackUp<Date><Time>に作成されます。バックアップフォルダは、Windowsの場合のみ作成されます。
Identity Managerパッチインストーラをrootまたはnon-rootとして実行するには:
パッチを適用するIdentity Managerインスタンスのユーザとしてコンピュータにログインします。
java1.7パスをエクスポートするか、またはinstall.shを編集してJAVA_NONROOTが正しいjava1.7パスを参照するようにします。
eDirectoryデーモンを停止します。
patchUpgradeSilent.Propertiesを編集し、engine_Locationプロパティのコメントを解除してIdentity Managerエンジンの正確な場所を参照するように設定します。
install.shファイルを実行します。
メモ:rootユーザとしてIdentity Managerのnon-rootインストールを実行した場合、次の警告が表示されます。
NetIQ recommends that you apply only patches pertaining to the installed IDM version. If you understand the risk and want to proceed, type yes else no:.
警告メッセージを無視して[はい]を入力し、先に進みます。