33.4 識別情報アプリケーションのシステム要件

このセクションでは、識別情報アプリケーションをインストールするサーバの最小要件について記載します。これらの要件は、PostgreSQL、Tomcat、OSP、およびSSPRのインストールにも適用されます。

インストール、特にオペレーティングシステムに関するインストールについての前提条件と考慮事項を必ず確認してください。

カテゴリ

要件

プロセッサ

1GHz

ディスクスペース

1GB

メモ:データベースやアプリケーションサーバのログなど、サポートするアプリケーションのコンテンツを格納できる十分な容量.

メモリ

512MB(4GB推奨)

オペレーティングシステム(認定済み)

次のいずれかの64ビットオペレーティングシステム:

  • Open Enterprise Server 2015 SP1

  • Open Enterprise Server 11 SP2

  • Red Hat Enterprise Linux 7.3

  • Red Hat Enterprise Linux 7.2

  • Red Hat Enterprise Linux 7.1

  • Red Hat Enterprise Linux 7.0

  • Red Hat Enterprise Linux 6.8

  • SUSE Linux Enterprise Server 12 SP1

  • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4

  • Windows Server 2012 R2

  • Windows Server 2012

次のいずれかの32ビットオペレーティングシステム:

  • Open Enterprise Server 11 SP2

NetIQでは、Identity Managerをインストールする前に、製造元の自動更新機能に従ってオペレーティングシステムの最新パッチを適用することをお勧めします。

メモ:「認定済み」とは、完全にテストされてサポートされているオペレーティングシステムを意味します。

オペレーティングシステム(サポート)

認定済みオペレーティングシステムのサービスパックの最新バージョン

メモ:「サポート」とは、まだテストされていないが機能することが想定されているオペレーティングシステムを意味します。

仮想化システム

  • Hyper-V Server 2012 R2

  • VMWare ESX 5.5以降

  • Hyper-Vを使用したWindows Server 2012 R2仮想化(サポート)

NetIQでは、NetIQ製品が動作するオペレーティングシステムを正式にサポートするエンタープライズクラスの仮想化システムでIdentity Managerをサポートします。仮想化システムのベンダーが該当のオペレーティングシステムを正式にサポートしていれば、NetIQはそのオペレーティングシステム上のIdentity Managerスタック全体をサポートします。

データベース

  • Microsoft SQL Server 2014(JDBC 3.0 3.0.1119.0)

  • Oracle 12c (JDBC 1 2.1.0.1.0)

  • PostgreSQL 9.4.10 (JDBC 4.2) (SLES 11 SP4のみ)

  • PostgreSQL 9.6.1 (JDBC 4.2) (他のサポートされるプラットフォーム)

メモ:TomcatのクラスパスにPostgreSQLバージョン(8.xまたは9.3.xなど)を含めないでください。ホームページイメージは、これらのバージョンが指定される場合にはロードされない可能性があります。

アプリケーションサーバ

Apache Tomcat 8.5.x

Java

Java Development Kit (JDK)

または

Sun (Oracle)からのJava Runtime Environment (JRE)バージョン1.8.0_112以降

ポート

8180

Webブラウザ

次のバージョン以上のいずれかのブラウザ:

  • Apple Safari 9

  • Google Chrome 51

  • Microsoft Edge

  • Microsoft Internet Explorer 11

    メモ:互換表示オプションはInternet Explorerブラウザでサポートされていません。

  • Mozilla Firefox 46

メモ:ブラウザでCookieが有効になっている必要があります。Cookieが無効な場合、この製品は動作しません。

Audit

次の監査サービスのいずれか:

  • OpenXDAS 0.8.345

  • (状況によって実行) SLES SP4 (Open XDAS)を実行しているサーバの場合:

    • openxdas-0.8.351-1.1.i586.rpm

    • openxdas-0.8.351-1.1.x86_64.rpm

  • プラットフォームエージェント2011.1r5

Domain Services for Windows(Windows対応ドメインサービス)

OES 11 SP2

ディレクトリサービス

NetIQ eDirectory 8.8.8 Patch 9 Hotfix 2

または

NetIQ eDirectory 9.0.2 Hotfix 2

メモ:NetIQでは、アイデンティティボールトとしてeDirectory 9.0.2をインストールする際に特定の制限事項を適用しています。詳細については、セクション 8.8, eDirectory 9.0.2以降での作業を参照してください。