Windowsの[コントロールパネル]を使用して、WindowsサーバからeDirectory、ConsoleOne、SLP DA、およびNICIを削除します。
重要:eDirectoryを削除すると、ロールフォワードログディレクトリおよびそれに含まれるすべてのログも削除されます。このサーバのeDirectoryの復元にログを使用する予定がある場合は、eDirectoryを削除する前にロールフォワードログを別の場所にコピーする必要があります。ロールフォワードログの詳細については、『NetIQ eDirectory 8.8 SP8管理ガイド』のロールフォワードログを使用する
を参照してください。
メモ:iMonitorを使用して作成したHTMLファイルは削除されません。iMonitorを使って作成したHTMLファイルは、eDirectoryを削除する前に、<インストールディレクトリ>\novell\NDS\ndsimon\dsreportsから手動で削除してください。
eDirectoryがインストールされているWindowsサーバで、[
]>[ ]>[ ]>[ ]の順に選択します。リストから[
]、[ ]、または[ ]を選択し、[ ]をクリックします。選択したアプリケーションの削除を確認するメッセージが表示されたら、「
」をクリックします。インストールウィザードによって、該当するプログラムがサーバから削除されます。
WindowsのeDirectoryの無人アンインストールでは、無人アンインストールを円滑に実行できるように、事前定義されたテキストファイルが使用されます。eDirectoryの無人アンインストールモードを使うことで、以下の操作を実行できます。
インストールしたeDirectoryの環境設定の解除。
eDirectoryスタンドアロンアンインストール。
eDirectoryのアンインストールと設定解除の両方。
以下の節では、eDirectoryの無人アンインストールのさまざまな機能について説明します。
WindowsオペレーティングシステムのeDirectoryのアンインストールは、レスポンスファイル(remove.rsp)を使って、以下のタスクを実行することで、サイレントでかつ柔軟に実行することができます。
必要なすべてのユーザ入力が用意された完全無人アンインストール
コンポーネントのデフォルト設定
インストール中のすべてのプロンプトのバイパス
レスポンスファイルとは、Windows.iniファイルのようなセクションとキーが記述されているテキストファイルです。任意のASCIIテキストエディタを使って、レスポンスファイルの作成と編集ができます。eDirectoryはレスポンスファイルから直接アンインストールパラメータを読み取り、デフォルトのインストール値をレスポンスファイルの値に置き換えます。アンインストールプログラムは、レスポンスファイルからの値を受け入れ、プロンプトを表示せずにアンインストールを続行します。
eDirectoryのアンインストールでは、レスポンスファイル内のセクションを変更し、ツリー名、管理コンテキスト、管理者資格情報(ユーザ名やパスワード)などの情報を追加する必要があります。キーとそのデフォルト値の全リストは、eDirectoryのインストール時に提供されるサンプルのremove.rspファイルから入手できます。
メモ:eDirectoryインストール内のeDirectory\windows\x64\NDSonNT\remove.rspにあるremove.rspファイルを使用する必要があります。必須パラメータはデフォルトで、このファイルで設定されます。remove.rsp ファイルを編集するとき、キーと値のペアを結ぶ等号記号(「=」)の前後にスペースが入らないようにしてください。
無人アンインストールで使用するremove.rspファイルに管理者ユーザ資格情報を入力します。このため、管理者資格情報が漏洩しないように、アンインストール後はファイルを完全に削除してください。
eDirectoryアンインストーラの細かな設定はほとんど、手動アンインストールのデフォルト設定になっています。ただし、無人アンインストール中、各環境設定パラメータを明示的に設定する必要があります。このセクションでは、設定を解除する基本設定について説明します。
アンインストールするサーバの詳細を、アンインストーラに提供してください。この情報のほとんどは、3つのタグ[Novell:NDSforNT:1.0.0]、[Initialization]、および[Selected Nodes]で設定されます。
remove.rspの[Initialization]および [Selected Nodes]で指定されているすべての値をそのまま使用してください。
Tree Name: サーバがアンインストールされるツリーの名前。
Admin Login Name: 少なくともサーバの追加先のコンテキストに対してフル権限を持つ、ツリー内の管理者オブジェクトの名前(RDN)。ツリー内のすべての操作は、このユーザとして実行されます。
Admin Context: ツリーに追加されたユーザにはユーザオブジェクトがあり、そこにユーザ固有の詳細情報がすべて入っています。このパラメータは、管理者オブジェクトの追加先となるツリーのコンテナオブジェクトです。プライマリサーバのインストールでは、このコンテナはサーバオブジェクトと共に作成されます。
Admin Password: 前述のパラメータで作成された管理者オブジェクトのパスワード。このパスワードは、プライマリサーバのインストール時に管理者オブジェクトに対して設定されます。セカンダリサーバのインストールでは、これは新しいサーバの追加先となるコンテキストに対して権限を持っているプライマリサーバの管理者オブジェクトのパスワードである必要があります。
NDS Location: ライブラリとバイナリがコピーされる、ローカルシステムのeDirectoryのインストール場所。レスポンスファイルで変更されていない限り、eDirectoryはデフォルトでC:\Novell\NDSにインストールされます。
DataDir: eDirectory 8.8までは、DIBはNDSロケーション内にサブフォルダとしてインストールされていました。後に、管理者が別のDIBロケーションを指定するオプションが追加されました。これは、DIBに保存されるデータが多くなりすぎてNDSロケーションに収まらなくなる可能性があるためです。現在デフォルトでは、DIBはNDSロケーション内のFilesサブフォルダにインストールされますが、管理者はこのパラメータを変更して別の場所を指定することができます。
