このセクションでは、iManagerのサーババージョンとワークステーションバージョンのインストールについて説明します。
iManagerをインストールする前に、次の考慮事項を確認します。
Identity Manager 4.6は、eDirectoryの2つのバージョンをサポートしています。インストールするバージョンに応じて、互換性のあるバージョンのiManagerをインストールする必要があります。
eDirectory 9.0.2 with Hotfix 2: iManager 3.0.2 Patch 1を使用します。詳細については、『NetIQ iManagerインストールガイド』を参照してください。
eDirectory 8.8.8 Patch 9 with Hotfix 2: iManager 2.7.7 Patch 9を使用します。詳細については、『NetIQ iManagerインストールガイド』を参照してください。
識別ボールトをrootユーザとしてインストールした場合は、iManagerをrootユーザとしてインストールする必要があります。
10人を超える管理者が日常的にiManagerを同時操作する計画の場合は、iManagerを他のIdentity Managerコンポーネントと同じサーバにインストールしないでください。
管理者が1人のみの場合は、iManagerをIdentity Managerエンジンと同じサーバにインストールしてかまいません。
サポートされているOpen Enterprise Serverプラットフォームが稼働するサーバにiManagerをインストールするには、OESバージョンのパッチチャネルを使用して最新のiManagerバージョンにアップグレードする必要があります。
以前のバージョンのiManagerが、iManagerサーバセットアッププログラムにより検出された場合は、インストール処理を中止するか、すでにインストールされているiManager、JRE、およびTomcatを削除できます。たとえば、iManager 2.7.7は2.7.xバージョンを検出します。
iManagerワークステーションは自己完結型の環境であるので、同じワークステーション上にMobile iManagerの旧バージョンを含む、複数のバージョンをインストールすることができます。ただし、それらを同時に実行しようとしないでください。異なるバージョンを使用する必要がある場合は、あるバージョンを実行して終了させてから、もう一方のバージョンを実行してください。
スペースを含むパスからiManagerワークステーションを実行することはできません。たとえば、C:\NetIQ\iManager Workstation\workingなどです。
Linuxサーバではrootアクセス権限を持っている必要があり、Windowsサーバでは管理者アクセス権限を持っている必要があります。
eDirectoryツリー内で役割ベースサービス(RBS)コレクションを作成するには、管理者と同等の権利が必要になります。
iManager RBS環境設定ウィザードを実行するには、管理者と同等の権利が必要になります。
複数のバージョンのiManagerで同じeDirectoryツリーを管理するには、RBSコレクションを最新のiManagerバージョンに更新する必要があります。
iManagerをインストールする前に、Linuxサーバに特定のパッケージをインストールしておく必要があります。一般的に、.rpmファイルはhttp://rpmfind.net/linuxなどのWebサイトからダウンロードできます。
次のパッケージをインストールする必要があります。64ビットバージョンのRHELにiManagerをインストールする際でも、32ビットバージョンのRHELライブラリもインストールされていることを確認してください。
compat-libstdc++-33-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 32ビット)
compat-libstdc++-33-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
compat-libstdc++-33-version.el6.x86_64.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libstdc++-4.4.version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libstdc++-4.4.version.el6.x86_64.rpm (GUIインストールモードの場合、RHEL 6または7 64ビット)
glibc-2.12-version.el6.i686 (RHEL 6または7 64ビット)
libXau-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libxcb-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libX11-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libXext-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libXi-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libXtst-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libstdc++-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libgcc-version.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
libXrender-0.9.5-1.el6.i686.rpm (RHEL 6または7 64ビット)
次のパッケージをインストールする必要があります。
libstdc++33-32bit
(状況によって実行) SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 SP1以降のプラットフォームを実行しているサーバへのiManagerガイド付きインストールの場合は、サーバにlibXtst6-32bit-1.2.1-4.4.1.x86_64、libXrender-32bit、およびlibXi6-32bitライブラリがインストールされていることを確認します。
PKIプラグインを使用するには、次のRPMもiManagerサーバにインストールする必要があります。
SLES 11 64ビット: compat-32bit (compat-32bit-2009.1.19-2.1)
SLES 11 32ビット: compat (compat-2009.1.19-2.1)
次のパッケージをインストールする必要があります。
libstdc++33
libstdc++43
PKIプラグインを使用するには、次のRPMもiManagerサーバにインストールする必要があります。
SLES 11 64ビット: compat-32bit (compat-32bit-2009.1.19-2.1)
SLES 11 32ビット: compat (compat-2009.1.19-2.1)
Microsoftインターネットインフォメーションサービス(IIS)またはWindows版Apache HTTPサーバを使用する場合は、iManagerをこれらのWebサーバインフラストラクチャに手動で統合する必要があります。デフォルトでは、iManagerはWindowsサーバ上でTomcatを使用します。
iManagerワークステーションをインストールする前に、Linuxクライアントに次のパッケージをインストールしておく必要があります。
GTK2
GLIBC 2.3
libstdc++33
SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) 11 32ビット
SLED 11 SP1 32ビット
openSUSE 11.0 32ビット
openSUSE 11.1 32ビット
openSUSE 11.2 32ビット
openSUSE 11.3 32ビット
openSUSE 12.1
libstdc++33-32bit
SLED 11 64ビット
SLED 11 SP1 64ビット
openSUSE 11.0 64ビット
openSUSE 11.1 64ビット
openSUSE 11.2 64ビット
openSUSE 11.3 64ビット
libgtk-2_0-0-32bit
openSUSE 12.2 (64ビット)
openSUSE 12.3 (64ビット)
libXt6-32bit
openSUSE 12.2 (64ビット)
openSUSE 12.3 (64ビット)
libgthread-2_0-0-32bit
openSUSE 12.2 (64ビット)
openSUSE 12.3 (64ビット)
libXtst6-32bit
openSUSE 12.2 (64ビット)
openSUSE 12.3 (64ビット)
WindowsクライアントにiManagerワークステーションをインストールする前に、次の考慮事項を確認することをお勧めします。
Internet ExplorerがLANのプロキシサーバを使用できるようにするには、[ツール]>[インターネットオプション]>[接続]>[LANの設定]の順に選択し、[ローカルアドレスにはプロキシサーバを使用しない]を指定する必要があります。
バージョン4.91より前のNovell Clientを実行するには、iManagerワークステーションを起動する前にワークステーションにNetIQ Modular Authentication Service (NMAS)クライアントをインストールする必要があります。
いずれかのディレクトリの名前にtempまたはtmpが含まれるパス(c:\programs\temp\imanagerなど)からiManagerワークステーションを実行した場合、iManagerプラグインはインストールされません。代わりに、C:\imanagerまたは一時ディレクトリ以外のディレクトリからiManagerワークステーションを実行してください。
Windowsワークステーションで初めてiManagerワークステーションを実行するときは、ワークステーションのAdministratorsグループのメンバーであるアカウントを使用します。