サイレント(非対話型)インストールでは、ユーザインタフェースは表示されず、ユーザに対する質問も行われません。代わりに、システムは.propertiesファイルの情報を使用します。デフォルトのファイルを使用してサイレントインストールを実行することも、ファイルを編集してインストールプロセスをカスタマイズすることもできます。ガイド付きインストールを実行するには、ウィザードを使用したイベント監査サービスのインストールを参照してください。
インストールの準備をするために、セクション 37.4.1, イベント監査サービスのシステム要件に記載されている前提条件とシステム要件を確認します。リリースに付属するリリースノートも参照してください。
(状況によって実行) EASユーティリティおよびPostgreSQLデータベースの管理者パスワードをサイレントインストール用の.propertiesファイルで指定しないようにするには、exportコマンドを使用します。
export ADMIN_PWD=EAS_utilities_admin_password
export DBA_PWD=PostgreSQL_dbauser_password
次に例を示します。
export ADMIN_PWD=myPassWord
この場合、サイレントインストールプロセスでは、.propertiesファイルからではなく環境からパスワードが読み込まれます。
テキストエディタで次のいずれかのプロパティファイルを変更します。これらのファイルは、デフォルトでは.isoイメージのproducts/EASディレクトリにあります。
eas_install.properties - デフォルトのインストール設定を使用する場合
eas_configure.properties - インストール設定をカスタマイズする場合(EASユーティリティおよびPostgreSQLデータベースのパスワードを指定する場合など)
次のコマンドでインストールを開始します。
./EASInstall.bin -i silent -f path_to_properties_file
次に例を示します。
./EASInstall.bin -i silent -f /root/Software/eas_configure.properties
(状況によって実行)インストールしたEASのpg_dumpなどの操作を実行するには、LD_LIBRARY_PATH変数をエクスポートする必要があります。
非rootユーザとしてサーバにログインします。たとえば、novleasユーザです。
ターミナルで次のコマンドを実行します。
. /opt/novell/sentinel_eas/bin/setenv.sh
このコマンドは、インストールフォルダからsetenv.shファイルの内容をフェッチするようシステムに指示します。