iManagerなどの管理ユーティリティを使用するすべてのワークステーションにNICIをインストールする必要があります。NICIを識別ボールトとともに使用する方法の詳細については、セクション 7.2.1, 識別ボールトのインストールに関する前提条件を参照してください。
nds-installを使用し、NICIオプションを選択します。デフォルトでは、インストールファイルはproducts\eDirectory\processor_type\setup\ディレクトリにあります。必要なNICIパッケージはシステム全体で使用されるため、NetIQでは、NICIをrootとしてインストールすることをお勧めします。ただし、必要であれば、sudoを使用して別のアカウントにアクセス権限を委任し、そのアカウントを使用してNICIパッケージをインストールすることができます。
メモ:eDirectory 8.8サービスパック3以降、NetIQでは、eDirectoryの32ビットバージョンと64ビットバージョンを単一のシステムにインストールできるようにしました。サーバに両方のバージョンをインストールした場合は、NICIの32ビットバージョンと64ビットバージョンもインストールする必要があります。
このセクションでは、次のアクティビティについて説明します。
NICIをインストールするには、次の手順を実行します。
次のコマンドの両方を実行します。
32-bit: rpm -ivh NICI_rpm_absolute_path/nici-2.7.7-0.02.i586.rpm 64-bit: rpm -ivh NICI_rpm_absolute_path/nici64-2.7.7-0.02.x86_64.rpm
メモ:eDirectory 8.8サービスパック3以降、NetIQでは、eDirectoryの32ビットバージョンと64ビットバージョンを単一のシステムにインストールできるようにしました。サーバに両方のバージョンをインストールした場合は、NICIの32ビットバージョンと64ビットバージョンもインストールする必要があります。
NICIがサーバモードに設定されていることを確認します。次のコマンドを入力します。
/var/opt/novell/nici/set_server_mode
これはeDirectory設定が失敗しないようにするための必須の手順です。
非rootユーザは、sudoユーティリティを使用してNICIをインストールできます。rootユーザは、sudo (superuser do)を使用して、特定のユーザにrootとして一部のコマンドを実行する権限を付与することができます。rootユーザは、/etc/sudoers環境設定ファイルを編集し、適切なエントリを追加することによって、これを行うことができます。
警告:sudoを使用すると、非rootユーザに制限付きのroot権限を付与することが可能になります。
NICIをインストールするサーバにsudoアカウントでログインします。
次のコマンドを実行します:
sudo rpm -ivh nici_rpm_file_name_with_path
次のコマンドでNICIを初期化します。
ln -sf /var/opt/novell/nici /var/novell/nici
(オプション) NICIがサーバモードに設定されていることを確認するには、次のコマンドを入力します。
/var/opt/novell/nici/set_server_mode
WindowsサーバにNICIをインストールするには、NICI_wx64.msiファイルを使用します。このファイルは、デフォルトではproducts\eDirectory\processor_type\windows\processor_type\niciフォルダにあります。ガイド付きプロセス(ウィザード)として、またはサイレントインストールとしてファイルを実行できます。