リモートローダを使用すると、Identity Managerソリューションを柔軟に設定できます。これは、32ビットと64ビット両方のサポートを提供します。デフォルトの設定では、インストールプログラムによってオペレーティングシステムのバージョンが検出され、該当するバージョンのリモートローダがインストールされます。
図 6-4 リモートローダでサポートされているオペレーティングシステム
メタディレクトリサーバが32ビットアプリケーションとして64ビットオペレーティングシステムにインストールされている場合、同じマシンに32ビットと64ビットの両方のリモートローダをインストールすることができます。
表 6-2は、リモートローダの認定済みオペレーティングシステムおよびサポートされているオペレーティングシステムを示しています。
表 6-2 リモートローダの認定済みオペレーティングシステムおよびサポートされているオペレーティングシステム
認定済みサーバオペレーティングシステムのバージョン |
サポートあり |
メモ |
---|---|---|
Windows Server 2003 SP2 (32ビットおよび64ビット) |
新しいバージョンのサービスパックでサポート |
リモートローダは32ビットモードおよび64ビットモードで動作します。 |
Windows Server 2008 SP2 (32ビットおよび64ビット) |
新しいバージョンのサービスパックでサポート |
リモートローダは32ビットモードおよび64ビットモードで動作します。 |
Windows Server 2008 R2 SP1 (64ビット) |
新しいバージョンのサービスパックでサポート |
リモートローダは64ビットモードでのみ動作します。 |
Red Hat 5.7 (32ビットおよび64ビット) |
新しいバージョンのサポートパックでサポート |
リモートローダは32ビットモードおよび64ビットモードで動作します。Novellでは、Identity Managerをインストールする前に、製造元の自動更新機能を使用して最新のOSパッチを適用することをお勧めします。 |
Red Hat 6.2 |
新しいバージョンのサポートパックでサポート |
リモートローダは32ビットモードおよび64ビットモードで動作します。Novellでは、Identity Managerをインストールする前に、製造元の自動更新機能を使用して最新のOSパッチを適用することをお勧めします。 |
SUSE Linux Enterprise Server 10 SP4 (32ビットおよび64ビット) |
新しいバージョンのサポートパックでサポート |
リモートローダは32ビットモードおよび64ビットモードで動作します。Novellでは、Identity Managerをインストールする前に、製造元の自動更新機能を使用して最新のOSパッチを適用することをお勧めします。 |
SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1、SP2 (32ビットおよび64ビット) |
新しいバージョンのサポートパックでサポート |
リモートローダは32ビットモードおよび64ビットモードで動作します。Novellでは、Identity Managerをインストールする前に、製造元の自動更新機能を使用して最新のOSパッチを適用することをお勧めします。 |
OESプラットフォームは未認定 |
OES 2 SP3 (32ビットおよび64ビット)はサポート対象 OES 11 SP1 (64ビット)はサポート対象 |
リモートローダは32ビットモードおよび64ビットモードで動作します。Novellでは、Identity Managerをインストールする前に、製造元の自動更新機能を使用して最新のOSパッチを適用することをお勧めします。 |
Solaris 10 (64ビット) |
新しいバージョンのサポートパックでサポート |
リモートローダは64ビットモードでのみ動作します。 |
Xen |
新しいバージョンのサポートパックでサポート |
Xenは、Xen仮想マシンでSLES 10/11がゲストオペレーティングシステムとして並行仮想化モードで実行されている場合にサポートされます。 |
Red Hat Enterprise Linux 5仮想化(64ビット) |
新しいバージョンのサポートパックでサポート |
リモートローダは64ビットモードでのみ動作します。 |
Hyper-Vを使用したWindows Server 2008 R2仮想化(64ビット) |
新しいバージョンのサポートパックでサポート |
リモートローダは32ビットモードおよび64ビットモードで動作します。 |
Javaリモートローダは、ネイティブのリモートローダが利用できないプラットフォームでサポートされています。.NETリモートローダは、.NETプラットフォームバージョン2でサポートされています。