4.1 コンポーネントの設定に関する考慮事項

統合インストールプロセスを使用してインストール済みコンポーネントを設定する前に、次の考慮事項を確認します。

  • 設定できるのは、ローカルコンピュータにインストールされたコンポーネントだけです。

  • インストールまたは設定の前に、統合インストールのすべての環境設定パラメータに同じパスワードを適用するようプロセスに指示できます。詳細については、セクション 3.2, 統合インストールのすべての環境設定パラメータでの同一パスワードの使用を参照してください。

  • /etc/hostsファイルにループバックアドレス127.0.0.1と実際のIPアドレスのエントリが記述されていることを確認します。詳細については、セクション 2.3, 前提条件とシステム要件を参照してください。

  • 識別情報アプリケーションおよびIdentity Reportingコンポーネントを設定する場合、[Advanced Settings (詳細設定)]を選択して、localhostが設定されているフィールドを有効なIPアドレスまたはDNS名に変更します。localhostから値を変更しないと、設定は失敗します。

  • Identity Managerサーバのみを設定する場合は、logevent.confファイル(Linux)またはlogevent.cfgファイル(Windows)にログサーバの詳細を手動で追加します。識別情報アプリケーションまたはIdentity Reportingを設定する場合にのみ、統合インストールプロセスはこのログサーバの詳細を使用してファイルを更新します。

  • デフォルトでは、Sentinel Log Management for IGAは8643ポートを使用します。 ただし、インストール後に異なるポートを使用するようにSentinel Log Management for IGAを設定できます。詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』の「インストール後の環境設定の変更」を参照してください。

  • 既存のツリーにセカンダリサーバを追加する前に、ヘルスチェックを実行する必要があります。統合インストールプロセス中にヘルスチェックは実行されません。

  • 統合インストールプロセスを使用してセカンダリサーバをツリーに追加した場合、サーバは、そのルートと専用のドライバセットパーティションのコピーのみを受け取ります。

    • さらに、このセカンダリサーバでデータ収集サービスドライバをプライマリとして使用した場合、ドライバは、レポートする必要があるオブジェクトの変更を認識できません。このサーバでデータ収集サービスドライバを設定するには、『NetIQ Identity Managerセットアップガイド』のデータ収集サービス用ドライバの設定を参照してください。

    • データ収集サービスドライバをこのセクションサーバに配置する場合、サーバが機能するには、サーバにツリーパーティションのコピーが保持されている必要があります。

設定値の詳細については、セクション 5.0, 環境設定パラメータの理解を参照してください。