17.0 SLES 12 SP3以降のバージョンでのサンプルのIdentity Managerクラスタ展開ソリューション

この章では、共有ストレージを使用する、サポートされているSUSE Linux Enterprise Server (SLES)クラスタ環境にeDirectoryとIdentity Managerを設定する段階的な手順およびクラスタ化されたIdentity Managerの展開例について説明します。

共有ストレージを使用する運用レベルのLinux高可用性(HA)ソリューションの場合、クラスタにフェンシングメカニズムを実装することをお勧めします。クラスタにフェンシングメカニズムを実装する方法は複数ありますが、この例では、スプリットブレインディテクタ(SBD)を使用するSTONITHリソースを使用します。

図 17-1に、クラスタ展開ソリューションのサンプルを示します。

図 17-1 クラスタ展開ソリューションのサンプル