9.4 ごみ箱ユーティリティ

このユーティリティを使用すると、ドメインのサブツリーを管理しているときに、ごみ箱のサポートを有効にすることができます。指定されたドメイン内の非表示のNetIQRecycleBinコンテナに対するパーミッションがドメインアクセスアカウントに与えられていない場合、DRAは削除されたアカウントをごみ箱に移動することができません。

メモ:このユーティリティを使用してごみ箱が有効にした後は、この変更を管理サーバが確実に適用できるよう、アカウントキャッシュ完全更新を実行してください。

このユーティリティを使用して実行できるタスクは、次のとおりです。

  • 指定したドメイン内のNetIQRecycleBinコンテナに対する読み取りパーミッションが指定したアカウントに与えられているか検証する

  • 指定したアカウントに読み取りパーミッションを委任する

  • NetIQRecycleBinコンテナのセキュリティ設定を表示する

9.4.1 ごみ箱ユーティリティに必須のパーミッション

このユーティリティを使用するには、次に示すパーミッションを持っている必要があります。

目的の作業

必要なパーミッション

アカウントのパーミッションを検証する

NetIQRecycleBinコンテナへのアクセスでの読み取りパーミッション

NetIQRecycleBinコンテナに対する読み取りパーミッションを委任する

指定したドメイン内の管理者パーミッション

NetIQRecycleBinコンテナのセキュリティ設定を表示する

NetIQRecycleBinコンテナへのアクセスでの読み取りパーミッション

9.4.2 ごみ箱ユーティリティの構文

DRARECYCLEBINUTIL /DOMAIN: ドメイン名 [/DC: コンピュータ名 ] {/DELEGATE: アカウント名 | /VERIFY: アカウント名 | /DISPLAY}

9.4.3 ごみ箱ユーティリティのオプション

ごみ箱ユーティリティの設定には、次に示すオプションが利用できます。

/DOMAIN:ドメイン

ごみ箱が置かれているドメインのNETBIOS名またはDNS名を指定します。

/SERVER: コンピュータ名

指定されたドメインのドメインコントローラの名前またはIPアドレスを指定します。

/DELEGATE: アカウント名

指定したアカウントにアクセス権を委任します。

/VERIFY: アカウント名

指定したアカウントのパーミッションを検証します。

/DISPLAY

指定したドメイン内のNetIQRecycleBinというコンテナのセキュリティ設定を表示します。

9.4.4 ごみ箱ユーティリティの例

次に、一般的なシナリオでのコマンド使用例を示します。

例1

MYCOMPANY\JSmithというユーザアカウントがhou.mycompany.comというドメイン内のNetIQRecycleBinというコンテナに対するパーミッションを読み込んだことを検証するには、次のコマンドを入力してください、

DRARECYCLEBINUTIL /DOMAIN:HOU.MYCOMPANY.COM /VERIFY:MYCOMPANY\JSMITH

例2

MYCOMPANYというドメイン内のNetIQRecycleBinというコンテナに対する読み取りパーミッションをMYCOMPANY\DraAdminsというグループに委任するには、次のコマンドを入力してください。

DRARECYCLEBINUTIL /DOMAIN:MYCOMPANY /DELEGATE:MYCOMPANY\DRAADMINS

例3

HQDCというドメインコントローラを使用してhou.mycompany.comというドメイン内のNetIQRecycleBinというコンテナに関するセキュリティ設定を表示するには、次のコマンドを入力してください。

DRARECYCLEBINUTIL /DOMAIN:HOU.MYCOMPANY.COM /DC:HQDC /DISPLAY