6.5 レプリカの管理

レプリカの追加、削除、またはレプリカタイプの変更をする前に、ターゲットレプリカの位置を慎重に計画します。詳細については、ツリーのレプリカ作成に関するガイドラインを参照してください。

6.5.1 レプリカを追加する

次の機能をディレクトリに提供するために、レプリカをサーバに追加します。

  • 障害対策

  • データへのより高速なアクセス

  • WANリンク上でのより高速なアクセス

  • 設定コンテキスト中のオブジェクトへのアクセス(バインダリサービスを使用)

レプリカを追加するには、次の操作を行います。

  1. OpenText Identity Consoleのホームページで、[パーティション管理]タイルをクリックします。

  2. [パーティション]ページで、[タイプ]ドロップダウンリストから[サーバ]を選択し、をクリックします。

  3. サーバを選択し、[レプリカビュー]ページで[レプリカの追加 ]をクリックして、複製する[パーティション名]とサーバを指定します。

  4. 次のレプリカタイプのいずれかを選択します。

    レプリカタイプ

    説明

    読み書き可能

    ユーザは、新しいレプリカの内容の読み込みと変更を両方行うことができます。このパーティションのOpenText eDirectoryオブジェクトを管理するユーザの近くに変更可能なレプリカがない場合は、このオプションを選択します。

    読み込み専用

    ユーザは、新しいレプリカの内容を読み込むことはできますが、変更はできません。このパーティションのOpenText eDirectoryオブジェクトを読み込むだけで、変更は行わないユーザの近くにレプリカがない場合は、このオプションを選択します。

    フィルタ済み読み書き可能

    ユーザは、新しいレプリカの内容の読み込みと変更を両方行うことができますが、このレプリカの内容は、フィルタで指定されたOpenText eDirectoryオブジェクトおよびプロパティのタイプに制限されます。

    フィルタ済み読み込み専用

    ユーザは、新しいレプリカの内容を読み込めても変更はできず、このレプリカの内容は、OpenText eDirectoryオブジェクトおよびフィルタで指定されたプロパティのタイプに制限されます。

  5. OKをクリックします。

詳細については、レプリカのタイプを参照してください。

6.5.2 レプリカを削除する

レプリカを削除すると、パーティションのレプリカはサーバから削除されます。

サーバをディレクトリツリーから削除する場合は、その前に、レプリカをサーバから削除します。レプリカを削除することで、サーバを削除するときに起きる問題を減らすことができます。

また、レプリカの削除により、ネットワークの同期トラフィックの量も削減できます。通常、パーティションに7個以上のレプリカは必要ありません。

マスタレプリカまたはサブオーディネートリファレンスは、削除できません。

マスタレプリカを削除するには、次の2つのオプションを利用します。

  • マスタレプリカをパーティションの別のレプリカを含むサーバへ移動し、そのレプリカを新しいマスタレプリカにします。

    これにより、元のマスタレプリカは自動的に読み書き可能レプリカに変更され、削除できるようになります。

  • パーティションをそのペアレントパーティションとマージします。

    これにより、パーティションのレプリカとペアレントパーティションのレプリカがマージされ、そのサーバからレプリカが削除されます。マージによりパーティションの境界は削除されますが、オブジェクトは削除されません。オブジェクトは、「結合」パーティションのレプリカを持つ各サーバに残ります。

レプリカを削除する場合、次の点に注意します。

  • 障害対策として、異なるサーバ上に各パーティションのレプリカを3つ以上保持します。

  • レプリカを削除すると、ターゲットサーバ上のディレクトリデータベースのコピーが削除されます。

    データベースは、ネットワークの別のサーバで引き続きアクセスできます。また、レプリカが含まれていたサーバも、OpenText eDirectoryで引き続き機能します。

    サブオーディネートリファレンスレプリカは、削除や管理ができません。サーバがパーティションのレプリカを含む場合、サブオーディネートリファレンスレプリカは、OpenText eDirectoryにより自動的にサーバ上に作成されます。ただし、サーバがパーティションのチャイルドレプリカを含む場合には、作成されません。

