Sentinel 7.4 SP4には、新機能が追加され、さらに使いやすくなっており、以前にあった問題もいくつか解決されています。
これらの改善の多くは、お客様から直接ご提案いただいたものです。皆様の貴重なお時間とご意見に感謝いたします。弊社の製品が皆様のご期待に添えるよう、引き続きお力添えを賜りたく存じます。フィードバックは当社オンラインコミュニティ「NetIQ Communities」のSentinelフォーラムからお寄せください。こちらのコミュニティには、製品情報、ブログ、役立つリソースへのリンクなども掲載されています。
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このリリースノートの最新バージョンは、『Sentinel 7.4サービスパック4リリースノート』を参照してください。
次のセクションでは、本リリースの主な機能と拡張、さらに解決された問題について概説します。
Sentinel 7.4 SP4では、CVE-2016-1000031の脆弱性を解決するための追加の修正が用意されています。
Sentinel 7.4 SP4にはJava 8 update 102が付属しています。これにより、セキュリティの脆弱性が修正され、さらにSentinelのパフォーマンスが改善されています。
一部のSentinelコンポーネントでは、通信にTLSv1.0を使用できます。セキュリティ体制を強化し、既知の脆弱性を回避するため、TLSv1.0を無効にして、SentinelでTLSv1.1やTLSv1.2などの新しいバージョンのTLSを使用できるようになりました。
TLSv1.0を無効にするには、Sentinelサーバ、Collector Manager、Correlation Engine、NetFlow Collector Managerで次の手順を実行してください。
novellユーザとしてログインします。
/opt/novell/sentinel/jdk/jre/lib/security/java.securityファイルを編集します。
次のように、TLSv1を無効化アルゴリズムのリストに追加します。
jdk.tls.disabledAlgorithms=SSLv3, TLSv1, RC4, MD5withRSA, DH keySize < 768
Sentinelサービスを再起動します。
(バグ928738)
Sentinelでは、キーストアのパスワードを変更するためのchg_keystore_pass.shスクリプトが用意されています。
セキュリティ上のベストプラクティスとして、NetIQは、Sentinel 7.4.4にアップグレードしたらすぐにキーストアのパスワードを変更することをお勧めします。
キーストアのパスワードを変更するには、次の手順を実行してください。
Sentinelサーバにnovellユーザでログインします。
/opt/novell/sentinel/binディレクトリに移動します。
chg_keystore_pass.shスクリプトを実行し、画面上に表示されるメッセージに従ってキーストアのパスワードを変更します。
(条件付き)レポートの作成にSentinelプラグインSDKを使用している場合、NetIQ Knowledgebase Article 7018370に記載されている手順を実行してください。
(バグ1000651およびバグ881263)
Sentinel 7.4 SP4には、いくつかの問題を解決するソフトウェア修正が含まれています。
問題: Sentinelでは、エクスポートした関連付けディレクトリ内にあるイベント関連付けデータがクリーンアップされません。そのため、ディレクトリのサイズが増加し、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。(バグ891686)
修正: Sentinelでは、デフォルトで、エクスポートした関連付け(/var/opt/novell/sentinel/data/eventdata/exported_associations)ディレクトリ内にあるイベント関連付けデータが14日間保持されるようになりました。ただし、この保持期間は変更することができます。
イベント関連付けデータの保持期間を変更するには、次の手順を実行してください。
Sentinelサーバにnovellユーザでログインします。
/etc/opt/novell/sentinel/config/configuration.propertiesファイルを開きます。
ファイルに次の行を追加します。
sentinel.exportedAssociations.retention.period=<保持期間>
たとえば、エクスポート関連付けファイルの保持期間を90日に設定する場合は、次のようにします。
sentinel.exportedAssociations.retention.period=90
