このセクションでは、ユーザアプリケーションでOracleデータベースを使用する場合の設定オプションについて説明します。サポートされるOracleのバージョンについては、セクション 33.4, 識別情報アプリケーションのシステム要件を参照してください。
Oracleの異なるリリースからのデータベースは、これらが同じ機能をサポートし、これらの機能が同様に実行される場合には互換性があります。互換性がない場合は、特定の機能または操作が想定されるように動作しない場合があります。たとえば、識別情報アプリケーションを展開できないスキーマの作成は失敗します。
データベースの互換性レベルを確認するには、次の手順を実行します。
データベースエンジンに接続します。
SQL Serverデータベースエンジンの適切なインスタンスに接続した後で、オブジェクトエクスプローラで、サーバ名をクリックします。
データベースを展開します。さらに、データベースに応じて、ユーザデータベースを選択するか、システムデータベースを展開してシステムデータベースを選択します。
データベースを右クリックし、プロパティをクリックします。
データベースのプロパティダイアログボックスが開きます。
ページの選択ペインで、オプションをクリックします。
現在の互換性レベルが互換性レベルリストボックスに表示されます。
互換性レベルを確認するには、クエリウィンドウで以下を入力し、実行をクリックします。
SQL> SELECT name, value FROM v$parameter
WHERE name = 'compatible';
予期される結果は12.1.0.2です
ユーザアプリケーションデータベースは、Unicodeエンコーディング文字セットを使用する必要があります。データベースを作成する際にAL32UTF8を使用してこの文字セットを指定します。
Oracle 12cデータベースにUTF-8が設定されていることを確認するには、次のコマンドを実行します。
select * from nls_database_parameters;
データベースにUTF-8が設定されていない場合、次の情報が表示されます。
NLS_CHARACTERSET WE8MSWIN1252
設定されている場合、データベースにUTF-8が設定されていることを示す次の情報が表示されます。
NLS_CHARACTERSET AL32UTF8
メモ:JDBC JARバージョンojdbc6.jarを使用することをお勧めします。
文字セットの設定の詳細については、「Choosing an Oracle Database Character Set」を参照してください。
ユーザアプリケーションを使用するには、Oracleデータベースユーザアカウントが特定の特権を持つ必要があります。SQL Plusユーティリティで、次のコマンドを入力します。
CREATE USER idmuser IDENTIFIED BY password GRANT CONNECT, RESOURCE to idmuser ALTER USER idmuser quota 100M on USERS;
ここで、idmuserはユーザアカウントを表します。