Sentinel 7.4サービスパック2リリースノート

2016年6月

Sentinel 7.4 SP2には、新機能が追加され、さらに使いやすくなっており、以前にあった問題もいくつか解決されています。

これらの改善の多くは、お客様から直接ご提案いただいたものです。皆様の貴重なお時間とご意見に感謝いたします。弊社の製品が皆様のご期待に添えるよう、引き続きお力添えを賜りたく存じます。フィードバックは当社オンラインコミュニティ「NetIQ Communities」のSentinelフォーラムからお寄せください。こちらのコミュニティには、製品情報、ブログ、役立つリソースへのリンクなども掲載されています。

本製品のマニュアルは、NetIQ WebサイトからHTML形式およびPDF形式で入手することができます。ログインしなくてもマニュアルページにアクセスできます。マニュアルを改善するためのご提案がございましたら、NetIQ Documentationページに掲載されている本マニュアルのHTML版で、各ページのコメントアイコンをクリックしてください。本製品をダウンロードするには、Sentinel製品のアップグレードWebサイトをご覧ください。

このリリースノートの最新バージョンは、『Sentinel 7.4サービスパック2リリースノート』を参照してください。

1.0 新機能

次のセクションでは、本リリースの主な機能と拡張、さらに解決された問題について概説します。

1.1 Java アップグレード

Sentinel 7.4 SP2にはJava 8 update 77が付属しています。これにより、セキュリティの脆弱性が修正され、さらにSentinelのパフォーマンスが改善されています。

1.2 セキュリティ脆弱性の修正

Sentinel 7.4 SP2では、認証の迂回および任意ファイルのアップロード(CVE-2016-1605)に関するセキュリティ脆弱性が解決されています。この脆弱性(ZDI-CAN-3717)は、トレンドマイクロのZero Day Initiativeに協力するrgod氏によって発見されました。

1.3 拡張機能

Sentinelイベントスキーマのフィールドの追加

Sentinelイベントスキーマに、次の2つのイベントフィールドが含まれるようになりました。

  • SourceInterface

  • TargetInterface

これらのフィールドは、(ネットワークデバイスなどの)イベントソースによって生成されるイベントに通常含まれるインタフェース名に使用されます。インタフェース名を含むイベントを生成するイベントソースの種類には、ファイアウォール、スイッチ、ルータなどがあります。

これらのフィールドの情報を使って操作を実行できるようになりました。たとえば、これらのフィールドの値に基づいて相関値を適用できます。(バグ974187)

イベントビューチャートでの可視化機能の拡張

イベントビューでの積み重ねグラフの積み重ね(スタック)サイズが小さすぎて、情報が見にくくなる場合があります。Sentinelの積み重ねグラフで任意のスタックをクリックすると、セカンダリチャートが表示されるようになりました。セカンダリチャートには、選択した時間スロットにおける円グラフが描画され、これによってイベントの可視化が改善されます。(バグ948046)

イベントビューの複製機能

既存のイベントビューを複製できるようになりました。また、複製したイベントビューですべてのイベントビュー環境設定フィールドを編集して保存することもできます。(バグ948036)

Sentinelナビゲーションパネルの使いやすさの改善

Sentinel 7.4 SP2では、ナビゲーションパネルが次のように使いやすくなりました。

  • [レポートと検索]パネル内のすべてのカテゴリがデフォルトで縮小表示されるようになりました。これにより、全カテゴリの長いリストをスクロールする必要がなくなり、対象のカテゴリだけを展開して操作できます。(バグ949072)

  • [レポートと検索]パネルの下に[すべてを展開]および[すべてを縮小]ボタンが新しく追加されました。これらのボタンを使用すると、レポートとカテゴリ グループの長いリストを簡単にナビゲートして管理することができます。(バグ949142)

コレクタマネージャと相関エンジンのインストール許可の拡張

管理者の役割を持つ任意のユーザがコレクタマネージャおよび相関エンジンをインストールできるようになりました。

以前は、adminユーザだけにコレクタマネージャと相関エンジンをインストールする許可が与えられました。これによって、コレクタマネージャと相関エンジンをインストールする担当者にadminユーザの資格情報を与える必要があったため、組織のセキュリティ方針が順守されない状況が生じる場合がありました。現在では、管理者の役割を持つ任意のユーザの資格情報を使用してコレクタマネージャと相関エンジンをインストールできるようになりました。(バグ952168)

1.4 ソフトウェアの修正

Sentinel 7.4 SP2には、いくつかの問題を解決するソフトウェア修正が含まれています。

以前のリリースでのソフトウェアの修正および機能拡張のリストについては、特定のリリースノートを参照してください。

アラートダッシュボードで一部のアラートを管理できない

問題: アラートダッシュボードで一部のアラートを閉じたり、割り当て/編集操作を行ったりできず、Sentinelでこれらが継続的に表示されます。この事象はほとんど発生しません。(バグ932378)

