6.1 Identity Managerの高可用性の確認

高可用性により、データ、アプリケーション、サービスなどの重要なネットワークリソースを効率的に管理できます。NetIQでは、VMWare Vmotionなど、クラスタリングまたはHypervisorクラスタリングを介したIdentity Managerソリューションの高可用性をサポートしています。高可用性環境を計画する際には、次の考慮事項が適用されます。

  • 高可用性環境には次のコンポーネントをインストールできます。

    • 識別ボールト

    • Identity Managerエンジン

    • リモートローダ

    • Identity Reportingを除く、識別情報アプリケーション

  • Identity Manager環境のネットワークリソースの可用性を管理するには、最新のパッチがインストールされたSUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP4とともにSUSE Linux Enterprise High Availability Extensionを使用します。

  • アイデンティティボールト(eDirectory)をクラスタ環境で実行する場合は、Identity Managerエンジンもクラスタ化されます。

参照する情報...

代わりの手段...

Identity Managerコンポーネントのサーバ設定の決定

セクション 5.3.4, 推奨されるサーバセットアップ

SLES High Availability拡張機能の設定

SUSE Linux Enterprise High Availability Extention 11.SP4

SLESにおける高可用性環境の設定

セクション A.0, Identity Managerのクラスタ展開ソリューションのサンプル

クラスタ内のアイデンティティボールトの実行

セクション 7.2.4, クラスタ環境への識別ボールトのインストールに関する前提条件

NetIQ eDirectory Installation Guide』の「Deploying eDirectory on High Availability Clusters

クラスタ内の識別情報アプリケーションの実行

セクション 32.5, クラスタリング用のOSPとSSPRの設定

セクション 33.3.4, クラスタ環境で識別情報アプリケーションをインストールする場合の前提条件

セクション 36.2, クラスタリングのパーミッションインデックスの有効化

セクション 36.4, 識別情報アプリケーションで使用するクラスタの準備

セクション 38.2, クラスタリング用のユーザアプリケーションドライバの環境設定

セクション 39.6.4, 分散環境またはクラスタ化環境におけるダッシュボードのSSPRリンクの更新

SLES/RHELにおけるクラスタ内のアイデンティティアプリケーションの設定

セクション C.0, Tomcatアプリケーションサーバ上へのアイデンティティアプリケーションクラスタ展開ソリューションのサンプル