パーティションのマスタ読み書き可能レプリカが保存されているサーバがEBA対応の場合は、そのパーティションもEBA対応と見なされます。eDirectoryでは、パーティションを非EBA対応にする操作が禁止されます。EBA対応サーバでは、パーティションとレプリカに対する操作に次の制限が加えられます。
EBA CAをホストしているサーバにツリールートパーティションのマスタレプリカが保存されている場合は、eDirectoryがそのレプリカタイプの変更を許可しません。
EBA CAがツリールートパーティションの読み書き可能レプリカが保存されているサーバによってホストされている場合は、レプリカタイプをマスタ以外に変更しないでください。レプリカタイプを[読み込み専用]/[フィルタ済み読み込みのみ]に変更すると、ツリー全体でEBA機能が停止する可能性があります。eDirectoryは、ツリールートパーティションのマスタレプリカが保存されているeDirectoryサーバがEBA対応の場合にこの制限を適用します。
メモ:従来のサーバとeDirectory 9.0サーバが混在する環境では、レプリカタイプの変更に成功する場合があります。ただし、これを行うと、EBA機能が停止する可能性があります。
パーティションのマスタレプリカがEBA対応サーバ上に存在する場合は、次の操作が失敗します。
マスタの役割を非EBA対応サーバに移動する。
サーバがEBA CAとして機能している場合に、マスタの役割を他のサーバに移動する。
親パーティションが非EBA対応で、子パーティションがEBA対応の場合は、この2つのパーティションをマージしないでください。これを行うと、EBA機能が停止する可能性があります。
eDirectoryがEBA対応モードのサーバ上で設定されている場合は、この設定がnds.confファイルのn4u.server.eba_enabledパラメータに保存されます。eDirectoryがこのサーバ上で設定解除されてから再び設定された場合は、デフォルトでEBAがオンになります。非EBAモードでサーバを設定するには、サーバ上でeDirectoryを設定する前に、nds.confファイルからこのパラメータを削除します。