修正: このようなアラートを管理できるようになりました。

Sentinelのログに警告メッセージが繰り返し書き込まれる

問題: Sentinelのログファイルに次の警告メッセージが3分おきに書き込まれます。

<timestamp> | INFO | jvm 1 | XML configuration warning in file:/etc/opt/novell/sentinel/sm-bridge/attributeValuesEtl.xml(38:7): The content of element type "etl" must match "(description?,properties?,connection*,(script*,query*)*)"

しかし、このメッセージに伴ってSentinelの機能やパフォーマンスに影響はありません。(バグ963803)

修正: Sentinelのログにこの警告メッセージが書き込まれなくなりました。

リモートSentinelサーバイベントに特殊文字が含まれる場合、レポート生成が失敗する

問題: 分散レポーティングで、リモートSentinelサーバからのイベントに特殊文字が含まれる場合、レポート生成が失敗します。(バグ974900)

修正: 特殊文字を含むリモートSentinelサーバイベントがSentinelでエンコードされるようになりました。

report_dev_setup.shスクリプトの実行後にファイアウォールが有効になる

問題: report_dev_setup.shスクリプトを実行するとファイアウォールが有効になります。いくつかのSentinelポートを介した通信では、これによりエラーが発生することがあります。(バグ820239)

修正: report_dev_setup.shスクリプトの実行後に、Sentinelでファイアウォールのステータスが保持されるようになりました。

データソースとしてSentinel Log Managerサーバを追加するとSentinel Webインタフェースで警告が表示される

問題: データフェデレーションのデータソースとしてSentinel Log Managerサーバを追加すると、次の警告がSentinel Webインタフェースに表示されます。

Target <IP address> does not support Operation EPS

しかし、この警告に伴う影響はありません。データソースとしてSentinel Log Managerサーバが正常に追加されます。(バグ961319)

修正: データソースとしてSentinel Log Managerサーバを追加するときに、この警告が表示されなくなりました。

適切な権限を持つ非管理者ユーザがアラートを割り当てることができない

問題: [ユーザにアラートの管理を許可]権限を持つ非管理者ユーザがアラートを割り当てようとすると、Sentinelでエラーが表示されます。(バグ971694)

修正: [ユーザにアラートの管理を許可]権限を持つユーザがアラートを割り当てることができるようになりました。

トリガーイベントからコピーされたイベントフィールドが、カスタマイズされたイベントフィールドを上書きする

問題: トリガーイベントからコピーされたイベントフィールドが、カスタマイズされたイベントフィールドを常に上書きします(相関ルールの設定から除去されている場合でも)。(バグ969898)

修正: 選択に応じてイベントフィールドが正しくコピーされるようになりました。

イベント基準でイベントソースを選択するときにSentinel Webインタフェースが停止する

問題: 500個を超えるイベントソースが存在する場合、イベント基準でイベントソースを選択しようとするとSentinel Webインタフェースが停止し、応答しなくなります。(バグ966320)

修正: イベントソースの数が多い場合でも、Sentinel Webインタフェースが正しく応答するようになりました。

管理者ユーザがユーザイベントビューを編集できない

問題: 管理者ユーザが、他のユーザのイベントビューを編集したり削除したりできません。(バグ949148)

修正: 管理者ユーザに、他のユーザのイベントビューを編集したり削除したりする権限が与えられました。

ルート証明書のインポート時に、コレクタマネージャが不必要なキーストアを生成する

問題: ssl_certs.shスクリプトを実行してルート証明書をインポートするとき、追加の、不必要なキーストアがコレクタマネージャによって生成されます。(バグ974491)

修正: ルート証明書のインポート時に、必要なキーストアだけがコレクタマネージャによって作成されるようになりました。

backup_util.shスクリプト内のsimple_event_restoreオプションによりデータが復元されない

問題: backup_util.shスクリプト内のsimple_event_restoreオプションにより、イベントデータと生データが復元されません。(バグ891920)

修正: backup_util.shスクリプト内のsimple_event_restoreオプションにより、すべてのデータが復元されるようになりました。

SentinelリンクイベントソースとSentinelとの通信が断続的に途切れる

問題: コレクタマネージャのメモリダンプの問題のため、SentinelリンクイベントソースがSentinelへのイベント送信を時々停止します。(バグ949047)

修正: Sentinel 7.4 SP2ではメモリ使用が最適化され、メモリダンプの問題が発生しなくなりました。

テナントの名前に下線文字が含まれる場合、リアルタイムビューにデータがまったく表示されない

問題: テナントの名前に下線文字が含まれる場合、イベントビュー、NetFlowビューなどのリアルタイムビューにそれらのテナントのデータがまったく表示されません。Sentinelではテナント名の下線文字をスペースに置換するため、下線文字を含むテナント名は認識されません。(バグ977641)

修正: Sentinelではテナント名の下線文字をスペースに置換しなくなくりました。したがって、テナントの名前に下線文字が含まれる場合でも、リアルタイムビューに正しくデータが表示されます。

