ユーザまたはグループの検索時に条件を複数個指定する必要がある場合は、高度な検索を使用できます。 たとえば、次のような指定内容です。
Last Name equals Smith AND Title contains Rep
検索条件の評価順序を調整するために、検索条件グループを複数個指定する場合も、これらの論理演算子を使って検索条件グループ同士を結び付けます。例として、次の検索条件を使って高度な検索を実行するケースを考えてみます(2つの検索条件グループが「または」で結ばれている)。
(Last Name equals Smith AND Title contains Rep) OR (First Name starts with k AND Department equals Sales)
図 B-2で示されているように、次を指定します。
図 B-2 [検索リスト]ページ上での高度な検索条件の指定
この検索結果を図 B-3に示します。
図 B-3 高度な検索の結果
高度な検索を実行するには、次の手順を実行します。
[ディレクトリ検索]ページを開き、新規検索をクリックします。 デフォルト設定では、[基本検索]ページが開きます。
高度な検索をクリックします。 [高度な検索]ページが表示されます。
検索語句ドロップダウンリストで、検索する情報の種類を次の中から選択します。
グループ
ユーザ
これで、この基準を使用セクションで値を指定できる状態になりました。
検索条件グループの検索条件を指定します。
検索条件グループの2つめの検索条件を指定するには、次の手順を実行します。
検索条件グループの右にある基準の追加ボタンをクリックします。
新規に追加された検索条件の左に表示される検索条件論理演算子ドロップダウンリストボックスでおよびまたはまたはを選択し、この検索条件を1つ目の検索条件と結び付けます。 条件グループ内では、2種類の論理演算子のうちから1種類のみを使用できます。
この手順をステップ 4から繰り返します。
条件を削除するには、右側の基準の削除 をクリックします。
2つ目の検索条件グループを指定するには、次の手順を実行します。
基準グループの追加をクリックします。
新規に追加した検索条件グループの上に表示される検索条件グループ論理演算子ドロップダウンリストでおよびまたはまたはを選択し、この検索条件グループを1つ目の検索条件グループと結び付けます。
この手順をステップ 4から繰り返します。
基準グループを削除するには、すぐ上の基準グループの削除をクリックします。
検索をクリックします。
検索結果が表示されます。
次に行う作業については、検索結果の使用を参照してください。
式をクリックして検索用の比較条件を選択します。 検索条件の中で使用できる比較演算は、その検索条件の中で指定した属性の種類によって決まります。
表 B-1 検索用の比較演算
属性の種類 |
選択可能な比較演算 |
---|---|
文字列(テキスト) |
|
あらかじめ設定されている選択項目リスト内の文字列(テキスト) ユーザまたはグループ(またはDNによって特定される他のオブジェクト) ブール値(TrueまたはFalse) |
|
ユーザ(項目カテゴリ: マネージャ、グループ、または直属の部下) |
|
グループ(項目カテゴリ: メンバー) |
|
日時(日付/時刻形式または日付のみ形式) 数値(整数) |
|
検索条件の中で指定した属性の種類によって、比較に使う値の指定方法が決まります。
表 B-2 比較値を入力する方法
属性の種類 |
値の指定方法 |
---|---|
文字列(テキスト) |
右側に表示されるテキストボックスにテキストを入力します。 |
あらかじめ設定されている選択項目リスト内の文字列(テキスト) |
右側に表示されるドロップダウンリストで項目を選択します。 |
ユーザまたはグループ(またはDNによって特定される他のオブジェクト) |
右側に表示されるルックアップ]ボタン、[履歴ボタン、およびリセットボタンを使用します。 |
日時(日付/時刻形式または日付のみ形式) |
右側に表示されるカレンダボタンおよび履歴ボタンを使用します。 |
数値(整数) |
右側に表示されるテキストボックスに数値を入力します。 |
ブール値(TrueまたはFalse) |
右側に表示されるテキストボックスに「true」または「false」と入力します。 |
比較演算が次のいずれかの場合は、値を指定しないでください。
存在する
存在しない
テキスト検索では大文字/小文字が区別されません。 つまり、値を入力する際に大文字を使っても小文字を使っても、検索結果は同じになります。 たとえば次の値を入力した場合、検索結果は同じになります。
