エラーログは、eDirectoryのインストール中に自動的に開始されます。
すべてのメッセージには重大度レベルが添付されており、そのメッセージがどれだけ重要であるかを判断する助けになります。
エラーメッセージ |
説明 |
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Fatal: 致命的エラーのメッセージは、データや機能の損失のような重大な問題を示します。 |
例:
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警告: 重大とは限らないメッセージですが、将来的に問題を引き起こす原因になる可能性があります。 |
例:
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エラー: 無効と見なされる操作が原因で示されるメッセージです。問題の発生を警告するものではありません。 |
例:
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情報: 操作が正常に完了したことや、eDirectoryサーバ内のイベントについて説明するメッセージです。 |
例:
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デバッグ: 開発者がプログラムをデバッグする際に役立つ情報が含まれるメッセージです。 |
例: ダイナミックグループの検索時に、エントリID、パーティションID、およびメンバーのDNとともに、すべてのダイナミックグループメンバーを表示します。この情報は、すべてのメンバーがeDirectoryレベルで返されることを確認する際に役立ちます。 |
Linuxでの重大度レベルの設定: サーバ側メッセージに対してエラーログ設定を行う場合は、/etc/opt/novell/eDirectory/conf/nds.conf環境設定ファイルで、n4u.server.log-levelsパラメータとn4u.server.log-fileパラメータを使用できます。
使用できる重大度レベルは、LogFatal、LogWarn、LogErr、LogInfo、およびLogDbgです(重大度が高い順)。重大度レベルの詳細については、メッセージの重大度レベルを参照してください。
デフォルトでは重大度レベルは「LogFatal」に設定されます。このため、重大度レベルが致命的エラーであるメッセージのみがログに記録されます。
重大度レベルを設定するには、nds.confファイル内で、n4u.server.log-levelsパラメータを次のように設定します。
n4u.server.log-levels=severity_level
次に例を示します。
重大度レベルをLogInfo以上に設定するには、次のように入力します。
n4u.server.log-levels=LogInfo
この設定を使用すると、重大度レベルがLogInfo以上(つまり、LogFatal、LogWarn、およびLogErr)のメッセージが、ログファイルに記録されます。
重大度レベルをLogWarn以上に設定するには、次のように入力します。
n4u.server.log-levels=LogWarn
この設定を使用すると、重大度レベルがLogWarn以上(LogFatal)のメッセージが、ログファイルに記録されます。
重大度レベルをLogDbg以上に設定するには、次のように入力します。
n4u.server.log-levels=LogDbg
この設定を使用すると、重大度レベルがLogDbgのメッセージが、ログファイルに記録されます。
メモ:ログレベル(n4u.server.log-levels)をLogDbgに設定する際に、環境変数NDSD_EVENT_DISK_CACHEをtrueに設定する必要があります。
Linuxでのログファイル名の指定: メッセージの記録先にするログファイルの場所を指定するには、nds.confファイル内でn4u.server.log-fileパラメータを使用します。デフォルトでは、ndsd.logファイルにメッセージが書き込まれます。
たとえば、メッセージを/tmp/edir.logに記録するには、次のように入力します。
n4u.server.log-file=/tmp/edir.log
システムのログにメッセージを記録するには、次のようにn4u.server.log-fileパラメータを使用します。
n4u.server.log-file=syslog
Windowsでの重大度レベルの設定
使用できる重大度レベルは、LogFatal、LogWarn、LogErr、LogInfo、およびLogDbgです(重大度が高い順)。重大度のレベルの詳細については、「メッセージの重大度レベル」を参照してください。
重大度レベルを設定するには、次の操作を行います。
[スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[NetIQ eDirectoryサービス]の順にクリックします。
[サービス]タブで、[dhlog.dlm]を選択します。
[開始パラメータ]ボックスにログのレベルを入力します。
たとえば、ログのレベルをLogErr以上に設定するには、次のように入力します。
LogLevels=LogErr
[設定]をクリックします。
[ACS環境設定]タブで、[DhostLogger]のプラス記号をクリックします。
設定した値でLogLevelパラメータが更新されます。
メモ:Windowsでは、ドライバトレースレベルの重大度は動作しません。
Windowsでのログファイル名とパスの指定
[スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[NetIQ eDirectoryサービス]の順にクリックします。
[サービス]タブで、[dhlog.dlm]を選択します。
[開始パラメータ]に、ログファイルのパスを次のように入力します。
LogFile=file_path
たとえば、ログファイルのパスを/tmp/Err.logに設定するには、[開始パラメータ]に次のように入力します。
LogFile=/tmp/Err.log
[設定]をクリックします。
[ACS環境設定]タブで、[DhostLogger]のプラス記号をクリックします。
設定した値でLogFileパラメータが更新されます。
ログファイルサイズの指定Windows上
[スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[NetIQ eDirectoryサービス]の順にクリックします。
[サービス]タブで、[dhlog.dlm]を選択します。
[開始パラメータ]に、ログファイルのパスを次のように入力します。
LogSize=size
デフォルトのファイルサイズは1MBです。
[設定]をクリックします。
[ACS環境設定]タブで、[DhostLogger]のプラス記号をクリックします。
設定した値でLogSizeパラメータが更新されます。