Sentinelコントロールセンターのインシデントビューマネージャでソート機能を使用できない

問題: インシデントビューマネージャでインシデントビューを作成または編集するとき、複数レベルのソート機能を使用すると、Sentinelコントロールセンターの[インシデントビュー]ウィンドウが応答を停止し、Sentinelでエラーが表示されます。(バグ974940)

修正: インシデントビューマネージャでインシデントビューを作成または編集するときにソート機能を使用した場合でも、[インシデントビュー]ウィンドウが正しく表示されるようになりました。

そのレポートによって検索されるイベントが時間範囲の最終日に含まれない場合、レポートが空になる

問題: レポートの時間範囲を指定した場合、その時間範囲の最終日にイベントが生成されないと、空のレポートがSentinelで表示されます。時間範囲内の他の日に生成されたイベントがレポートに表示されません。(バグ976446)

修正: Sentinelにすべての時間範囲でレポートが正しく表示されるようになりました。

Sentinelコントロールセンターを起動できない

問題: Sentinelコントロールセンターが起動せず、次のエラーが表示されます。

Application Blocked by Java security

この問題が発生する原因は、Sentinelコントロールセンターjarの署名に使われた証明書が期限切れになったためです。(バグ983294)

修正: 更新された証明書を使ってSentinelコントロールセンターjarが署名されるようになりました。

2.0 システム要件

ハードウェア要件、サポートされるオペレーティングシステム、およびブラウザについて詳しくは、Sentinel技術情報ページを参照してください。

3.0 Sentinel 7.4 SP2へのアップグレード

Sentinel 7.2以降からSentinel 7.4 SP2にアップグレードすることができます。

メモ:Sentinel 7.1 SP2またはそれ以前のバージョンからSentinelアプライアンスをアップグレードする場合は、まずバージョン7.4にアップグレードした後、バージョン7.4 SP2にアップグレードする必要があります。Sentinel 7.4アプライアンス更新を入手するには、テクニカルサポートにご連絡ください。

Sentinel 7.4以降のバージョンはChange Guardian 4.2以降と互換性があります。Sentinelにイベントを送信するChange Guardianサーバを使用している場合は、Sentinelをアップグレードする前に、まずChange Guardianサーバ、エージェント、Policy Editorをバージョン4.2にアップグレードする必要があります。これにより、アップグレード後も継続してSentinelがChange Guardianからのイベントを受信できます。

NetIQダウンロードWebサイトからSentinelインストーラをダウンロードしてください。Sentinel 7.4 SP2へのアップグレードの詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』の「Sentinelのアップグレード」を参照してください。

3.1 Sentinelアプライアンスのアップグレード

WebYaSTを使用してアプライアンスをアップグレードできるのは、Sentinel 7.3 SP2以降の場合のみで、しかも『Sentinel 7.3.2リリースノート』の「Upgrading NetIQ Change Guardian RPM」の説明に従ってNetIQ Change Guardian RPMを手動でアップグレードした場合です。

Sentinel 7.3 SP2より前のバージョンからアプライアンスをアップグレードする場合は、アップグレードを完了するのにユーザ対話が必要となるため、zypperコマンドラインユーティリティを使用します。WebYaSTでは、必要なユーザ対話を実行できません。zypperを使用したアプライアンスのアップグレードについて、詳しくは『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』の「zypperを使用したアプライアンスのアップグレード」を参照してください。

(バグ956278)

3.2 アップグレード後の環境設定

Sentinel 7.2 SP2またはそれ以前のバージョンからアップグレードしている場合、次のようにします。

  • アップグレードすると[ユーザにアラートの管理を許可]の許可がクリアされるので、この許可を検索プロキシの役割のユーザに手動で割り当てます。その役割がリモートのアラート検索を実行するには、この許可が必要です。

    詳細については、『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Configuring Roles and Users」を参照してください。

  • 新しいバージョンのSentinelとSentinelのマニュアルの整合性を保つには、アップグレードした後、検索プロキシユーザの役割の名前をデータプロキシユーザに変更します。

4.0 既知の問題

NetIQ Corporationは、弊社の製品が企業のソフトウェアの必要にかなった質の高いソリューションを提供できるよう努めています。次の問題は、現在調査中です。いずれかの問題についてさらに支援が必要な場合は、テクニカルサポートに連絡してください。

Sentinel 7.3 SP1以降に含まれるJava 8アップデートとセキュリティ脆弱性の修正により、次のプラグインが影響を受ける可能性があります。

  • Cisco SDEEコネクタ

  • SAP (XAL)コネクタ

  • Remedy Integrator

これらのプラグインの問題について、NetIQが標準の欠陥処理ポリシーに従って問題の優先度を定め、修正します。サポートポリシーの詳細については、サポートポリシーを参照してください。