変更したconfiguration.propertiesファイルを保存します。
Sentinelを再起動します。
問題: コレクタのインスタンスは、データの処理に1つのCPUスレッドを使用します。その結果、イベントソースから大量のデータが送られると、コンピュータ上に未使用のCPUリソースがある場合でも、コレクタに過負荷がかかることがあります。(バグ908321)
修正: コンピュータ上で使用されていないCPUリソースがある場合に、複数のスレッドを使用するようにコレクタのインスタンスを設定できます。この強化を加えることで、コレクタが1秒あたりに処理可能なイベント数が増加します。
スレッド数を設定するには、[コレクタの編集]ダイアログボックスで[コレクタの設定]タブをクリックします。[スレッド数]を、使用するスレッドの最大数に設定します。
メモ:この変更は、1つのイベントを解析するために複数のメッセージを必要とするイベントソースには影響しません。
問題: 環境の問題または相関ルールが正しく設定されていないために、短時間に何千ものアラートを受信すると、Sentinel Webインタフェースではそれらのアラートがすぐに表示されません。すべてのアラートが表示されるまでに最大24時間かかる場合があります。(バグ930941)
修正: Sentinel Webインタフェースでは、アラートを受信するとすぐにすべてが表示されるようになりました。
問題: 複数のレポートを同時に生成しようとして、指定した時間範囲に対してイベント数が多いと、1つ以上のレポートが応答しなくなります。最終的に、Sentinelでは例外が表示されます。この事象はほとんど発生しません。(バグ1007500)
修正: 複数のレポートを同時に生成できるようになりました。
問題: MongoDBデータベースでは、1つのログファイルにログを書き込むため、ログファイルのサイズが非常に大きくなります。これにより、多くのメモリが消費され、パフォーマンスの問題を引き起こす可能性があります。(バグ720668)
修正: MongoDBデータベースでは、1つのログファイルに書き込む代わりに、複数のログに交代で書き込まれようになりました。ただし、交代するこれらのログもサイズが大きくなる場合があります。これを回避するため、Sentinelでは、最新のログファイルがデフォルトで10個しか保持されません。この設定を変更するには、次の手順を実行します。
Sentinelサーバにnovellユーザでログインします。
/etc/opt/novell/sentinel/config/configuration.propertiesファイルを開きます。
sentinel.mongodb.max.logfiles設定プロパティに必要な値を指定します。たとえば、Sentinelで最新のMongoDBデータベースログファイルを50個保持する場合、プロパティを次のように設定します。
sentinel.mongodb.max.logfiles=50
変更したconfiguration.propertiesファイルを保存します。
Sentinelを再起動します。
問題: データをOracleデータベースに同期すると、データ同期処理が応答しなくなり、最終的に停止します。これが発生する原因は、データ同期ポリシーによりOracle JDBCドライバのANALYZE関数が呼び出され、インデックスデータの照会中にパフォーマンスの問題が発生するためです。(バグ979344)
修正: データの処理中に、データ同期ポリシーによりANALYZE関数が呼び出されなくなりました。
メモ:Sentinelでは、パフォーマンスの問題を回避するため、Oracleデータベーステーブル内のデータに対するインデックスの再作成が自動で実行されなくなりました。データに対するインデックスの再作成は手動で行う必要があります。
問題: 多数のデータベースログメッセージが、短時間でログファイルに書き込まれます。これにより、ログファイルのサイズが非常に大きくなり、大量のメモリを消費するため、Sentinelのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。(バグ998859)
修正: ログレベルは、Sentinel 7.4.4で変更されます。Sentinelでは、データベースログメッセージがログファイルに書き込まれなくなりました。
問題: Sentinelの高可用性(HA)において、環境設定ファイルを更新することにより、またはSentinelのメインインタフェースで変更を加えることにより、アクティブノードでSentinelをカスタマイズした場合に、パッシブノードにその変更が反映されません。手動で同期を開始する必要があります。
たとえば、次に示すシナリオでは、手動で同期を開始する必要があります。
