6.0 パーティションおよびレプリカの管理

パーティションは、OpenText eDirectoryツリー内の個別のデータユニットを構成するOpenText eDirectoryデータベースの論理区分です。システム管理者は、パーティションを利用してOpenText eDirectory情報を格納したり、複製したりします。各パーティションは、コンテナオブジェクト、コンテナオブジェクトに含まれるすべてのオブジェクト、およびこれらのオブジェクトについての情報で構成されます。パーティションには、ファイルシステムに関する情報、またはパーティションに含まれるディレクトリやファイルに関する情報はありません。

各サーバにOpenText eDirectoryデータベース全体のコピーを保存する代わりに、OpenText eDirectoryパーティションのコピーを作成してそれをネットワーク内の複数のサーバ上で保存できます。パーティションのコピーは、レプリカと呼ばれています。任意の数のOpenText eDirectoryパーティションのレプリカを作成し、任意のサーバに保管できます。レプリカのタイプには、マスタ、読み書き可能、読み込み専用、サブオーディネートリファレンス、フィルタ済み読み書き可能、およびフィルタ済み読み込み専用があります。

次の表で、レプリカタイプについて説明します。

レプリカ

説明

マスタ、読み書き可能、および読み込み専用

特定のパーティションのすべてのオブジェクトおよび属性が含まれます。

サブオーディネートリファレンス

ツリーの接続のために使用されます。

フィルタ済みレプリカ

パーティション全体から取得した情報のサブセットが含まれます。このサブセットは、サーバのレプリケーションフィルタによって定義された必要なクラスおよび属性のみで構成されます。レプリケーションフィルタは、インバウンド同期やローカルでの変更時にレプリカに含めることのできるクラスおよび属性を識別するために使用されます。

フィルタ済みレプリカによって、管理者はまばらで断片的なレプリカを作成できます。

  • 指定したオブジェクトクラスだけが含まれるスパースレプリカ

  • 指定した属性だけが含まれる断片レプリカ

フィルタ済みレプリカの機能により、OpenText eDirectoryに保存されているデータをアプリケーションがすばやく取得できるようになります。また、フィルタ済みレプリカを使用すると、1つのサーバにより多くのレプリカを格納できます。

読み書き可能フィルタ済みレプリカ

サーバのレプリケーションフィルタのサブセットであるクラスおよび属性をローカルで変更できます。ただし、これらのレプリカを作成できるのは、レプリケーションフィルタ内にそのクラスの必須属性がすべて含まれている場合のみです。

読み込み専用フィルタ済みレプリカ

ローカルで変更できません。

この章では、パーティションおよびレプリカの管理方法を説明します。