4.1 NetIQ eDirectoryからイベントを受信できない

問題: NetIQ eDirectory Instrumentationは、プラットフォームエージェントを介して監査コネクタに接続できません。したがって、SentinelはeDirectoryからイベントを受信できません。この問題が発生する原因は、Sentinel 7.4 SP2で使われているJava 8 update 77で非推奨となったMD5 RSA証明書アルゴリズムをeDirectory Instrumentationが使用しているためです。(バグ985312)

解決策: eDirectoryインストラメンテーションでカスタム証明書を使用できるようにするには、NetIQ Knowledgebase Article 7017764に記載されている手順を実行してください。

4.2 Sentinelアプライアンスをバージョン7.4 SP1以降にアップグレードするときに警告が表示される

問題: アプライアンスをバージョン7.4 SP1以降にアップグレードする際、Sentinelで次の警告が表示されます。

Failed to set encrypted password

(バグ967764)

解決策: この警告は無視してください。アップグレードに影響はありません。

4.3 Sentinel SDKを使用してレポートの作成ができない

問題: Sentinel SDKを使用してレポートの作成ができません。(バグ966406)

解決策: Sentinel SDKを使用してレポートを作成するには、NetIQ Knowledgebase Article 7017293に記載された手順を実行します。

4.4 アクティブなノードで環境設定ファイルを変更すると、Sentinel高可用性の同期は手動で開始する必要がある

問題: Sentinel高可用性(HA)では、環境設定ファイルを更新する、またはアクティブノードのSentinel Webインタフェースを変更することで、Sentinelをカスタマイズすると、その変更はパッシブノードに反映されません。手動で同期を開始する必要があります。

たとえば、次に示すシナリオでは、手動で同期を開始する必要があります。

  • 以下のように/etc/opt/novell/sentinel/config/databasePlatforms.xmlファイルのプロパティを更新することにより、通信プロトコルをSSLに変更した場合。

    ssl=require

  • SentinelがFIPSモードになっていると、すべてのパッシブノードをFIPSモードに変換する同期は、完全には実行されません。そのようなシナリオでフェールオーバーが発生すると、Sentinel Webインタフェースが起動しません。

  • アクティブノードのLDAP設定を変更すると、変更はパッシブノードに同期されません。このため、パッシブノードでLDAPアカウントを認証することができません。

(バグ956702およびバグ954472)

解決策: 環境設定ファイルを変更するときや、Sentinel Webインタフェースで行った変更のためにファイルが変更されたときには、次の手順を実行して、そのファイルまたはディレクトリを手動で同期するために追加します。

  1. アクティブノードにrootユーザとしてログインします。

  2. 次の行を/etc/csync2/csync2.cfgファイルに追加して、同期させるファイルまたはディレクトリを追加します。

    include <ファイル名またはディレクトリ>;

    次に例を示します。

    • /etc/opt/novell/sentinel/config/databasePlatforms.xmlファイルで通信プロトコルをSSLに変更した場合は、次の行を追加します。

      include /etc/opt/novell/sentinel/config/databasePlatforms.xml;

    • パッシブノードをFIPSモードに同期させるには、次の行を追加します。

      include /etc/opt/novell/sentinel/config/nonfips_backup;

    • LDAP設定を更新した場合は、次の行を追加します。

      include /etc/opt/novell/sentinel/config/auth.login;

  3. 次のコマンドを実行して、手動で同期を開始します。

    csync2 -x -v

    これで、すべてのパッシブノードに更新が同期されます。

4.5 Sentinelをバージョン7.3 SP1以降にアップグレードした後、Sentinel UNIXエージェント7.4からイベントを受信できない

問題: Sentinel 7.3 SP1に組み込まれたセキュリティ脆弱性の修正により、セキュリティ保護接続のための通信メカニズムが変更されました。これらの変更点はSentinel UNIXエージェント7.4との互換性がありません。そのため、SentinelはSentinel UNIXエージェント7.4からイベントを受け取ることができません。(BUG 953990)

解決策: 現時点で解決策はありません。この問題は、互換性のあるSentinel UNIXエージェントのバージョンが入手できるようになったときに解決されます。

4.6 Sentinelアプライアンスをバージョン7.3 SP1以降にアップグレードした後にNFSストレージを環境設定するとエラーが発生する

問題: Sentinelアプライアンスをバージョン7.3 SP1以降にした後、NFSをセカンダリストレージの場所として設定しようとすると、Sentinelでエラーが表示されます。(バグ934851)

解決策: Sentinelアプライアンスをアップグレードした後、次のコマンドを使用してSLESオペレーティングシステムを再起動します。

init 6

4.7 Sentinelを7.3 SP1より前のバージョンから7.3 SP1以降のバージョンにアップグレードするときのSentinelサーバログの例外

問題: Sentinelをバージョン7.3からバージョン7.3 SP1にアップグレードし、Sentinelサーバを起動すると、以下の例外がサーバログに記録されることがあります。

Invalid length of data object ......