以下のように/etc/opt/novell/sentinel/config/databasePlatforms.xmlファイルのプロパティを更新することにより、通信プロトコルをSSLに変更した場合。
ssl=require
SentinelがFIPSモードになっていると、すべてのパッシブノードをFIPSモードに変換する同期は、完全には実行されません。そのようなシナリオでフェ-ルオーバーが発生すると、Sentinelのメインインタフェースが起動しません。
アクティブノードのLDAP設定を変更すると、変更はパッシブノードに同期されません。このため、パッシブノードでLDAPアカウントを認証することはできません。
(バグ845850)
修正: Sentinelの高可用性(HA)において、アクティブノード上で次のいずれかの方法でSentinelをカスタマイズした場合に、変更がパッシブノードに正しく反映されるようになりました。
環境設定ファイルを更新する
Sentinelのメインインタフェースで変更を加える
変更を加えた後に、アクティブノード上でcsync2 -x -vを実行してください。
ハードウェア要件、サポートされるオペレーティングシステム、およびブラウザについて詳しくは、Sentinel技術情報ページを参照してください。
Sentinel 7.2以降からSentinel 7.4 SP4にアップグレードすることができます。
Sentinel 7.4以降のバージョンはChange Guardian 4.2以降と互換性があります。Sentinelにイベントを送信するChange Guardianサーバを使用している場合は、Sentinelをアップグレードする前に、まずChange Guardianサーバ、エージェント、Policy Editorをバージョン4.2にアップグレードする必要があります。これにより、アップグレード後も継続してSentinelがChange Guardianからのイベントを受信できます。
NetIQダウンロードWebサイトからSentinelインストーラをダウンロードしてください。Sentinel 7.4 SP4へのアップグレードの詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド
』の「Sentinelのアップグレード」を参照してください。
WebYaSTを使用してSentinelアプライアンス7.3 SP2以降をアップグレードできるのは、『Sentinel 7.3.2リリースノート』の「Upgrading NetIQ Change Guardian RPM
」の説明に従ってNetIQ Change Guardian RPMを手動でアップグレードした場合に限ります。
Sentinel 7.3 SP2より前のバージョンからアプライアンスをアップグレードする場合は、アップグレードを完了するのにユーザ対話が必要となるため、zypperコマンドラインユーティリティを使用します。WebYaSTでは、必要なユーザ対話を実行できません。zypperを使用したアプライアンスのアップグレードについて、詳しくは『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』の「zypperを使用したアプライアンスのアップグレード
」を参照してください。
(バグ956278)
Sentinel 7.2 SP2またはそれ以前のバージョンからアップグレードしている場合、次のようにします。
アップグレードすると[ユーザにアラートの管理を許可]の許可がクリアされるので、この許可を検索プロキシの役割のユーザに手動で割り当てます。その役割がリモートのアラート検索を実行するには、この許可が必要です。
詳細については、『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Configuring Roles and Users
」を参照してください。
新しいバージョンのSentinelとSentinelのマニュアルの整合性を保つには、アップグレードした後、検索プロキシユーザの役割の名前をデータプロキシユーザに変更します。
NetIQ Corporationは、弊社の製品が企業のソフトウェアの必要にかなった質の高いソリューションを提供できるよう努めています。次の問題は、現在調査中です。いずれかの問題についてさらに支援が必要な場合は、テクニカルサポートに連絡してください。
Sentinel 7.3 SP1以降に含まれるJava 8アップデートとセキュリティ脆弱性の修正により、次のプラグインが影響を受ける可能性があります。
Cisco SDEEコネクタ
SAP (XAL)コネクタ
Remedy Integrator
これらのプラグインの問題について、NetIQが標準の欠陥処理ポリシーに従って問題の優先度を定め、修正します。サポートポリシーの詳細については、サポートポリシーを参照してください。
セクション 4.1, アクティブノードをFIPS 140-2モードに変換した後、Sentinelの高可用性で同期を手動で開始する必要がある