McDonald
mcdonald
MCDONALD
テキストの中でワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使うこともできます。このワイルドカードは、0個以上の任意の文字を表します。 たとえば、次のような指定内容です。
Mc*
*Donald
*Don*
McD*d
検索条件には[ルックアップ]ボタン、[履歴]ボタン、および[リセット]ボタンが表示されるものもあります。 この節では、次のボタンの使用方法について説明します。
表 B-3 検索条件における[ルックアップ]ボタン、[履歴]ボタン、および[リセット]ボタン
ボタン |
動作内容 |
---|---|
|
比較に使う値を検索する |
|
比較に使われた値の履歴リストを表示する |
|
比較に使う値をリセットする |
ユーザを検索するには
ユーザ検索入力フィールドの右側にあるルックアップボタンをクリックします。
[ルックアップ]ページが表示されます。
目的のユーザを探すための検索条件を指定します。
ドロップダウンリストを使用して、検索キーの種類として名または姓を選択します。
ドロップダウンリストの横にあるテキストボックスに、検索したいユーザの名前全体または名前の一部を入力します。
入力したテキストで始まるすべての名前がヒットします。パスワードは、大文字、小文字が区別されません。テキストの中でワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使うこともできます。このワイルドカードは、0個以上の任意の文字を表します。
たとえば、次のどの検索テキストを入力した場合でも、「Chip」という名がヒットします。
Chip chip c c* *p *h*
検索をクリックします。
[ルックアップ]ページに検索結果が表示されます。
目的のユーザが検索結果に含まれている場合は、ステップ 4に進みます。含まれていない場合は、ステップ 2に戻ります。
カラムの見出しをクリックすると、検索結果を昇順または降順でソートできます。
検索結果の中から目的のユーザを選択します。
[オブジェクトルックアップ]ページが閉じ、選択したユーザの名前が、比較に使う値として該当フィールドに入力されます。
ユーザの検索条件としてのグループを検索するには、次の手順を実行します。
検索基準としてグループを追加し、検索語 フィールドの右側にあるルックアップをクリックします。
[ルックアップ]ページに検索結果が表示されます。
目的のグループを探すための検索条件を指定します。
ドロップダウンリストでは、説明しか選択できません。
ドロップダウンリストの横にあるテキストボックスに、検索したい説明全体または説明の一部を入力します。
入力したテキストで始まるすべての説明がヒットします。 パスワードは、大文字、小文字が区別されません。 テキストの中でワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使うこともできます。このワイルドカードは、0個以上の任意の文字を表します。
たとえば、次のどの検索テキストを入力した場合でも、「Marketing」という説明がヒットします。
Marketing marketing m m* *g *k*
検索をクリックします。
[ルックアップ]ページに検索結果が表示されます。
目的のグループが検索結果に含まれている場合は、ステップ 4に進みます。 含まれていない場合は、ステップ 2に戻ります。
カラムの見出しをクリックすると、検索結果を昇順または降順でソートできます。
検索結果の中から目的のグループを選択します。
[ルックアップ]ページが閉じ、選択したグループの説明が、比較に使う値として該当フィールドに入力されます。
履歴リストを使用するには、次の手順を実行します。
以前入力した値を確認したいフィールドの右側にある履歴 をクリックします。
履歴リストには、この条件に対する以前の値がアルファベット順に表示されます。
次のいずれかの操作を行います。
必要な作業 |
操作手順 |
---|---|
履歴リスト内の値を選択する |
目的の値を履歴リストから選択します。 履歴リストが閉じ、選択した値が、比較に使う値として該当フィールドに入力されます。 |
履歴リストをクリアする |
履歴のクリアをクリックします。 履歴リストが閉じ、履歴リストの内容が削除されます。 なお、履歴リストをクリアしても、比較に使う値として現在入力されている値は変更されません。 |