NMASをインストールしたら、ユーザがネットワークにログインする準備が整ったことになります。このセクションでは、ネットワークユーザに周知しておく必要があるログインエクスペリエンスの一部の追加機能について説明します。
NMASクライアントソフトウェアのインストール方法に応じて、Novell Clientのログインダイアログボックスにパスワードフィールドが表示される場合と表示されない場合があります。ユーザがバイオメトリックまたは物理デバイス(トークン)ログインファクタを使用している場合は、ネットワークにログインするためのパスワードが不要な場合があります。
パスワードフィールドの非表示に関する詳細については、Novell Client For Windowsのマニュアルを参照してください。
NMASログインメソッドを使用してネットワークにログインしているユーザは、必要なクリアランスとログインシーケンスを選択することによって、ログインをカスタマイズすることができます。そうしない場合は、最後のログインシーケンスとクリアランス(もしあれば)が使用されます。クリアランスまたはログインシーケンスが事前に指定されていない場合は、デフォルトが使用されます。
Novell Clientのダイアログボックスが表示されたら、[詳細]をクリックします。
[NMAS]タブをクリックします。
[ログイン]ドロップダウンリストから必要なログインシーケンスを選択するか、NetIQ eDirectoryツリーで最新の完全なリストをブラウズします。
ブラウズできるのは、[eDirectory]タブでeDirectoryツリーが指定されている場合だけです。
必要なユーザセッションクリアランスを指定するか、eDirectoryツリーで最新の完全なリストをブラウズします。
デフォルトで、[クリアランス]フィールドは無効になっています。[クリアランス]フィールドを有効にするには:
タスクバーで赤色のNを右クリックします。
[Novell Client Properties]>[Location Profiles]の順にクリックします。
必要なプロファイルを選択して、[プロパティ]をクリックしてから、[プロパティ]をクリックします。
[NMAS]タブで、[Display Clearance Field]を選択します。
[OK]を3回クリックします。
重要:ユーザには、ログインシーケンスごとに複数のセッションクリアランスを割り当てることができます。[クリアランス]フィールドに、必要なユーザセッションクリアランスが入力されていることを確認します。
OKをクリックします。
ユーザのワークステーションにNMASを追加すると、Windowsワークステーションをロック解除するプロセスが変更されます。通常、ユーザはWindowsの[ディスプレイ]コントロール パネルで設定するスクリーンセーバを使用して各自のワークステーションのパスワード保護を有効にできます。NMASを使用してワークステーションをロック解除するには、ユーザが代わりに最初のログインに使用したのと同じ認証プロセスを通過する必要があります。
たとえば、NMASを使用してネットワークに対する認証を受けてバイオメトリックログインメソッドを使用した場合、ワークステーションのロックを解除して使用するには、再度同じバイオメトリックログインメソッドを使用する必要があります。
Windowsワークステーションを使用している場合は、ツリーへのログインに使用したログインメソッドを使用してワークステーションをロック解除する必要があります。複数のeDirectoryツリーに接続している場合は、いずれかのeDirectoryツリー用のログインシーケンスを使用できます。デフォルトは最初のeDirectoryツリーです。
NMASクライアントトレースを収集すれば、NMAS認証の問題のトラブルシューティングに役立ちます。詳細については、「TID # 3331372」を参照してください。
タスクバーで赤色のNを右クリックします。
[Novell Connections]をクリックします。
スクロールオーバーすると、各接続に関連付けられたNMASクリアランスが表示されます。