(バグ933640)

解決策: 例外を無視します。この例外によるSentinelのパフォーマンスへの影響はありません。

4.8 Sentinelをバージョン7.3 SP1以降にアップグレードした後、Secure Configuration Managerからイベントを受信できない

問題: Sentinelは、Secure Configuration Managerとの通信にDiffie-Hellmanプロトコルを使用します。Logjamの脆弱性の修正の一部として、SentinelでのDiffie-Hellmanプロトコル用証明書キーサイズが大きくされ、2048になりました。しかし、Secure Configuration Managerでは、デフォルトの証明書キーサイズ(1024)が使用されています。この不一致のため、Secure Configuration ManagerがSentinelと通信できなくなります。(バグ935987)

解決策: Secure Configuration Managerをバージョン6.1にアップグレードします。詳細については『NetIQ Secure Configuration Manager 6.1 Release Notes』を参照してください。

または

次の手順を実行します。

警告:この解決策を実行すると、Sentinel 7.3.1リリースノートにあるセキュリティ脆弱性の修正で明記されたLogjam脆弱性の修正が上書きされます。

  1. novellユーザとしてログインし、/etc/opt/novell/sentinel/config/configuration.propertiesファイルを開きます。

  2. 次の行の先頭に#を入力して、コメントアウトします。

    jdk.tls.ephemeralDHKeySize=2048

  3. Sentinelを再起動します。

4.9 アラートビューでIPv6データのアラートを表示できない

問題: Sentinelアラートビューおよびアラートダッシュボードで、IPアドレスフィールドにIPv6アドレスを使用したアラートが表示されません。(バグ924874)

解決策: SentinelでIPv6アドレスが関係するアラートを表示するには、NetIQナリッジベース記事7016555で言及されている手順を実行してください。

4.10 SentinelリンクコネクタのBar Mitzvahセキュリティの脆弱性

問題: SentinelリンクコネクタにBar Mitzvahセキュリティ脆弱性がある。Sentinelリンクコネクタでは、SSLおよびTSLプロトコルでRC4アルゴリズムが使用されており、そのためにストリームの先頭バイトに対するプレーンテキスト回復攻撃が可能になる場合があります。詳細については、CVE-2015-2808を参照してください。(バグ933741)

解決策: Sentinel Link Connectorバージョン2011.1r4ではこの問題が解決されています。SentinelプラグインWebサイトで正式にリリースされるまでは、コネクタをプレビューセクションからダウンロードできます。

4.11 関連付けられているコレクタが複数の接続モードをサポートしている場合、エージェントマネージャコネクタはイベントの接続モードプロパティを設定しない

問題: イベントを解析するコレクタが複数の接続モードをサポートしている場合、エージェントマネージャコネクタのバージョン2011.1r3はイベントのCONNECTION_MODEプロパティを設定しません。(バグ880564)

解決策: エージェントマネージャコネクタのバージョン2011.1r5でこの問題は解決しています。SentinelプラグインWebサイトで正式にリリースされるまで、コネクタはプレビューセクションからダウンロードできます。

4.12 SentinelエージェントマネージャでRawDataTapFileSize構成が考慮されない

問題: Sentinelエージェントマネージャは、SMServiceHost.exe.configファイルのRawDataTapFileSize属性に指定されている生データファイルサイズ構成の値を無視して、ファイルサイズが10 MBに達すると生データファイルへの書き込みを停止します。(バグ867954)

解決策: ファイルサイズが10 MBに達したら、生データファイルの中身を別のファイルに手動でコピーしてから中身を消去すると、Sentinelエージェントマネージャが新しいデータを書き込めるようになります。

4.13 ヒントテーブル検索がアップグレードされたSentinelインストール環境でアラートフィールドの完全なリストを返さない

問題: Sentinel のアップグレードされたインストール環境で、Webインタフェースのヒントテーブルのアラート属性を検索すると、検索はアラートフィールドの完全なリストを返しません。しかし、検索を消去すると、ヒントテーブルにアラートフィールドが正常に表示されます。(バグ914755)

解決策: 現時点で解決策はありません。

4.14 目視可能文字形式のIPv6アドレスの同期中にデータ同期が失敗する

問題: 目視可能文字形式のIPv6アドレスフィールドを外部データベースと同期しようとするとデータ同期が失敗します。IPアドレスフィールドにドット表記の目視可能文字形式で取り込むようにSentinelを構成するには、『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Creating a Data Synchronization Policy」で詳細情報を参照してください。(バグ913014)

解決策: この問題を解決するには、ターゲットデータベースでIPアドレスフィールドの最大サイズを手動で最低46文字に変更してから、データベースを再同期してください。

4.15 イベント表示許可がないとイベント検索が応答しない

問題: ユーザの役割のセキュリティフィルタが空白で、イベント表示許可がない役割であると、イベント検索を実行しても検索が完了しません。検索には、無効なイベント表示許可に関するエラーメッセージは表示されません。(バグ908666)

解決策: 以下のいずれかのオプションを使用して、役割をアップデートしてください。

  1. この基準に一致するイベントのみ]フィールドに条件を指定します。その役割のユーザにイベントが表示されないようにするには、NOT sev:[0 TO 5]と入力します。

