4.3 ダイナミック配布グループの管理

ダイナミック配布グループとは、メールが有効なActive Directoryのグループオブジェクトです。電子メールメッセージやその他の情報を迅速に大量送信をするために作成することができます。

ダイナミック配布グループのメンバーシップリストは、グループにメッセージが送信されるたびに、定義するフィルタおよび条件に基づいて計算されます。これは、定義されたメンバーセットを含む正規の配布グループとは異なります。電子メールメッセージがダイナミック配布グループに送信されると、組織内でそのグループに定義されている条件に一致する受信者に届きます。

DRAがサポートする機能は次のとおりです。

  • 監査とUIレポーティング

  • ダイナミック配布グループの列挙のサポート

  • ダイナミック配布グループのNetIQ Reporting Center (NRC)レポート

  • ダイナミック配布グループのトリガ操作のサポート

  • Exchangeのダイナミック配布グループのUI拡張機能のサポート

ダイナミック配布グループのタスク:

ダイナミック配布グループを作成する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリーの中にダイナミック配布グループを作成することができます。また、新規のダイナミック配布グループに関し、グループメンバーなどのプロパティを変更することもできます。

メモ:

  • 企業によってはポリシーで命名規則が定められている場合があります。その場合は、その規則に従って新規のダイナミック配布グループに割り当てられる名前が決まります。

  • デフォルトでは、DRAが新規のダイナミック配布グループを管理対象ドメインのユーザOUの中に配置します。

ダイナミック配布グループのクローンを作成する

管理対象ドメイン内のローカルとグローバルのダイナミック配布グループの両方でクローンを作成することができます。ダイナミック配布グループのクローンを作成することにより、元のダイナミック配布グループと同じ種類および属性を持つダイナミック配布グループを新たに作成することができます。

ダイナミック配布グループのクローンを作成することにより、同様のプロパティを持つ別のダイナミック配布グループをベースにして簡単にダイナミック配布グループを作成することができます。ダイナミック配布グループのクローンを作成すると、その選択されたダイナミック配布グループの値を使って[ダイナミック配布グループのクローンを作成する]ウィザードの設定が行われます。新しいダイナミック配布グループのプロパティを変更することもできます。

ダイナミック配布グループを別のコンテナに移動する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内にある別のコンテナ(OUなど)にダイナミック配布グループを移動することができます。

ダイナミック配布グループを削除する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリーの中のローカルおよびグローバルのダイナミック配布グループを削除できます。そのドメインでごみ箱が無効になっている場合、ダイナミック配布グループを削除すると、そのダイナミック配布グループはActive Directoryから永久に削除されます。そのドメインでごみ箱が有効になっている場合、ダイナミック配布グループを削除すると、そのダイナミック配布グループはごみ箱に移動し、ダイナミック配布グループのプロパティが無効になります。

ごみ箱の詳細については、「ごみ箱の管理」を参照してください。

警告:ダイナミック配布グループを作成するとき、Microsoft WindowsによってSID (Security Identifier)がそのダイナミック配布グループに割り当てられます。SIDはダイナミック配布グループ名から生成されるものではありません。Microsoft Windowsは、SIDを使用して各リソースのACL (Access Control Lists)に特権を記録します。ダイナミック配布グループを削除した場合、それと同じ名前で新規にダイナミック配布グループを作成しても、削除前のダイナミック配布グループのアクセス権を復活させることはできません。

ダイナミック配布グループのプロパティを変更する

ローカルおよびグローバルのダイナミック配布グループのプロパティを変更することができます。所有する権限により、管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内のグループに対して変更できるプロパティが異なります。

フィルタを指定する

ダイナミック配布リストのメンバーシップは、そのフィルタで決まり、そのフィルタはユーザが定義できます。

条件を指定する

条件には、ダイナミック配布グループのメンバーになるためにオブジェクトが満たす必要のある基準が定義されます。