セクション 4.4, Sentinelアプライアンスをバージョン7.4 SP1以降にアップグレードするときに警告が表示される
セクション 4.6, Sentinelをバージョン7.3 SP1以降にアップグレードした後、Sentinel UNIXエージェント7.4からイベントを受信できない
セクション 4.7, Sentinelアプライアンスをバージョン7.3 SP1以降にアップグレードした後にNFSストレージを環境設定するとエラーが発生する
セクション 4.8, Sentinelを7.3 SP1より前のバージョンから7.3 SP1以降のバージョンにアップグレードするときのSentinelサーバログの例外
セクション 4.9, Sentinelをバージョン7.3 SP1以降にアップグレードした後、Secure Configuration Managerからイベントを受信できない
セクション 4.12, 関連付けられているコレクタが複数の接続モードをサポートしている場合、エージェントマネージャコネクタはイベントの接続モードプロパティを設定しない
セクション 4.14, ヒントテーブル検索がアップグレードされたSentinelインストール環境でアラートフィールドの完全なリストを返さない
セクション 4.21, ベースラインの再生成中、セキュリティインテリジェンスダッシュボードに無効なベースライン期間が表示される
セクション 4.22, 単一のパーティションに多数のイベントが存在すると検索の実行中にSentinelサーバがシャットダウンする
セクション 4.24, 汎用ホスト名解決サービスコレクタが有効であるとSentinel汎用コレクタパフォーマンスが低下する
セクション 4.25, FIPS 140-2モードのSentinelが、セキュリティインテリジェンス、Netflow、およびアラートデータにアクセスできない
セクション 4.26, SentinelはSentinelアプライアンスネットワークインタフェースをデフォルトで設定しない
セクション 4.32, 非FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、エラーが表示される
セクション 4.33, WebYaSTでSentinel 7.2よりも前のバージョンからのアプライアンスのアップデートが失敗する
セクション 4.38, IssueSAMLToken監査イベントがセキュリティインテリジェンスダッシュボードに間違った情報を表示する
セクション 4.39, SentinelエージェントマネージャがNULL値のWindows挿入文字列フィールドをキャプチャしない
問題: Sentinel HAでアクティブノードをFIPS 140-2モードに変換すると、すべてのパッシブノードをFIPS 140-2モードに変換するための同期が完全に実行されません。手動で同期を開始する必要があります。(バグ1014472)
解決策: 次の手順を実行します。
アクティブノードにrootユーザとしてログインします。
/etc/csync2/csync2.cfgファイルを開きます。
次の行を変更します。変更前:
include /etc/opt/novell/sentinel/3rdparty/nss/*;
変更後:
include /etc/opt/novell/sentinel/3rdparty/nss;
csync2.cfgファイルを保存します。
次のコマンドを実行して、手動で同期を開始します。
csync2 -x -v
問題: Sentinelで、Sentinel Link Connectorからイベント受信することができません。(バグ996775)
解決策: Sentinel Link Connectorバージョン2011.1r4ではこの問題が解決されています。SentinelプラグインWebサイトで正式にリリースされるまでは、プレビューバージョンのConnectorをプレビューセクションからダウンロードできます。
問題: NetIQ eDirectory Instrumentationは、プラットフォームエージェントを介して監査コネクタに接続できません。したがって、SentinelはeDirectoryからイベントを受信できません。この問題が発生する原因は、Sentinel 7.4 SP2で使われているJava 8 update 77で非推奨となったMD5 RSA証明書アルゴリズムをeDirectory Instrumentationが使用しているためです。(バグ985312)
解決策: eDirectoryインストラメンテーションでカスタム証明書を使用できるようにするには、NetIQ Knowledgebase Article 7017764に記載されている手順を実行してください。
問題: アプライアンスをバージョン7.4 SP1以降にアップグレードする際、Sentinelで次の警告が表示されます。
