このセクションではIPv6アドレスをすでにサポートしているLinuxコンピュータ上にeDirectoryを設定する方法について説明します。
ndsconfigコマンドで-Bオプションを用いてIPv6アドレスを指定することで、IPv6アドレスを用いたeDirectoryツリーを新しく設定することができます。次に例を示します。
ndsconfig new -t CORP-TREE -B [2015::3]@524 -P ldap://[2015::3]:389,ldaps://[2015::3]:636
LDAPリスナーに自動的にIPvアドレスの認識を開始させるには、eDirectoryの設定中に-PオプションでLDAP URLを指定する必要があります。初期設定の段階で指定しない場合は、後からldapconfigコマンドまたはiManagerを用いてldapInterfaces属性に追加できます。詳細については、「セクション 3.1.4, IPV6のLDAP URLのLDAPサーバオブジェクトへの追加」を参照してください。
ndsconfigコマンドの-Bオプションを用いてIPv6アドレスを指定することで、既存のIPv6のツリーにサーバを追加できます。次に例を示します。
ndsconfig add -t CORP-TREE -B [2015::4]@524 -P ldap://[2015::4]:389,ldaps://[2015::4]:636
LDAPリスナーに自動的にIPvアドレスの認識を開始させるには、eDirectoryの設定中に-PオプションでLDAP URLを指定する必要があります。初期設定の段階で指定しない場合は、後からldapconfigコマンドまたはiManagerを用いてldapInterfaces属性に追加できます。詳細については、「セクション 3.1.4, IPV6のLDAP URLのLDAPサーバオブジェクトへの追加」を参照してください。
/etc/opt/novell/eDirectory/conf/nds.confファイルに、ポート番号を含むIPv6インタフェースアドレスを追加します。コンピュータに複数のインスタンスが設定されている場合は、それぞれの環境設定ファイルにこのアドレスを追加する必要があります。
次に例を示します。
n4u.server.interfaces=164.99.90.148@524,[2015::4]@524,[2015:1234:2345:3456:abcd:bcde:cdef:aaaa]@524
http.server.interfaces=164.99.90.148@8028,[2015::4]@8028,[2015:1234:2345:3456:abcd:bcde:cdef:aaaa]@8028
https.server.interfaces=164.99.90.148@8030,[2015::4]@8030,[2015:1234:2345:3456:abcd:bcde:cdef:aaaa]@8030
以下のコマンドを使用して、ndsdを再起動します。
ndsmanage stopall ndsmanage startall
eDirectoryの初期設定の段階でLDAP URLを指定しない場合は、後からldapconfigコマンドまたはiManagerを用いて、ldapInterfaces属性にLDAP URL追加できます。次に例を示します。
ldapconfig set “ldapInterfaces=ldap://[2015::3]:389,ldaps://[2015::3]:636”
iManagerでLDAP URLを追加する:
NetIQ iManagerで[
]をクリックする。[
] > [ ]をクリックする。[
]をクリックし、LDAPサーバオブジェクトの名前をクリックして設定します。[
]をクリックし、[ ]フィールドで 。[
]をクリックし、[ ]をクリックします。