mode: eDirectoryのセットアップタイプ。セットアップには、次の3つのタイプがあります。
deconfigure: eDirectoryの環境設定解除を実行します。
uninstall: eDirectoryのアンインストールを実行します。
full: eDirectoryの設定解除とアンインストールの両方を実行します。
メモ:無人インストール時にフルセットアップモードを選択すると、eDirectoryのアンインストール時に、個別の設定解除とアンインストールオプションを選択することはできません。
ConfigurationMode: modeキーで指定したセットアップを設定解除した場合、ConfigurationModeキーのRestrictNodeRemove値を変更していないことを確認してください。
Prompt: アンインストールモードのタイプは、この変数で指定する必要があります。無人アンインストールの場合、デフォルトでは「silent」に設定されます。「silent」以外の値を設定すると、通常のアンインストールが実行されます。
前述の基本パラメータをすべて記述したレスポンスファイルのテキスト例を次に示します。
[Novell:NDSforNT:1.0.0]
Tree Name=SILENTCORP-TREE
Admin Context=Novell
Admin Login Name=Admin
Admin Password=novell
prompt=silent
<Windowsインストールドライブ>\Program Files\Common Files\novell\ni\binに常駐しているremove.cfgファイルを次のように変更します。
[PARAMETERS]0/OUTPUT_TO_FILE
変更後:
[PARAMETERS]0/OUTPUT_TO_FILE /SILENT
編集したファイルremove.rspを<Windowsインストールドライブ>\Program Files\Common Files\novell\ni\dataにコピーします。
eDirectoryにインストールされたinstall.exeは、追加パラメータを指定して、コマンドラインから起動します。必要なセットアップに応じて、次のいずれかのコマンドを実行する必要があります。
<Windows Installed Drive>\Program Files\Common Files\novell\ni\bin>install.exe -remove /restrictnoderemove /nopleasewait ..\data\ip.db ..\data\remove.rsp Novell:NDSForNT:1.0.0 0 NDSonNT
<Windowsドライブ>\Program Files\Common Files\novell\ni\dataディレクトリ内にあるip.dbファイルの名前を別の名前に変更します。
<Windowsドライブ>\Program Files\Common Files\novell\ni\dataフォルダのip_conf.dbファイルを、ip.dbにコピーします。
次のコマンドを実行します。
<Windowsがインストールされているドライブ>\Program Files\Common Files\novell\ni\bin>install.exe -remove /nopleasewait ..\data\ip.db ..\data\remove.rsp Novell:NDSForNT:1.0.0 0 NDSonNT
<Windows Installed Drive>\Program Files\Common Files\novell\ni\bin>install.exe -remove /nopleasewait ..\data\ip.db ..\data\remove.rsp Novell:NDSForNT:1.0.0 0 NDSonNT
eDirectoryまたはそれに伴うセットアップのアンインストールを実行したら、次のフォルダを削除します。
C:\Novell\NDS(デフォルトの場所、またはeDirectoryのインストールディレクトリ)
C:\Novell\NDS\Files (デフォルトの場所、またはeDirectory DIBの格納先)
<Windowsがインストールされているドライブ>:\Program Files\Common Files\Novell\ni
<Windowsがインストールされているドライブ>:\Windows\system32\NDScpa.cpl
eDirectoryがインストールされているWindowsサーバで、[
]>[ ]>[ ]>[ ]の順に選択します。リストから[
]を選択し、[ ]をクリックします。NICIの削除を確認するメッセージが表示されたら、[
]をクリックします。インストールウィザードによって、サーバからNICIが削除されます。
NICIをアンインストールした後、システムからNICIを完全に削除するには、C:\Windows\system32\novell\nici (32ビット)とC:\Windows\SysWOW64\novell\nici (64ビット)サブディレクトリを削除します。これらを削除するには、いくつかのファイルおよびディレクトリの所有権を持っている必要がある場合があります。
警告:NICIサブディレクトリの削除後は、以前にNICIで暗号かされたすべてのデータまたは情報が失われます。
Microsoft Visual C++ 2005とMicrosoft Visual C++ 2012のランタイムライブラリがeDirectory以外の製品で使用されていない場合は、次の手順を使用してそれらのランライムライブラリをアンインストールしてください。
eDirectoryがインストールされているWindowsサーバの[プログラムの追加と削除]または[ ]に移動します。
次の再配布パッケージを削除します。
Microsoft Visual C++ 2012再配布可能モジュールとMicrosoft Visual C++ 2005再配布可能パッケージ(x64)