Identity Manager Roles Based Provisioning Moduleを入手するには、Identity Manager 4.0.2 Advanced Editionの.isoイメージファイルをNovellダウンロードからダウンロードします。ご使用のオペレーティングシステムに合った正しい.isoイメージファイル(例: Identity_Manager_4.0.2_Linux_Advanced.iso)を選択します。
表 2-1では、ユーザアプリケーションおよびRoles Based Provisioning Moduleに渡されるインストールファイルを説明しています。これらのファイルは、製品の/RBPMディレクトリの.isoファイルの中にあります。
表 2-1 提供されるファイルおよびスクリプト
ファイル |
説明 |
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IDMProv.war |
Roles Based Provisioning Module WARIdentity Managerユーザアプリケーション、およびIdentityセルフサービスとRoles Based Provisioning Moduleの機能が含まれています。 |
IDMUserApp.jar |
ユーザアプリケーションのインストールプログラム。 |
silent.properties |
サイレントインストールに必要なパラメータに含まれるファイルこれらのパラメータは、GUIまたはコンソールインストール手順で設定するインストールパラメータに対応します。このファイルをコピーしてから、コンテンツを修正してインストール環境に適合させる必要があります。 |
JBossPostgreSQL.bin or JBossPostgreSQL.exe |
JBossアプリケーションサーバおよびPostgreSQLデータベースをインストールする便利なユーティリティ。 Novellでは、利便性のためにJBossPostgreSQLユーティリティを提供しています。アプリケーションサーバおよびデータベースサーバがまだ会社で用意されていない場合は、JBossPostgreSQLユーティリティを使用して、これらのコンポーネントのオープンソースバージョンをインストールできます。このユーティリティを実行することで、これらのコンポーネントを個別にダウンロードせずにインストールできます。サポートが必要な場合は、コンポーネントのサードパーティプロバイダに問い合わせてください。Novellでは、Roles Based Provisioning Moduleのマニュアルに記述されている範囲を超えて、これらのコンポーネントのアップデート、管理、環境設定、または調整情報を提供しません。 このユーティリティで提供されるのはJBoss Application ServerのCommunity Editionで、JBossによるサポートはユーザフォーラム経由に限られます。ステージングおよび運用環境にはエンタープライズアプリケーションサーバを使用し、このユーティリティは開発環境の構築に使用することをお勧めします。サポートされているエンタープライズアプリケーションサーバは次のとおりです。
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nmassaml.zip |
SAMLをサポートするためのeDirectoryメソッドが含まれます。Access Managerを使用していない場合のみ必要となります。 |
rbpm_driver_install.exe |
Roles Based Provisioning Module (役割およびリソースサービスドライバ、ユーザアプリケーションドライバ、およびeDirectoryスキーマ)のメタディレクトリコンポーネント用Windowsインストールプログラム |
rbpm_driver_install_linux.bin |
Roles Based Provisioning Module (役割およびリソースサービスドライバ、ユーザアプリケーションドライバ、およびeDirectoryスキーマ)のメタディレクトリコンポーネント用Linuxインストールプログラム |
rbpm_driver_install_solaris.bin |
Roles Based Provisioning Module (役割およびリソースサービスドライバ、ユーザアプリケーションドライバ、およびeDirectoryスキーマ)のメタディレクトリコンポーネント用Solarisインストールプログラム |
Identity Manager Roles Based Provisioning Moduleをインストールするシステムには、少なくとも320MBの利用可能な保存領域とサポートするアプリケーション(データベース、アプリケーションサーバなど)に対するスペースを持つ必要があります。システムでは、時間の経過に伴って、データベースまたはアプリケーションサーバのログなど、その他のデータの増加を調整するための追加スペースが必要となります。
デフォルトのインストール場所は次のとおりです。
LinuxまたはSolaris: /opt/novell/idm
Windows: C:\Novell\IDM
インストール時に別のデフォルトインストールディレクトリを選択することもできます。ただしその場合、ディレクトリがインストール開始以前に存在しており、書き込み可能になっている必要があります(さらにLinuxまたはSolarisの場合は、非rootユーザが書き込み可能である必要もあります)。