  2. システムイベントの表示]を選択します。

  3. すべてのイベントデータを表示(生データとNetFlowデータを含む)]を選択します。

4.16 いくつかの保存済み検索を編集する時のスケジュールページにイベントフィールドパネルがない

問題: Sentinel 7.2から新しいバージョンにアップグレードされた保存済み検索を編集する際、検索レポートCSVの出力フィールドを指定するのに使用する[イベントフィールド]パネルがスケジュールページにありません。(バグ900293)

解決策: Sentinelをアップグレードしたら、スケジュールページに[イベントフィールド]パネルが表示されるように、検索を再作成して再スケジュールします。

4.17 デフォルト起動回数検索で展開済みのルールのイベントを検索しても相関イベントが返されない

問題: ルールの相関要約ページの[アクティビティ統計情報]パネルの[起動回数]の隣にあるアイコンをクリックすることにより、ルールが展開または有効化された後に生成されたすべての相関イベントを検索しても相関イベントが返されません。(バグ912820)

解決策: イベント検索ページの[開始]フィールドの値を、フィールドに取り込まれた時間よりも早い時間に変更してから、再び[検索]をクリックします。

4.18 既存のアラートを変更すると新着アラートが誤って選択されたように見える

問題: アラートビューで[すべて選択]をクリックしてアラートを選択し、いくつかを選択解除し、そしてアラートを変更すると、更新されたアラートビューで新着アラートも選択されています。変更するために選択したアラート数が間違っているだけでなく、新しい着信アラートも変更されているように見えてしまいます。しかし、初めに選択したアラートのみが変更されています。(バグ904830)

解決策: カスタムの時間範囲でアラートビューを作成すると、新着アラートがアラートビューに表示されません。

4.19 過去のセキュリティインテリジェンスデータのロードに時間がかかる

問題: 毎秒あたりのイベント数(EPS)の高いロードがあるSentinelシステムに、過去のセキュリティインテリジェンス(SI)データをロードしようとすると時間がかかります。(バグ908599)

解決策: 過去データを含むセキュリティインテリジェンスダッシュボードを作成する場合、可能であれば、システムのロードが少ないときにダッシュボードを展開するようにしてください。現時点ではほかの解決策はありません。

4.20 ベースラインの再生成中、セキュリティインテリジェンスダッシュボードに無効なベースライン期間が表示される

問題: セキュリティインテリジェンスベースラインの再生成中に、ベースラインの開始日と終了日が誤って「1/1/1970」と表示されます。(バグ912009)

解決策: ベースラインの再生成が完了すると、正しい日付にアップデートされます。

4.21 単一のパーティションに多数のイベントが存在すると検索の実行中にSentinelサーバがシャットダウンする

問題: 単一のパーティションで索引付けされたイベントが多数ある場合、検索の実行中にSentinelサーバがシャットダウンします。(バグ913599)

解決策: 1日に少なくとも2つのパーティションが開かれるように保持ポリシーを作成します。1つ以上のパーティションが開かれるようにすることで、パーティションで索引付けされたイベント数を減らすことができます。

estzhour]フィールドに基づいてイベントをフィルタリングする保持ポリシーを作成して、特定の時間帯を追跡します。つまり、estzhour:[0 TO 11]をフィルタとして使用して1つの保持ポリシーを作成し、estzhour:[12 TO 23]をフィルタとして使用して別の保持ポリシーを作成できます。

詳細については『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Configuring Data Retention Policies」を参照してください。

4.22 report_dev_setup.shスクリプトを使用して、アップグレードインストールしたSentinelアプライアンスでファイアウォール例外のSentinelポートを構成するとエラーが発生する

問題: report_dev_setup.shスクリプトを使用して、ファイアウォール例外のSentinelポートを構成すると、Sentinelでエラーが発生します。(バグ914874)

解決策: 次の手順を実行して、ファイアウォール例外のSentinelポートを構成してください。

  1. /etc/sysconfig/SuSEfirewall2ファイルを開きます。

  2. 次の行を変更します。変更前:

    FW_SERVICES_EXT_TCP=" 443 8443 4984 22 61616 10013 289 1289 1468 1443 40000:41000 1290 1099 2000 1024 1590"

    変更後:

    FW_SERVICES_EXT_TCP=" 443 8443 4984 22 61616 10013 289 1289 1468 1443 40000:41000 1290 1099 2000 1024 1590 5432"

  3. Sentinelを再起動します。

4.23 汎用ホスト名解決サービスコレクタが有効であるとSentinel汎用コレクタパフォーマンスが低下する

問題: Microsoft Active DirectoryおよびWindows Collector上で汎用ホスト名解決サービスコレクタが有効である場合、Sentinel汎用コレクタパフォーマンスが低下します。リモートコレクタマネージャがイベントを送信するとEPSが50%減少します。(バグ906715)