Failed to set encrypted password
(バグ967764)
解決策: この警告は無視してください。アップグレードに影響はありません。
問題: Sentinel SDKを使用してレポートの作成ができません。(バグ966406)
解決策: Sentinel SDKを使用してレポートを作成するには、NetIQ Knowledgebase Article 7017293に記載された手順を実行します。
問題: Sentinel 7.3 SP1に組み込まれたセキュリティ脆弱性の修正により、セキュリティ保護接続のための通信メカニズムが変更されました。これらの変更点はSentinel UNIXエージェント7.4との互換性がありません。そのため、SentinelはSentinel UNIXエージェント7.4からイベントを受け取ることができません。(BUG 953990)
解決策: 現時点で解決策はありません。この問題は、互換性のあるSentinel UNIXエージェントのバージョンが入手できるようになったときに解決されます。
問題: Sentinelアプライアンスをバージョン7.3 SP1以降にした後、NFSをセカンダリストレージの場所として設定しようとすると、Sentinelでエラーが表示されます。(バグ934851)
解決策: Sentinelアプライアンスをアップグレードした後、次のコマンドを使用してSLESオペレーティングシステムを再起動します。
init 6
問題: Sentinelをバージョン7.3からバージョン7.3 SP1にアップグレードし、Sentinelサーバを起動すると、以下の例外がサーバログに記録されることがあります。
Invalid length of data object ......
(バグ933640)
解決策: 例外を無視します。この例外によるSentinelのパフォーマンスへの影響はありません。
問題: Sentinelは、Secure Configuration Managerとの通信にDiffie-Hellmanプロトコルを使用します。Logjamの脆弱性の修正の一部として、SentinelでのDiffie-Hellmanプロトコル用証明書キーサイズが大きくされ、2048になりました。しかし、Secure Configuration Managerでは、デフォルトの証明書キーサイズ(1024)が使用されています。この不一致のため、Secure Configuration ManagerがSentinelと通信できなくなります。(バグ935987)
解決策: Secure Configuration Managerをバージョン6.1にアップグレードします。詳細については『NetIQ Secure Configuration Manager 6.1 Release Notes』を参照してください。
または
次の手順を実行します。
警告:この解決策を実行すると、『Sentinel 7.3.1リリースノート
』にある「セキュリティ脆弱性の修正」で明記されたLogjam脆弱性の修正が上書きされます。
novellユーザとしてログインし、/etc/opt/novell/sentinel/config/configuration.propertiesファイルを開きます。
次の行の先頭に#を入力して、コメントアウトします。
jdk.tls.ephemeralDHKeySize=2048
Sentinelを再起動します。
問題: Sentinelアラートビューおよびアラートダッシュボードで、IPアドレスフィールドにIPv6アドレスを使用したアラートが表示されません。(バグ924874)
解決策: SentinelでIPv6アドレスが関係するアラートを表示するには、NetIQナリッジベース記事7016555で言及されている手順を実行してください。
問題: SentinelリンクコネクタにBar Mitzvahセキュリティ脆弱性がある。Sentinelリンクコネクタでは、SSLおよびTSLプロトコルでRC4アルゴリズムが使用されており、そのためにストリームの先頭バイトに対するプレーンテキスト回復攻撃が可能になる場合があります。詳細については、CVE-2015-2808を参照してください。(バグ933741)
解決策: Sentinel Link Connectorバージョン2011.1r4ではこの問題が解決されています。SentinelプラグインWebサイトで正式にリリースされるまでは、コネクタをプレビューセクションからダウンロードできます。
問題: イベントを解析するコレクタが複数の接続モードをサポートしている場合、エージェントマネージャコネクタのバージョン2011.1r3はイベントのCONNECTION_MODEプロパティを設定しません。(バグ880564)