レプリカを削除するには、次の操作を行います。

  1. OpenText Identity Consoleのホームページで、[パーティション管理]タイルをクリックします。

  2. [パーティション]ページで、[タイプ]ドロップダウンリストから[サーバ]を選択し、をクリックします。

  3. 削除するレプリカを保持するパーティションまたはサーバを選択します。

  4. [レプリカの削除]アイコンをクリックします。

6.5.3 レプリカタイプを変更する

レプリカタイプを変更して、レプリカ情報へのアクセスを制御します。たとえば、既存の読み書き可能レプリカを読み込み専用レプリカに変更して、ユーザがレプリカに書き込んだり、ディレクトリデータを変更できないようにします。

読み書き可能レプリカ、または読み込み専用レプリカのタイプを変更できます。マスタレプリカのタイプは変更できませんが、読み書き可能レプリカまたは読み込み専用レプリカは、マスタレプリカに変更できます。これにより、元のマスタレプリカは、自動的に読み書き可能レプリカに変更されます。

通常、ほとんどのレプリカは、読み書き可能レプリカとして使用されます。読み書き可能レプリカには、クライアント操作による書き込みができます。変更が加えられると、読み書き可能レプリカは同期情報を送信します。読み込み専用レプリカには、クライアント操作による書き込みができません。しかし、レプリカを同期すると、読み込み専用レプリカは更新されます。

サブオーディネートリファレンスのレプリカタイプは、変更できません。サブオーディネートリファレンスがあるサーバに、パーティションのレプリカを配置するには、レプリカの追加操作を行う必要があります。サブオーディネートリファレンスレプリカは、パーティションの完全なコピーではありません。サブオーディネートリファレンス(レプリカ)の配置および管理は、OpenText eDirectoryで制御します。サーバがパーティションのレプリカを含む場合、サブオーディネートリファレンスレプリカは、OpenText eDirectoryにより自動的にサーバ上に作成されます。ただし、サーバがパーティションのチャイルドレプリカを含む場合には、作成されません。

レプリカタイプを変更するには、次の操作を行います。

  1. OpenText Identity Consoleのホームページで、[パーティション管理]タイルをクリックします。

  2. [パーティション]ページで、[タイプ]ドロップダウンリストから[サーバ]を選択し、レプリカの削除をクリックします。

  3. 変更するレプリカを保持するパーティションまたはサーバを選択します。

  4. [レプリカビュー]ページで、変更するレプリカタイプを選択します。

  5. レプリカタイプを変更し、[OK]をクリックします。

    レプリカタイプ

    説明

    マスタ

    ユーザは、このレプリカの内容の読み込みと変更を行うことができ、このレプリカは、下位パーティションの作成やマージなど、このパーティションに影響を与える将来のパーティション処理の出発点となります。1つのパーティションに設定できるマスタレプリカは1つだけです。

    読み書き可能

    ユーザは新しいレプリカの内容の読み込みと変更を行うことができます。このパーティションのOpenText eDirectoryオブジェクトを管理するユーザの近くに変更可能なレプリカがない場合は、このオプションを選択します。

    読み込み専用

    ユーザは新しいレプリカの内容を読み込むことができますが、変更はできません。このパーティションのOpenText eDirectoryオブジェクトを読み込むだけで、変更は行わないユーザの近くにレプリカがない場合は、このオプションを選択します。

    フィルタ済み読み書き可能

    ユーザは新しいレプリカの内容の読み込みと変更を行うことはできますが、内容はフィルタで指定されたOpenText eDirectoryオブジェクトとプロパティのタイプに制限されます。

    フィルタ済み読み込み専用

    ユーザは新しいレプリカの内容を読み込めても変更はできません。内容はフィルタで指定されたOpenText eDirectoryオブジェクトとプロパティのタイプに制限されます。

    「レプリカタイプが正常に変更されました! 」というメッセージが表示されます。

  6. OKをクリックします。

詳細については、レプリカのタイプを参照してください。