あらかじめ設定されたadminユーザをセットアップできます。これにより、eDirectoryがロードされていない場合に、HTTPSTK(HTTP Protocol Stack)にアクセスできるようになります。事前に設定された管理者ユーザ(SAdmin)には、eDirectory管理者ユーザオブジェクトと同等の権利があります。サーバが、eDirectoryが適切に機能していない状態の場合、このユーザとしてサーバにログインし、eDirectoryを使用せずに実行できる必要なすべての診断およびデバッギング作業を実行します。
NetWareリモートマネージャを使用してSAdminユーザオブジェクトを有効にし、このオブジェクトのパスワードを設定または変更します。SAdminパスワードの設定や変更を行うには、eDirectoryサーバでhttpstk.nlmを実行している必要があります。
Webブラウザを開きます。
アドレス(URL)フィールドに、次の形式で入力します。
http://サーバのTCP/IPアドレス:ポート
例:
http://137.65.123.11:8028
注: デフォルトの代替ポート番号は8028です。NetWareリモートマネージャの環境設定ページでこの値を変更した場合は、変更後のポート番号を入力します。
サーバ名とIPアドレスの解決のためにDNS(Domain Name Service)をネットワークにインストールしてある場合は、IPアドレスの代わりにサーバのDNS名を入力することもできます。
ユーザ名、コンテキスト、パスワードを指定します。
[環境設定]ボタン>[Enable Emergency Account(SADMIN User)(緊急アカウントの有効化(SADMINユーザ))]の順にクリックし、[パスワードの設定]をクリックします。
SAdminパスワードを指定し、次に指定したパスワードを確認入力します。
[設定]をクリックします。
DHOSTリモートマネージャページ(/dhost URLまたはルートページからアクセス可能)を使用して、SAdminパスワードを設定します。SAdminパスワードの設定や変更を行うには、eDirectoryサーバでdhost.exeを実行している必要があります。
Solaris、Linux、AIX、またはHP-UXでSAdminパスワードを設定するには、次のいずれかの方法を使用できます。
DHOSTリモートマネージャページ(/dhost URLまたはルートページからアクセス可能)を使用して、SAdminパスワードを設定します。SAdminパスワードの設定や変更を行うには、eDirectoryサーバでNovell eDirectoryサーバを実行している必要があります。
ndsconfigユーティリティを使用して、SAdminパスワードを設定します。SAdminパスワードの設定や変更を行うには、eDirectoryサーバでndsdを実行している必要があります。
サーバコンソールから、次のように入力します。
ndsconfig set http.server.sadmin-pwd=パスワード
ここでパスワードは、新しいSAdminパスワードです。
ndsconfigユーティリティの使用に関する詳細については、『Novell eDirectory 8.8インストールガイド』の「ndsconfigユーティリティのパラメータ」を参照してください。