このセクションでは、識別情報アプリケーションを起動し、アプリケーションサーバに初めてログインする方法について説明します。クラスタ環境では、プライマリノードで手順を開始します。識別情報アプリケーションがインストールされ、展開する準備ができている必要があります。インストール後のタスクの詳細については、セクション 39.0, 識別情報アプリケーションのインストールの完了を参照してください。
このセクションでは、Tomcatアプリケーションサーバ用の起動スクリプトが必要です。
「Linux」: /etc/init.d/idmapps_tomcat_init start
「Windows」: services.msc
services.mscから、Tomcatサービスを開始します。このファイルを使用して、Tomcatサービスの再起動を停止することもできます。
ここまでの手順を実行してもブラウザにユーザアプリケーションページが表示されない場合、端末コンソールでエラーメッセージをチェックし、セクション 60.0, トラブルシューティングを参照します。
識別情報アプリケーションを起動するには
識別情報アプリケーションのデータベースを起動します。詳細については、データベースのマニュアルを参照してください。
ユーザアプリケーションでレポートを実行するには、Tomcatの起動スクリプトにDjava.awt.headless=trueフラグを追加します。次に例を示します。
JAVA_OPTS="-Djava.awt.headless=true -Dfile.encoding=UTF-8 -Dsun.jnu.encoding=UTF-8 -server -Xms1024m -Xmx1024m -XX:MaxPermSize=512m
メモ:X11 Windowsシステム上で実行している場合は、この手順を実行する必要はありません。
アイデンティティアプリケーションをインストールしているTomcatを起動します。
メモ:クラスタでは、プライマリノードのみ起動します。
コマンドラインで、インストールディレクトリを作業ディレクトリにします。
起動スクリプトを実行します。
ユーザアプリケーションドライバと通信できるようにするには、次の手順を実行します。
iManagerにログインします。
左側ナビゲーションフレームの[Roles and Tasks (役割とタスク)]>[Identity Manager]の下で[Identity Manager Overview (Identity Managerの概要)]をクリックします。
コンテンツビューで、ユーザアプリケーションドライバを含むドライバセットを指定し、[検索]をクリックします。
ドライバセットとそれに関連付けられているドライバが表示されているグラフで、ユーザアプリケーションドライバを表す赤と白のアイコンをクリックします。
[ドライバの起動]をクリックします。
ドライバは、起動時にユーザアプリケーションと「ハンドシェーク」しようとします。アプリケーションサーバが実行されていない場合またはWARが正常に展開されていなかった場合、ドライバはエラーを返します。それ以外の場合、ドライバステータスは陰陽記号に変化し、ドライバが起動されていることを示します。
役割とリソースのサービスドライバを起動するには、ステップ 6の手順を繰り返します。
ユーザアプリケーションを起動してログインするには、Webブラウザで次のURLを入力します。
http://hostname:port/ApplicationName
アプリケーションサーバ(Tomcat)の名前を表します。たとえば、myserver.domain.comです。
アプリケーションサーバのポート番号を表します。たとえば、8180です。
インストール時にアプリケーションサーバの設定情報を指定する際にアプリケーションに指定した名前を表します。たとえば、IDMProvです。
ユーザアプリケーションのランディングページの右上隅で[ログイン]をクリックします。
(状況によって実行)クラスタグループでユーザアプリケーションを有効にするには、次の手順を実行します。
[管理]をクリックします。
アプリケーション設定ポータルで[キャッシング]をクリックします。
[キャッシュマネージャー]ウィンドウの[有効なクラスタ]で[True]を選択します。
[保存]をクリックします。
サーバを再起動します。
(状況によって実行)ローカル設定を使用するには、クラスタ内の各サーバでこの手順を繰り返します。