解決策: エージェントマネージャコネクタのバージョン2011.1r5でこの問題は解決しています。SentinelプラグインWebサイトで正式にリリースされるまで、コネクタはプレビューセクションからダウンロードできます。
問題: Sentinelエージェントマネージャは、SMServiceHost.exe.configファイルのRawDataTapFileSize属性に指定されている生データファイルサイズ構成の値を無視して、ファイルサイズが10 MBに達すると生データファイルへの書き込みを停止します。(バグ867954)
解決策: ファイルサイズが10 MBに達したら、生データファイルの中身を別のファイルに手動でコピーしてから中身を消去すると、Sentinelエージェントマネージャが新しいデータを書き込めるようになります。
問題: Sentinel のアップグレードされたインストール環境で、Webインタフェースのヒントテーブルのアラート属性を検索すると、検索はアラートフィールドの完全なリストを返しません。しかし、検索を消去すると、ヒントテーブルにアラートフィールドが正常に表示されます。(バグ914755)
解決策: 現時点で解決策はありません。
問題:
目視可能文字形式のIPv6アドレスフィールドを外部データベースと同期しようとするとデータ同期が失敗します。IPアドレスフィールドにドット表記の目視可能文字形式で取り込むようにSentinelを構成するには、『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Creating a Data Synchronization Policy
」で詳細情報を参照してください。(バグ913014)
解決策: この問題を解決するには、ターゲットデータベースでIPアドレスフィールドの最大サイズを手動で最低46文字に変更してから、データベースを再同期してください。
問題: ユーザの役割のセキュリティフィルタが空白で、イベント表示許可がない役割であると、イベント検索を実行しても検索が完了しません。検索には、無効なイベント表示許可に関するエラーメッセージは表示されません。(バグ908666)
解決策: 以下のいずれかのオプションを使用して、役割をアップデートしてください。
[この基準に一致するイベントのみ]フィールドに条件を指定します。その役割のユーザにイベントが表示されないようにするには、NOT sev:[0 TO 5]と入力します。
[システムイベントの表示]を選択します。
[すべてのイベントデータを表示(生データとNetFlowデータを含む)]を選択します。
問題: Sentinel 7.2から新しいバージョンにアップグレードされた保存済み検索を編集する際、検索レポートCSVの出力フィールドを指定するのに使用する[イベントフィールド]パネルがスケジュールページにありません。(バグ900293)
解決策: Sentinelをアップグレードしたら、スケジュールページに[イベントフィールド]パネルが表示されるように、検索を再作成して再スケジュールします。
問題: ルールの相関要約ページの[アクティビティ統計情報]パネルの[起動回数]の隣にあるアイコンをクリックすることにより、ルールが展開または有効化された後に生成されたすべての相関イベントを検索しても相関イベントが返されません。(バグ912820)
解決策: イベント検索ページの[開始]フィールドの値を、フィールドに取り込まれた時間よりも早い時間に変更してから、再び[検索]をクリックします。
問題: アラートビューで[すべて選択]をクリックしてアラートを選択し、いくつかを選択解除してから、アラートを変更すると、更新されたアラートビューで新着アラートも選択されています。変更するために選択したアラート数が間違っているだけでなく、新しい着信アラートも変更されているように見えてしまいます。しかし、初めに選択したアラートのみが変更されています。(バグ904830)
解決策: カスタムの時間範囲でアラートビューを作成すると、新着アラートがアラートビューに表示されません。
問題: 毎秒あたりのイベント数(EPS)の高いロードがあるSentinelシステムに、過去のセキュリティインテリジェンス(SI)データをロードしようとすると時間がかかります。(バグ908599)
解決策: 過去データを含むセキュリティインテリジェンスダッシュボードを作成する場合、可能であれば、システムのロードが少ないときにダッシュボードを展開するようにしてください。現時点ではほかの解決策はありません。
問題: セキュリティインテリジェンスベースラインの再生成中に、ベースラインの開始日と終了日が誤って「1/1/1970」と表示されます。(バグ912009)
解決策: ベースラインの再生成が完了すると、正しい日付にアップデートされます。
問題: 単一のパーティションで索引付けされたイベントが多数ある場合、検索の実行中にSentinelサーバがシャットダウンします。(バグ913599)
