16.6 Identity Reportingのアップグレード

Identity Reporting には2つのドライバが含まれます。また、OpenTextイベント監査サービスからSentinel Log Management for IGAにコンテンツを移行することが必要な場合があります。アップグレードは次の順序で実行します。

  1. Sentinel Log Management for IGAをアップグレードします。詳細については、『OpenText™ Identity Manager CE 24.4 (v4.10)インストールおよびアップグレードガイド(Linux用)』の「Sentinel Log Management for IGAのアップグレード」を参照してください。

  2. Identity Reportingをアップグレードします。

16.6.1 アップグレードの前提条件

データベースがSSL経由で設定されている場合は、C:\NetIQ\idm\apps\tomcat\confにあるパスから取得されるserver.xmlファイルでssl=trueをsslmode=requireに置き換えます。

たとえば、次のように変更します。

jdbc:postgresql://<postgres db>:5432/idmrptdb?ssl=true

変更先:

jdbc:postgresql://<postgres db>:5432/idmrptdb?sslmode=require

16.6.2 Identity Reportingのアップグレード

Identity Reportingをアップグレードする前に、Identity ApplicationsとSLM for IGAをアップグレードする必要があります。Identity Reportingをアップグレードするには、古いバージョンの上に新しいバージョンをインストールします。

Identity Reportingをアップグレードするには次の手順を実行します。

  1. Software License and Download (ソフトウェアライセンスおよびダウンロード)ポータルから、Identity_Manager_4.10.0_Windows.isoをダウンロードします。

  2. ダウンロード済みの.isoをマウントします。

  3. <ISO installed location>\IdentityReportingフォルダに移動して、install.exeを実行します。

  4. インストールで使用する言語を選択し、OKをクリックします。

  5. イントロダクションページで、次へをクリックします。

  6. 使用許諾契約書の条項を確認して同意し、次へをクリックします。

    インストールされたコンポーネントとそのバージョンが表示されます。

  7. Identity Reportingを選択して、次へをクリックします。

  8. Identity Reportingの環境設定を指定します。詳細については、Identity Reportingの環境設定ワークシートを参照してください。

  9. アップグレード前の概要ページで設定を確認し、アップグレードをクリックします。

    Identity Reportingが正常にアップグレードされたら、レポーティングユーザインタフェースにログインしてバージョンを確認します。詳細については、Identity Reportingのアップグレードの検証を参照してください。

メモ:

  • ism-configuration.propertiesファイルのcom.netiq.rpt.ssl-keystore.typeプロパティはアップグレード前に設定された値(JKS/PKCS12)を保持します。

  • Identity Reportingを4.8.7から4.10にアップグレードする場合、Java 8ベースのTomcatは次の場所にバックアップされます: c:\netiq\idm\apps\tomcat\conf。

16.6.3 Reportingのアップグレード後の手順

アップグレード中に、「when to create schema for Identity Reporting (Identity Reporting用のスキーマを作成するタイミング)」のプロンプトで[startup (起動)]または[file (ファイル)]のオプションを選択した場合は、データソースをIdentity Reportingユーザインタフェースから手動で追加する必要があります。追加するには、データソースオプションに移動して、追加をクリックし、リストからIDMDCSDataSourceを選択します。また、利用可能なデータベースが正しく実行されるように、一度起動したらTomcatを再起動してください。

Identity Reportingを4.9にアップグレードした後で、/opt/netiq/idm/apps/tomcat/conf/ディレクトリにあるism-configuration.propertiesファイルに移動し、次のアクションを実行します。

  • com.netiq.rpt.landing.urlプロパティの値を次のように変更します。

    com.netiq.rpt.landing.url = ${com.netiq.idm.osp.url.host}/idmdash/#/landing

  • com.netiq.idmdcs.landing.urlプロパティの値を次のように変更します。

    com.netiq.idmdcs.landing.url = ${com.netiq.idm.osp.url.host}/idmdash/#/landing

  • 次の形式でcom.netiq.rpt.redirect.urlプロパティの値を指定します。https:<hostname>:<port>/path

    例: com.netiq.rpt.redirect.url = https://192.168.0.1:8543/IDMRPT/oauth.html

OpenText Identity Managerを4.7.5から4.10にアップグレードすると、設定更新ユーティリティでキーストアファイルのタイプが自動的にpkcs12に変更されます。アップグレードする前に、以下のエントリについて、jksであるキーストアファイルのタイプを設定更新ユーティリティでpkcs12からjksに変更してください。