解決策: 現時点で解決策はありません。

4.24 FIPS 140-2モードのSentinelが、セキュリティインテリジェンス、Netflow、およびアラートデータにアクセスできない

問題: FIPS 140-2モードでSentinelをインストールすると、セキュリティインテリジェンスデータベースへのコネクタが開始されないため、Sentinelはセキュリティインテリジェンス、Netflow、およびアラートデータにアクセスできません。(バグ915241)

解決策: FIPS 140-2モードでインストールと構成をしたら、Sentinelを再起動してください。

4.25 FIPS 140-2が有効化されたSentinelのカスタムインストールのアップグレードで、セキュリティインテリジェンスデータベースおよびアラートダッシュボードが機能しない場合がある

問題: 非rootユーザによってインストールされ、FIPS 140-2モードで構成された、Sentinelのカスタムインストールから、Sentinelをアップグレードすると、セキュリティインテリジェンスデータベースおよびアラートダッシュボードが起動しない場合があります。(バグ916285)

解決策: 次の手順を実行します。

  1. <カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/binにアクセスして、Sentinelインデックスサービスについて確認します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    ./si_db.sh status

    次の出力が表示されているかを確認します。

    Connection between alert store and indexing service is running.
    Security Intelligence database is running.
    Indexing service is running.
    

    上記の3つのいずれかのサービスが実行されていない場合、次の手順を実行します。

  3. 次のコマンドを実行してSentinelを停止します。

    rcsentinel stop

  4. Sentinelサーバにnovellユーザでログインします。

  5. 次のコマンドを実行します。

    <カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/bin/si_db.sh startnoauth

  6. 次のコマンドを実行して、dbauserユーザとappuserユーザを追加します。

    cd <カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/3rdparty/mongodb/bin

    ./mongo

    use admin

    db.addUser ("dbauser", "novell")

    use analytics

    db.addUser ("appuser", "novell")

    exit

  7. 次のコマンドを実行して、MongoDBデータベースを停止します。

    <カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/bin/si_db.sh stop

  8. 次の手順を実行して、暗号化パスワードフィールドを追加します。

    1. 次のコマンドを実行して、novellユーザの暗号化パスワードを取得します。

      <カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/bin/encryptpwd -e novell

      暗号化パスワードが表示されます。次に例を示します。

      bVWOzu6okMmMCkgM0aHeQ==

    2. configuration.propertiesファイルで、baselining.sidb.passwordプロパティおよびbaselining.sidb.dbpasswordプロパティの暗号化パスワードをアップデートします。たとえば、次のように入力します。

      baselining.sidb.password=9bVWOzu6okMmMCkgM0aHeQ==

      baselining.sidb.dbpassword=9bVWOzu6okMmMCkgM0aHeQ==

  9. novellユーザアカウントからログアウトして、次のコマンドを使用してrootユーザとしてSentinelを起動します。

    rcsentinel start

メモ:configure.shスクリプトを実行して、必要に応じてパスワードをリセットします。configure.shスクリプトの実行の詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』の「インストール後の環境設定の変更」を参照してください。

4.26 SentinelはSentinelアプライアンスネットワークインタフェースをデフォルトで設定しない

問題: Sentinelアプライアンスのインストール時にネットワークインタフェースがデフォルトで構成されません。(バグ867013)

解決策: ネットワークインタフェースを構成するには、次のようにします。

  1. [ネットワーク環境設定]ページで、[ネットワークインタフェース]をクリックします。

  2. ネットワークインタフェースを選択して、[編集]をクリックします。

  3. Dynamic Address]を選択して、[DHCP]か[Static assigned IP Address]のどちらかを選択します。

  4. Next]をクリックしてから[OK]をクリックします。

4.27 Sentinelで検索結果をエクスポートするとWebブラウザがエラーを表示する

問題: オペレーティングシステムの言語設定が変更されていると、Sentinelで検索結果をエクスポートするときにWebブラウザがエラーを表示することがあります。(バグ834874)

解決策: 検索結果を適切にエクスポートするには、次のいずれかを行ってください。

  • 検索結果をエクスポートする際、エクスポートファイル名から特殊文字(ASCII文字以外)を除く。

  • オペレーティングシステム言語設定でUTF-8を有効にし、マシンを再起動してから、Sentinelサーバを再起動する。

4.28 Sentinelのサービスが、インストール後に自動で開始しない場合がある

問題: ディスク容量が2TBを超えるシステムで、Sentinelがインストール後に自動で起動しないことがあります。(バグ846296)

解決策: ワンタイムアクティビティとして、次のコマンドを指定し、Sentinelサービスを手動で開始してください。

rcsentinel start

4.29 SentinelアプライアンスのインストールでKerberos認証を有効にできない

問題: Sentinelアプライアンスのインストールで、KerberosモジュールにKerberos認証を設定すると、Kerberosクライアントの環境設定が成功したという確認メッセージがコンソールに表示されます。しかし、Kerberosモジュールを再度表示すると、[Enable Kerberos Authentication]オプションの選択が解除されています。(バグ843623)