解決策: 1日に少なくとも2つのパーティションが開かれるように保持ポリシーを作成します。1つ以上のパーティションが開かれるようにすることで、パーティションで索引付けされたイベント数を減らすことができます。
[estzhour]フィールドに基づいてイベントをフィルタリングする保持ポリシーを作成して、特定の時間帯を追跡します。つまり、estzhour:[0 TO 11]をフィルタとして使用して1つの保持ポリシーを作成し、estzhour:[12 TO 23]をフィルタとして使用して別の保持ポリシーを作成できます。
詳細については『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Configuring Data Retention Policies
」を参照してください。
問題: report_dev_setup.shスクリプトを使用して、ファイアウォール例外のSentinelポートを構成すると、Sentinelでエラーが発生します。(バグ914874)
解決策: 次の手順を実行して、ファイアウォール例外のSentinelポートを構成してください。
/etc/sysconfig/SuSEfirewall2ファイルを開きます。
次の行を変更します。変更前:
FW_SERVICES_EXT_TCP=" 443 8443 4984 22 61616 10013 289 1289 1468 1443 40000:41000 1290 1099 2000 1024 1590"
変更後:
FW_SERVICES_EXT_TCP=" 443 8443 4984 22 61616 10013 289 1289 1468 1443 40000:41000 1290 1099 2000 1024 1590 5432"
Sentinelを再起動します。
問題: Microsoft Active DirectoryおよびWindows Collector上で汎用ホスト名解決サービスコレクタが有効である場合、Sentinel汎用コレクタパフォーマンスが低下します。リモートCollector Manager instancesがイベントを送信するとEPSが50%減少します。(バグ906715)
解決策: 現時点で解決策はありません。
問題: FIPS 140-2モードでSentinelをインストールすると、セキュリティインテリジェンスデータベースへのコネクタが開始されないため、Sentinelはセキュリティインテリジェンス、Netflow、およびアラートデータにアクセスできません。(バグ915241)
解決策: FIPS 140-2モードでインストールと構成をしたら、Sentinelを再起動してください。
問題: Sentinelアプライアンスのインストール時にネットワークインタフェースがデフォルトで構成されません。(バグ867013)
解決策: ネットワークインタフェースを構成するには、次のようにします。
[ネットワーク環境設定]ページで、[ネットワークインタフェース]をクリックします。
ネットワークインタフェースを選択して、[編集]をクリックします。
[Dynamic Address]を選択して、[DHCP]か[Static assigned IP Address]のどちらかを選択します。
[Next]をクリックしてから[OK]をクリックします。
問題: オペレーティングシステムの言語設定が変更されていると、Sentinelで検索結果をエクスポートするときにWebブラウザがエラーを表示することがあります。(バグ834874)
解決策: 検索結果を適切にエクスポートするには、次のいずれかを行ってください。
検索結果をエクスポートする際、エクスポートファイル名から特殊文字(ASCII文字以外)を除く。
オペレーティングシステム言語設定でUTF-8を有効にし、マシンを再起動してから、Sentinelサーバを再起動する。
問題: ディスク容量が2TBを超えるシステムで、Sentinelがインストール後に自動で起動しないことがあります。(バグ846296)
解決策: ワンタイムアクティビティとして、次のコマンドを指定し、Sentinelサービスを手動で開始してください。
rcsentinel start
問題: Sentinelアプライアンスのインストールで、KerberosモジュールにKerberos認証を設定すると、Kerberosクライアントの環境設定が成功したという確認メッセージがコンソールに表示されます。しかし、Kerberosモジュールを再度表示すると、[Enable Kerberos Authentication]オプションの選択が解除されています。(バグ843623)
解決策: 現時点で解決策はありません。
問題: 1つのレポート結果のPDF(特に、100万イベントの特定のレポート結果の場合)が開くのを待っている間に、別のレポート結果のPDFをクリックしても表示されません。(バグ804683)
