Identity Managerエンジンとリモートローダのホットフィックスにより、Identity Managerサーバおよびリモートローダが更新されます。ホットフィックスは、ガイド(GUI)およびサイレントモードでのみインストールできます。ホットフィクスはコンソールモードはサポートしていません。
インストールのログファイルを表示するには、次の場所に移動します。
「Linux」: /tmp/logs/idmPatchInstall.log
「Windows」: \%Temp%\logs
メモ:Windowsサーバの場合、ホットフィックスは\%UserProfile%\PatchInstallerBackUp<Date><Time>ディレクトリにバックアップフォルダを作成します。
ホットフィックスをインストールする前に、次の手順を完了してください。
eDirectoryデーモンを停止します。
eDirectoryを停止しない場合は、ホットフィックスインストーラがこれを停止しようとします。プログラムがeDirectoryを停止できない場合、警告メッセージが表示されます。その場合は、eDirectoryを手動で停止する必要があります。
リモートローダサービスを停止します。
リモートローダが使用中の場合、ホットフィクスはリモートローダを更新できません。
(状況によって実行) root以外のインストールの場合、次のアクションのいずれかを実行してJavaパスを設定します。
ホットフィックスについてinstall.shEditファイルのJAVA_NONROOT変数を編集します。
Java 1.8のパスをエクスポートします。
ブラウザで、NetIQダウンロードページに移動します。
[Patches (パッチ)]で[Search Patches (パッチの検索)]をクリックします。
検索ボックスで、Identity Manager nnパッチを指定します。
ファイルのコンテンツをダウンロードして圧縮解除します。
rootインストールの場合、次の手順を実行します。
ホットフィックスをインストールするための前提条件が完了していることを確認します。詳細については、セクション 56.1.1, ホットフィックスをインストールするための前提条件を参照してください。
ホットフィックスを実行するサーバに、rootとしてログインします。
ホットフィックスファイルを圧縮解除したcd-imageディレクトリに移動します。
詳細については、セクション 56.1.1, ホットフィックスをインストールするための前提条件を参照してください。
プラットフォームに応じて次のどちらかのコマンドを実行します。
Linux 端末ウィンドウで/install.shコマンドを実行します。
Windows install.batファイルを起動します。
インストールするコンポーネントを選択し、インストールをクリックします。
(状況によって実行)リモートローダを更新するには、次のアクションを実行します。
リモートローダの停止に関する警告メッセージが表示されたら、OKをクリックします。
リモートローダを停止していることを確認します。
インストーラでご使用のコンピュータにインストールされている32ビットまたは64ビットのリモートローダを検出できない場合は、インストールされているリモートローダのパスを参照します。
メモ:デフォルトで、ホットフィックスインストーラは、Linux上のIdentity Manager サーバに対して参照オプションを用意しています。Windows上では、デフォルトで使用不可です。
選択したコンポーネントのインストールステータスを確認して、完了をクリックします。
(状況によって実行) 「Linux:」 ホットフィックスがステップ 5で選択したIdentity Managerコンポーネントに対して正常に適用されたことを確認するには、次の手順を実行します。
Identity Managerサーバトレースをチェックして、Identity Managerのバージョンがアップデートされていることを検証します。トレースウィンドウには、次の出力が表示されます。
<product version="4.5.n.n">DirXML</product>
ここで、nは、Identity Managerホットフィックスのバージョンを示します。
Identity Manager RPMがご使用のコンピュータにインストールされていることを確認するには、次のコマンドを実行します。
rpm -qa | grep nov | grep 4.5
(状況によって実行) 「Windows」: ホットフィックスがステップ 5で選択したIdentity Managerコンポーネントに正常に適用されたかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
ホットフィックスインストーラによってアップデートされたファイルの変更日がチェックされます。
リモートローダを起動します。
プロパティをクリックし、rlconsole.exeを右クリックします。
プロパティ > 詳細をクリックします。
ファイルのバージョンが4.5.n.nであることを確認します。ここで、nは、Identity Managerホットフィックスのバージョンを示します。
ガイド付きプロセスを使用して非rootインストールを実行するには、次の手順を実行します。
ホットフィックスをインストールするための前提条件が完了していることを確認します。詳細については、セクション 56.1.1, ホットフィックスをインストールするための前提条件を参照してください。
ホットフィックスを実行するサーバに、非rootユーザとしてログインします。
install.shファイルを実行します。
eDirectoryの基本の場所を参照します。たとえば、/home/<user>/eDirectoryです。
[インストール]をクリックします。
Identity Managerホットフィックスインストーラのサイレントインストールを実行するには、patchUpgradeSilent.Propertiesファイルが必要です。NetIQでは、サンプルファイルを用意しています。このファイルは、デフォルトでcd-imageディレクトリにあります。この手順は、rootまたは非rootインストールに使用できます。
ホットフィックスをインストールするための前提条件が完了していることを確認します。詳細については、セクション 56.1.1, ホットフィックスをインストールするための前提条件を参照してください。
patchUpgradeSilent.Propertiesファイルのコンテンツを変更します。
サンプルファイルには次の情報が含まれています。
#Silent Properties File IDMPatchInstaller #eDirectory and RemoteLoader services should be stopped before installation #Set this property to true/false for Engine Upgrade for root and non root install install_Engine=true #Set this property to true/false for Remote Loader32 Upgrade install_RL32=true #Set this property to true/false for Remote Loader64 Upgrade install_RL64=true #Set this property for Engine Upgrade for NON ROOT user #eg: If the engine location is /home/eDirectoryNonRoot/eDirectory/opt/novell/eDirectory select till eDirectory(parent directory of /opt) engine_Location=/home/eDirectoryNonRoot/eDirectory/ #Set this property for Remote Loader 32-Bit Install location #Only for Windows RL32_Location=C:\\Novell\\IdentityManager\\RemoteLoader\\32bit #Set this property for Remote Loader 64-Bit Install location #Only for Windows RL64_Location=C:\\Novell\\IdentityManager\\RemoteLoader\\64bit
メモ:Windowsサーバでは、ホットフィックスインストールは、Identity Manager 4.5がインストールされたときに指定されたIdentity Managerエンジンサーバと同じインストールパスを使用します。
(状況によって実行)非rootインストールの場合、engine_Locationプロパティのコメントを解除し、Identity Managerエンジンの正確な場所を参照します。
インストールプロセスを開始するため、次のいずれかのコマンドを入力します。
「Linux」: <hotfix location>/install.sh -i silent -f <filename>
「Windows」: <hotfix location>\install.bat -i silent -f <filename>
メモ:Identity Managerの非rootインストールをrootユーザとして実行する場合は、インストールプルゴラムにより、次の警告が表示されます。
NetIQ recommends that you apply only patches pertaining to the installed IDM version. If you understand the risk and want to proceed, type yes else no.
警告メッセージを無視して[はい]を入力し、先に進みます。