解決策: 現時点で解決策はありません。

4.30 一度に複数のレポート結果を表示できない

問題: 1つのレポート結果のPDF (特に、100万イベントの特定のレポート結果の場合)が開くのを待っている間に、別のレポート結果のPDFをクリックしても表示されません。(バグ804683)

解決策: 2番目のレポート結果のPDFをもう一度クリックすると、レポート結果が表示されます。

4.31 FIPS 140-2モードが有効になっていると、エージェントマネージャがSQL認証を必要とする

問題: Sentinel環境でFIPS 140-2モードが有効になっていると、エージェントマネージャにWindows認証を使用したときに、エージェントマネージャデータベースとの同期が失敗します。(バグ814452)

解決策: ご使用のSentinel環境でFIPS 140-2モードが有効になっている場合は、エージェントマネージャにSQL認証を使用してください。

4.32 FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、エラーが表示される

問題: FIPS 140-2モードが有効である場合、Sentinel高可用性インストールを実行すると、次のエラーが表示されます。

Sentinel server configuration.properties file is not correct. Check the configuration file and then run the convert_to_fips.sh script again to enable FIPS mode in Sentinel server.

しかし、インストールは正常に完了します。(バグ817828)

解決策: 現時点で利用可能な修正または解決策はありません。インストーラはエラーを表示しますが、Sentinel高可用性の環境設定はFIPS 140-2モードで正常に動作します。

4.33 非FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、エラーが表示される

問題: 非FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、正常に完了しますが、次のエラーが2回表示されます。

/opt/novell/sentinel/setup/configure.sh: line 1045: [: too many arguments 

(バグ810764)

解決策: 現時点で利用可能な修正または解決策はありません。インストーラはエラーを表示しますが、Sentinel高可用性環境設定は非FIPS 140-2モードで正常に動作します。

4.34 WebYaSTでSentinel 7.2よりも前のバージョンからのアプライアンスのアップデートが失敗する

問題: アップグレードパッケージのベンダがNovellからNetIQに変更されたため、Sentinel 7.2よりも前のバージョンからのアプライアンスのアップデートが失敗します。(バグ780969)

解決策: アプライアンスのアップグレードにはzypperコマンドを使用してください。詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』の「zypperを使用したアプライアンスのアップグレード」を参照してください。

4.35 相関ルールをインストール中にエラーが発生する

問題: 同じ名前の相関ルールがすでにシステムに存在する場合、ソリューションマネージャで相関ルールがインストールされない。NullPointerExceptionエラーがコンソールのログに記録されます。(バグ713962)

解決策: すべての相関ルールに固有の名前を付けるようにしてください。

4.36 Sentinelのリンクアクションが不正なメッセージを表示

問題: WebインタフェースからSentinelリンクアクションを実行すると、Sentinelコントロールセンターから実行したSentinelリンクコネクタのインテグレータテストが失敗しても、Sentinelに成功メッセージが表示される。(バグ710305)

解決策: 現時点で解決策はありません。

4.37 ダッシュボードとアノマリーの定義が同じ名前

問題: セキュリティインテリジェンスダッシュボードとアノマリー定義に同じ名前が付いていると、[アノマリーの詳細]ページでダッシュボードリンクが無効になります。(バグ715986)

解決策: ダッシュボードとアノマリー定義を作成するときは、固有の名前を使用してください。

4.38 [アクティブな検索ジョブ]の[期間]と[アクセス]が不正確

問題: Sentinel WebインタフェースのコンピュータのクロックがSentinelサーバのクロックより遅れていると、Sentinel Webインタフェースで[アクティブな検索ジョブ]の[期間]と[アクセス]列に負の数字が表示される。たとえば、Sentinel Webインタフェースのクロックが1:30PMに設定され、Sentinelサーバのクロックが2:30 PMに設定されていると、[期間]と[アクセス]の列に負の数字が表示されます。(バグ719875)

解決策: Sentinel Webインタフェースのアクセスに使用するコンピュータの時間が、Sentinelサーバコンピュータの時間と同じ、またはSentinelサーバコンピュータの時間より進んでいることを確認してください。

4.39 IssueSAMLToken監査イベントがセキュリティインテリジェンスダッシュボードに間違った情報を表示する

問題: セキュリティダッシュボードにログインし、IssueSAMLToken監査イベントの検索を実行すると、IssueSAMLToken監査イベントが間違ったホスト名(InitiatorUserName)または(IPアドレス) SourceIPを表示します。(バグ870609)

解決策: 現時点で解決策はありません。

4.40 SentinelエージェントマネージャがNULL値のWindows挿入文字列フィールドをキャプチャしない

問題: イベントデータの収集中、SentinelエージェントマネージャはNULL値のWindows挿入文字列フィールドをキャプチャしません。(バグ838825)

解決策: 現時点で解決策はありません。

5.0 連絡先情報

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