7.4 BitLocker回復パスワード

Microsoft BitLockerは回復パスワードをActive Directoryに格納します。BitLocker回復というDRAの機能を使用すると、アシスタント管理者にエンドユーザが紛失したBitLockerパスワードを見つけて復旧できるように権限を委任することができます。

重要:BitLocker回復パスワードの機能を使用する前に、必ず、使用するコンピュータをドメインに割り当てて、BitLockerをオンにしてください。

7.4.1 BitLocker回復パスワードの表示とコピー

あるコンピュータのBitLockerパスワードを紛失したら、Active Directoryでそのコンピュータのプロパティから回復パスワードキーを使用してリセットすることができます。パスワードキーをコピーし、エンドユーザに提供します。

回復パスワードを表示およびコピーするには:

  1. Delegation and Configurationコンソールを起動し、ツリービュー構造を展開します。

  2. Account and Resource Management]ノードで、[すべての管理対象オブジェクト]>[ドメイン]>[コンピュータ]の順に選択します。

  3. 必要なコンピュータをコンピュータリストから右クリックし、[プロパティ]を選択します。

  4. BitLocker回復パスワード]タブをクリックしてBitLockerの回復パスワードを表示します。

  5. BitLockerの回復パスワードを右クリックし、[コピー]をクリックしてから、必要なテキストファイルやスプレッドシートにテキストを貼り付けます。