10.2 組織図の理解

組織図にはカード形式でエンティティ情報が表示されます。これらのカードは、管理者が設定したデフォルトの組織図関係に基づいて階層順に配置されます。上部に表示されるルートまたは選択したエンティティは、組織図の開始点または方向点で、ルートエンティティ直下の子エンティティはデフォルトの関係に基づいて下部に表示されます。

各カードには管理者が定義したプライマリ属性とセカンダリ属性に基づいた情報が表示されます。これらの属性のカスタマイズ方法の詳細については、『NetIQ Identity Manager - Administrator’s Guide to the Identity Applications』の「Customizing the Organization Chart View」を参照してください。

メモ:組織チャートビューで、エンティティのプライマリ属性とセカンダリ属性が管理者によって定義されていない場合、Identity Applicationsは組織チャートページにそのエンティティのCN属性を表示します。

図 10-1は、デフォルトの組織図関係が[マネージャ-従業員]に設定されているユーザ「Margo Mackenzie」の組織図の例を示しています。

図 10-1 ダッシュボードでの組織図の例

この例では、「Margo Mackenzie」はマネージャで、「Maria Belafonte」、「Kevin Chester」、および「Allison Blake」は「Margo Mackenzie」の直属の従業員です。「Margo Mackenzie」のカードの右下隅に表示される数は、直属の従業員数を表しています。カードに表示される名の「Margo」と姓の「Mackenzie」はプライマリ属性で、役割と電子メールアドレスはセカンダリ属性です。