eDirectory 8.7.3からeDirectory 8.8にアップグレードした後に、次のようなエラーが発生する可能性があります。
%%% Attempting to restart the NetIQ eDirectory SNMP subagent (ndssnmpsa)... Starting NDS SNMP Subagent ... Initialization failure. Error code : -255 Please Wait... Done %%% Unable to start ndssnmpsa... Please try starting it manually...
eDirectory 8.8ではeDirectoryがlocalhostを監視しないため、このエラーが発生します。以前のバージョンのndssnmp.cfgファイルには、デフォルトでSERVER localhostが設定されていました。
このエラーを解決するには、ndssnmp.cfgファイルを手動で編集し、監視対象となるeDirectoryサーバのホスト名を指定する必要があります。
たとえば、ndssnmp.cfgファイルに次のように入力します。
SERVER test-server
test-serverは、デフォルトのNCPポート(524)で実行されているeDirectoryのホスト名です。eDirectoryが別のポート(例:1524)で実行されている場合は、次のように入力します。
SERVER test-server:1524
サブエージェントが失敗して次のメッセージが表示される場合があります。
Unable to load library: libnetsnmp.so
この問題を解決するには、net-snmpライブラリ(libnetsnmp.so)のメジャーバージョン番号を使用して、環境変数SNMP_MAJOR_VERSIONをエクスポートします。例:次のコマンドを使用できます。
export SNMP_MAJOR_VERSION=10
Linux上でマスタエージェントが再起動される際に、ndssnmpsaを再起動する必要があります。
ndssnmpsaを再起動するには、ndssnmpsaを停止した後に再度開始します。
ndssnmpsaを停止するには、次のコマンドを入力します。
/etc/init.d/ndssnmpsa stop
ndssnmpsaを開始するには、次のように入力します。
/etc/init.d/ndssnmpsa start
Linux上でndssnmpsaを開始する際に、次のエラーが発生する可能性があります。
Error: eDirectory SNMP Initialization component. Error code: -168
Error: eDirectory SNMP Initialization component. Error code: 9
この問題を解決するには、次のコマンドを使用してndssnmpをアンロードしてからロードします。
/opt/novell/eDirectory/bin/ndssnmp -u
/opt/novell/eDirectory/bin/ndssnmp -l
SLES 9でndssnmpsaが停止されると、「*** glibc detected *** double free or corruption (!prev): 0x0819cdd0 ***」のようなエラーメッセージが画面上に表示されます。
これらのメッセージは無視することができます。
WindowsのeDirectory MIBファイル (<eDirectoryInstallRootDir>\snmp\edir.mib)では、コンパイル時にHP-OpenViewでいくつかのエラーおよび警告が出されます。これらのエラーは無視することができます。
LDAPがクリアテキストモードで実行されるように設定されていない場合は、eDirectory SNMPサブエージェントを起動する前に、SNMP環境設定ファイル(SSLKEY C:\Novell\nds\trust.derなど)でルート認証局証明書ファイルの名前を指定する必要があります。
ndssnmp.cfgは、Windows上のC:\novell\nds\snmpにあります。
eDirectory 8.8 SP8を初めてインストールする(新しいツリーを作成する)際に、サーバにインストールされているWindows SNMPサービスに依存するサービスが1つ以上ある場合、eDirectoryはSNMPサービスをシャットダウンできません。このような場合は、eDirectoryをインストールした後にSNMPを使用することができません。
次の手順に従って、SNMPサービスを再起動してください。
の順にクリックします。
の一覧で を右クリックし、 をクリックします。
[Yes to All]をクリックします。
の一覧で を右クリックし、 をクリックします。
対応しているWindowsプラットフォームのサーバにeDirectoryをインストールしている間に、SNMPグループオブジェクトの作成エラーが発生した場合は、SNMPグループオブジェクトを手動で作成する必要があります。SNMPオブジェクトを手動で作成する手順は、『NetIQ eDirectory 8.8 SP8管理ガイド』の「eDirectory and SNMP」セクションを参照してください。
Windows SNMPサービスがサーバにインストールされ、SNMPサービスに依存するサービスが1つ以上ある場合は、eDirectoryのアンインストールによってC:\novell\ndsフォルダ内のSNMPファイルがすべて削除されるわけではありません。ただし、SNMPレジストリエントリの削除や、NetIQ SNMPエージェントがDSおよびSNMPサービスによって行う設定解除プロセスなど、その他のアンインストールプロセスは正常に完了します。
アンインストールを完了するには、次の手順を実行します。
の順にクリックします。
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をクリックします。
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C:\novell\ndsフォルダに残っているSNMPファイルを手動で削除します。