解決策: 2番目のレポート結果のPDFをもう一度クリックすると、レポート結果が表示されます。
問題: Sentinel環境でFIPS 140-2モードが有効になっていると、エージェントマネージャにWindows認証を使用したときに、エージェントマネージャデータベースとの同期が失敗します。(バグ814452)
解決策: ご使用のSentinel環境でFIPS 140-2モードが有効になっている場合は、エージェントマネージャにSQL認証を使用してください。
問題: 非FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、正常に完了しますが、次のエラーが2回表示されます。
/opt/novell/sentinel/setup/configure.sh: line 1045: [: too many arguments
(バグ810764)
解決策: 現時点で利用可能な修正または解決策はありません。インストーラはエラーを表示しますが、Sentinel高可用性環境設定は非FIPS 140-2モードで正常に動作します。
問題: アップグレードパッケージのベンダがNovellからNetIQに変更されたため、Sentinel 7.2よりも前のバージョンからのアプライアンスのアップデートが失敗します。(バグ780969)
解決策:
アプライアンスのアップグレードにはzypperコマンドを使用してください。詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド
』の「zypperを使用したアプライアンスのアップグレード」を参照してください。
問題: 同じ名前の相関ルールがすでにシステムに存在する場合、ソリューションマネージャで相関ルールがインストールされない。NullPointerExceptionエラーがコンソールのログに記録されます。(バグ713962)
解決策: すべての相関ルールに固有の名前を付けるようにしてください。
問題: WebインタフェースからSentinelリンクアクションを実行すると、Sentinelコントロールセンターから実行したSentinelリンクコネクタのインテグレータテストが失敗しても、Sentinelに成功メッセージが表示される。(バグ710305)
解決策: 現時点で解決策はありません。
問題: セキュリティインテリジェンスダッシュボードとアノマリー定義に同じ名前が付いていると、[アノマリーの詳細]ページでダッシュボードリンクが無効になります。(バグ715986)
解決策: ダッシュボードとアノマリー定義を作成するときは、固有の名前を使用してください。
問題: Sentinel WebインタフェースのコンピュータのクロックがSentinelサーバのクロックより遅れていると、Sentinel Webインタフェースで[アクティブな検索ジョブ]の[期間]と[アクセス]列に負の数字が表示される。たとえば、Sentinel Webインタフェースのクロックが1:30PMに設定され、Sentinelサーバのクロックが2:30 PMに設定されていると、[期間]と[アクセス]の列に負の数字が表示されます。(バグ719875)
解決策: Sentinel Webインタフェースのアクセスに使用するコンピュータの時間が、Sentinelサーバコンピュータの時間と同じ、またはSentinelサーバコンピュータの時間より進んでいることを確認してください。
問題: セキュリティダッシュボードにログインし、IssueSAMLToken監査イベントの検索を実行すると、IssueSAMLToken監査イベントが間違ったホスト名(InitiatorUserName)または(IPアドレス) SourceIPを表示します。(バグ870609)
解決策: 現時点で解決策はありません。
問題: イベントデータの収集中、SentinelエージェントマネージャはNULL値のWindows挿入文字列フィールドをキャプチャしません。(バグ838825)
解決策: 現時点で解決策はありません。
弊社の目標は、お客様のニーズを満たすマニュアルの提供です。改良点に関するご意見は、Documentation-Feedback@netiq.comまで電子メールでお寄せください。貴重なご意見をぜひお寄せください。
詳細な連絡先情報については、サポート連絡先情報Webサイトを参照してください。
一般的な会社情報と製品情報については、NetIQ CorporateのWebサイトを参照してください。
他のユーザやNetIQのエキスパートとやり取りするには、弊社のコミュニティのアクティブなメンバーになってください。NetIQオンラインコミュニティでは、製品情報、有益なリソースへの役立つリンク、ブログ、およびソーシャルメディアチャネルが用意されています。
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