Javaリモートローダ、dirxml_jremoteは、オペレーティングシステムがネイティブリモートローダと互換性がないコンピュータにインストールします。ただし、Javaリモートローダは、ネイティブリモートローダをインストールする可能性がある同一サーバ上でも実行できます。Identity Managerは、Javaリモートローダを使用して、1つのサーバで実行されているIdentity Managerエンジンと、rdxmlが動作しない別の場所で実行されているIdentity Managerドライバとの間でデータを交換します。公式にサポートされているバージョンのJavaとともに、サポート対象の任意のLinuxコンピュータにdirxml_jremoteをインストールできます。
Identity Managerエンジンをホストするサーバで、アプリケーションシムの.isoファイルまたは.jarファイルをコピーします。これらのファイルは、デフォルトでは/opt/novell/eDirectory/lib/dirxml/classesディレクトリにあります。
Javaリモートローダをインストールするコンピュータ(ターゲットコンピュータ)にログインします。
ターゲットコンピュータに、サポートされているバージョンのJREがインストールされていることを確認します。
インストールプログラムにアクセスするため、次のいずれかの手順を実行します。
(状況によって実行) Identity Managerインストールパッケージの.isoイメージファイルがある場合は、Javaリモートローダのインストールファイルが保存されているディレクトリへ移動します。デフォルトの場所は/IDM/packages/java_remoteloaderです。
(状況によって実行) JavaリモートローダのインストールファイルをNetIQ DownloadsのWebサイトからダウンロードした場合は、次の手順を実行します。
ダウンロードしたイメージの.tgzファイルへナビゲートします。
ファイルの内容をローカルコンピュータ上のフォルダに抽出します。
dirxml_jremote_dev.tar.gzファイルをターゲットコンピュータ上の目的の場所にコピーします。たとえば、/usr/idmにファイルをコピーします。
次のいずれかのファイルをターゲットコンピュータ上の目的の場所にコピーします。
dirxml_jremote.tar.gz
dirxml_jremote_mvs.tar
mvsの詳細については、dirxml_jremote_mvs.tarファイルをuntarし、ドキュメントusage.htmlを参照してください。
ターゲットコンピュータで、.tar.gzファイルを圧縮解除して展開します。
たとえば、tar -zxvf dirxml_jremote.tar.gzです。
ステップ 1でコピーしたアプリケーションシムの.isoファイルまたは.jarファイルを、libディレクトリの下層にあるdirxml/classesディレクトリに保存します。
RDXML_PATH環境変数によってJava実行可能ファイルにアクセスできるようにdirxml_jremoteスクリプトをカスタマイズするため、次の手順を実行します。
次のいずれかのコマンドを入力して、環境変数RDXML_PATHを設定します。
set RDXML_PATH=path
export RDXML_PATH
dirxml_jremoteスクリプトを編集して、Java実行可能ファイルへのパスをJavaを実行するスクリプトラインに追加します。
展開されていないdirxml_jremote.tar.gzディレクトリのlibサブディレクトリからdirxml_jremoteスクリプトにjarファイルの場所を指定する必要があります。たとえば、/lib/*.jarです。
サンプル環境設定ファイルconfig8000.txtをアプリケーションシム用に設定します。
このサンプルファイルは、デフォルトでは/opt/novell/dirxml/docディレクトリにあります。詳細については、リモートローダとドライバの設定を参照してください。