30.2 パスワード同期の設定の確認

パスワード同期では、OpenText Identity Managerを使用して接続システム間でパスワードを同期できます。接続システムのパスワード同期設定を表示するには、ドロップダウンから適切なドライバセットを選択します。

パスワード同期を使用することで、次のことを行えるように接続システムを設定できます。

  • OpenText Identity Manager にパスワードを発行する。

  • OpenText Identity Managerまたは他の接続システムからパスワードを購読する。

  • 接続システムでパスワードポリシーを強制する。

  • 通知電子メールを送信する。

パスワード同期設定を確認するには、次の手順を実行します。

  1. OpenText Identity Consoleで、メインページから[パスワード同期]>[パスワード同期]を選択します。

  2. 設定を確認するドライバを含むドライバセットを選択します。

  3. リストからドライバの名前をクリックします。

    メモ:有効または無効になっている設定は、ドライバによって異なります。ドライバでサポートされている機能の設定のみを使用できます。

  4. 設定が正しく設定されていることを確認します。

    パスワードを受理するOpenText Identity Manager (発行者チャネル): このオプションを有効にすると、OpenText Identity Managerによって、接続システムからアイデンティティボールトへパスワードを送信することができます。このオプションを無効にすると、<password>要素はOpenText Identity Managerに送信されません。発行者チャネルのパスワード同期ポリシーによって、XMLから取り除かれます。

    この設定は、接続システム自身によって提供されるユーザパスワード、および発行者チャネルのポリシーを使用して作成されるパスワード値に適用されます。

    このオプションが有効になっているが、その下の[配布パスワード]オプションが無効になっている場合、接続システムから取得した<password>値は、アイデンティティボールト内のユニバーサルパスワードに直接書き込まれます。ユーザのパスワードポリシーによってユニバーサルパスワードが有効にされていない場合、パスワードはNDSパスワードに書き込まれます。

    パスワード同期に配布パスワードを使用する: この設定は、パスワードを受理するIdentity Manager (発行者チャネル)設定が有効になっている場合にのみ使用できます。

    このオプションを有効にすると、接続システムから受信したパスワード値は、配布パスワードに書き込まれます。配布パスワードは逆方向の同期が可能です。つまり、アイデンティティボールトのデータストアから取得してパスワードを同期することができます。この動作は、接続システムと双方向のパスワード同期を行うためにOpenText Identity Manager によって使用されます。OpenText Identity Managerがこのシステムから他のシステムにパスワードを配布する場合、このオプションを有効にする必要があります。

    ユーザのパスワードポリシーに従っている場合のみパスワードを受理します: この設定は、[パスワード同期に配布パスワードを使用する]設定が有効になっている場合にのみ使用できます。

    このオプションを選択すると、パスワードがユーザのパスワードポリシーに従ってない場合は、OpenText Identity Managerはそのパスワードを、この接続システムからアイデンティティボールトの配布パスワードに書き込まないか、接続システムに発行しません。

    パスワードがポリシーに準拠していない場合は、[Reset the user's password to the Distribution Password(ユーザのパスワードを配布パスワードにリセットする)]設定を有効にして、接続システム上のユーザのパスワードをリセットします。これにより、接続システムだけでなく、アイデンティティボールトでもパスワードポリシーを強制できます。このオプションを選択しない場合、接続システムでユーザパスワードが非同期になる可能性があります。ただし、このオプションを使用するかどうかを決定する際には、接続システムのパスワードポリシーを考慮する必要があります。接続システムの中には、パスワードを繰り返し使用できないようにするため、パスワードのリセットを許可していないものがあります。

    [パスワード同期の失敗を電子メールでユーザに通知する]設定を使用すると、パスワードの設定またはリセットに失敗した場合にユーザに通知できます。通知機能は、このオプションでは特に役立ちます。ユーザが、接続システムによって許可されているパスワードに変更しても、パスワードポリシーが原因でアイデンティティボールトによって拒否される場合、そのユーザは、通知を受信するか、または古いパスワードで接続システムにログインを試みるまでは、パスワードがリセットされていることに気づきません。

    常にパスワードを受理します。パスワードポリシーを無視します: この設定は、[パスワード同期に配布パスワードを使用する]設定が有効になっている場合にのみ使用できます。

    このオプションを選択すると、OpenText Identity Managerは、この接続システムにユーザのパスワードポリシーを強制適用しません。OpenText Identity Managerは、この接続システムからアイデンティティボールト内の配布パスワードにパスワードを書き込み、パスワードポリシーのコンプライアンスに関係なく他の接続システムに配布します。

    パスワードを受け入れるアプリケーション(購読者チャネル): このオプションを有効にすると、ドライバは、アイデンティティボールトからこの接続システムにパスワードを送信します。つまり、ユーザが、パスワードを発行している別の接続システムのパスワードを、アイデンティティボールトの配布パスワードに変更した場合は、そのパスワードはこの接続システムでも変更されます。

    デフォルトでは、配布パスワードはアイデンティティボールト内のユニバーサルパスワードと同じです。そのため、アイデンティティボールトでユニバーサルパスワードを変更すると、その内容は接続システムにも送信されます。

    電子メール経由でユーザにパスワード同期障害を通知する: このオプションを有効にすると、パスワードが同期、設定、またはリセットできない場合に、ユーザに電子メールが送信されます。ユーザに送信される電子メールは、電子メールテンプレートに基づいています。このテンプレートは、パスワード同期アプリケーションによって提供されます。ただし、テンプレートを動作させるには、これをカスタマイズして、通知メッセージを送信する電子メールサーバを指定する必要があります。手順については、「OpenText Identity Managerパスワード管理ガイド」のConfiguring E-Mail Notification(電子メール通知の設定)を参照してください。

  5. 完了したら、[保存]をクリックして、変更を保存します。設定はグローバル構成値として保存されます。