  • アイデンティティボールト証明書

  • 認証サーバ

  • 認証キー

  • RBPM

Identity Reportingを4.7.5から4.9にアップグレードした後、以下の手順を実行します。

  1. (条件によって実行) Identity Applicationsを分散セットアップでインストールした場合は、configupdate.propertiesを編集し、エディションをadvancedに変更します。

  2. configupdateで次の変更を行います。

    • 正しいOSPポートを指定します。

    • すべてのタブがTLSエントリ用に修正されていることを確認します。

  3. ism-configuration.propertiesで次のプロパティを更新します。

    com.netiq.rpt.authserver.url = https://apps.<example>.com:8543
    com.netiq.rpt.ssl-keystore.file = C:\\\\NetIQ\\\\IDM\\\\apps\\\\tomcat\\\\conf\\\\idm.jks
    com.netiq.rpt.ssl-keystore.pwd._attr_obscurity = ENCRYPT
    com.netiq.rpt.ssl-keystore.pwd = GqJVxLBPwgWLK1/ULnOb4A==:JoxqTICngaIQtU3z/u7v/w==:2jk5gzsEca+kaz6x7xjE6g==
    com.netiq.rpt.ssl-keystore.type = JKS/PKCS12
    com.netiq.idm.osp.oauth-truststore.file = C:\\\\NetIQ\\\\IDM\\\\apps\\\\tomcat\\\\conf\\\\idm.jks
    com.netiq.idm.osp.oauth-truststore.pwd._attr_obscurity = ENCRYPT
    com.netiq.idm.osp.oauth-truststore.pwd = GqJVxLBPwgWLK1/ULnOb4A==:JoxqTICngaIQtU3z/u7v/w==:2jk5gzsEca+kaz6x7xjE6g==
  4. Tomcatサービスを再起動します。

16.6.4 データベースにおけるreportRunnerへの参照の変更

Identity Reportingをアップグレードした後、およびTomcatを初めて起動する前に、データベースのreportRunnerへの参照を更新していることを確認してください。

  1. Tomcatを停止します。

  2. Identity Reportingインストールディレクトリに移動し、reportContentフォルダをORG-reportContentに名前を変更します。

    例: C:\NetIQ\idm\apps\IdentityReporting

  3. Tomcatフォルダの下にある一時および作業ディレクトリを削除します。

  4. PostgreSQLデータベースにログインします。

    1. 次のテーブルにあるreportRunner 参照を検索します。

      • idm_rpt_cfg.idmrpt_rpt_params

      • idm_rpt_cfg.idmrpt_definition

    2. 次のdeleteステートメントを発行します。

      DELETE FROM idm_rpt_cfg.idmrpt_rpt_params WHERE rpt_def_id='com.novell.content.reportRunner';
      DELETE FROM idm_rpt_cfg.idmrpt_definition WHERE def_id='com.novell.content.reportRunner';
  5. Tomcatを起動します。

    ログをチェックして、レポートが正しいreportRunnerで再生成されているかどうか確認します。

  6. Identity Reportingにログインしてレポートを実行します。

16.6.5 Identity Reportingのアップグレードの検証

  1. Identity Reportingを起動します。

  2. ツールで古いレポートと新しいレポートが表示されることを検証します。

  3. カレンダを参照し、スケジュールされたレポートが表示されるかどうかを確認します。

  4. 設定ページに管理対象アプリケーションと管理対象外アプリケーションの設定が表示されることを確認します。

  5. 他の設定がすべて正しく見えることを検証します。

  6. 完了したレポートがリストに表示されるかどうかを検証します。