Sentinel 7.4.1には、新機能が追加され、さらに使いやすくなっており、以前にあった問題もいくつか解決されています。
これらの改善の多くは、お客様から直接ご提案いただいたものです。皆様の貴重なお時間とご意見に感謝いたします。弊社の製品が皆様のご期待に添えるよう、引き続きお力添えを賜りたく存じます。フィードバックは当社オンラインコミュニティ「NetIQ Communities」のSentinelフォーラムからお寄せください。こちらのコミュニティには、製品情報、ブログ、役立つリソースへのリンクなども掲載されています。
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このリリースノートの最新バージョンは、『Sentinel 7.4.1リリースノート』を参照してください。
次のセクションでは、本リリースの主な機能と拡張、さらに解決された問題について概説します。
Sentinel 7.4.1には、Java 8 update 65が付属しています。これにより、セキュリティの脆弱性が修正され、さらにSentinelのパフォーマンスが改善されています。
Sentinel 7.4.1では以下のセキュリティの脆弱性が解決されました。
サービス拒否(CVE-2014-3576およびCVE-2015-0851)
Javaデシリアライゼーション(Vulnerability Note VU#576313)
SentinelはRed Hat Enterprise Linux Server (RHEL) 6.7でテストされ認定を取得しました。詳細については、Technical Information for Sentinel Webページを参照してください。
Sentinel 7.4.1には、いくつかの問題を解決するソフトウェア修正が含まれています。
以前のリリースでのソフトウェアの修正および機能拡張のリストについては、特定のリリースノートを参照してください。
問題: リモートSentinelサーバからの検索結果で認識できない文字が返されると、分散検索が失敗し、Sentinelがエラーメッセージを表示する。(BUG 951420)
修正: Sentinelは、検索結果に認識できない文字が存在しても分散検索の結果を正しく表示するようになりました。
問題: Sentinel Webインタフェースが最新の検索結果を先頭に表示しません。(BUG 948489)
修正: Sentinel Webインタフェースは最新の検索結果を先頭に表示するようになりました。
問題: インシデントのアラートをエスカレーションする際、Sentinelはそのインシデントの(BUG 958560)
タブにエスカレーションの理由の代わりにプレースホルダだけを表示します。修正: Sentinelはインシデントの
タブでエスカレーションの理由を正しく表示するようになりました。問題: コレクタマネージャまたは相関エンジンのカスタムインストール環境でconfigure.shスクリプトを実行すると、Sentinelによって次のエラーが表示される。
Error getting the client keystore file. Refer to /two/var/opt/novell/sentinel/log/install.log for detailed error messages.
(BUG 956466)
修正: カスタムインストール環境でconfigure.shスクリプトを実行するときにエラーは表示されず、環境設定は期待通りに進行します。
問題: 削除されたマップの名前を再利用しようとすると、Sentinelはエラーを表示します。(BUG 881127)
修正: 削除されたマップの名前を再利用できるようになりました。
問題: Sentinel Webインタフェースからログアウトして再度ログインすると、Sentinelは特定のテナントに関して作成されたイベントビューの既存のデータも現在のデータも表示しません。この問題は、Sentinel Webインタフェースからログアウトしたとき、イベントビューフィルタのデータを復元しないことに起因します。(BUG 949150)
修正: Sentinelは特定のテナントのイベントビューのデータを正しく表示するようになりました。
問題: 相関ルールを変更してからカスタマイズされたイベントフィールドを追加すると、その後そのルールを再展開できません。(BUG 962631)
修正: 相関ルールを変更してカスタマイズした後、そのルールを再展開できるようになりました。
メモ:再展開できるのは、Sentinel 7.4.1にアップグレードした後に作成した新しい相関ルールのみです。このバグの影響を受ける相関ルールも正しく再展開されるようにするには、影響を受ける相関ルールを手動で復元し、Sentinelを再起動してください。
問題: Sentinel WebインタフェースによるSentinel Agent Managerコネクタの環境設定方法では、期限切れの内部証明書が使用されます。Sentinel Agent Managerの環境設定の推奨方式は、Sentinelコントロールセンターのイベントソースの管理(ESM)であり、この場合は有効な証明書が使用されます。(BUG 961630)
修正: Sentinel Agent Managerコネクタの環境設定はSentinelコントロールセンターのESMを使用してのみ行えるようになりました。
問題: SentinelによるJavaキーストアパスワードの扱い方にセキュリティ上の潜在的な問題が存在します。(BUG 934747)
修正: Sentinel 7.4.1ではパスワードを暗号化することにより、Javaキーストアパスワードのセキュリティを強化しました。
この変更により、Sentinelはldap_auth_config.sh、ssl_certs.sh、convert_to_fips.shなどのスクリプトを使用してキーストアに証明書をインポートする際に、ユーザにパスワードの入力を求めるようになりました。
問題: 相関ルールを(BUG 965785)
オプションを使用して複製してから、そのルールの重大度に対するカスタマイズを変更すると、Sentinelは複製されたルールの重大度に対するカスタマイズも変更します。修正: Sentinelは元のルールを変更しても複製されたルールを変更しなくなりました。
問題: (BUG 963401)
の凡例を選択したイベントビューでは、Sentinelはイベントビューをリフレッシュするたびにその選択をクリアします。修正: Sentinelは、イベントビューが開かれるまで
凡例の選択を保持するようになりました。問題: いくつかの複雑な相関ルールによって、設定期間を超えてメモリが占有されるとメモリ使用量が大きくなり、相関エンジンが頻繁に停止します。(BUG 959898)
修正: メモリを多量に占有する複雑な相関ルールは設定期間で期限が切れるようになりました。
ハードウェア要件、サポートされるオペレーティングシステム、およびブラウザについて詳しくは、Sentinel技術情報ページを参照してください。
Sentinel 7.4.1のインストールに関する詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』を参照してください。
Sentinel 7.2以降からSentinel 7.4.1にアップグレードすることができます。
メモ:(条件付き)SentinelアプライアンスをSentinel 7.1.2以前のバージョンからアップグレードする場合、まずバージョン7.4にアップグレードしてからバージョン7.4.1にアップグレードする必要があります。テクニカルサポートに連絡して、Sentinel 7.4アプライアンスアップデートを入手してください。
Sentinel 7.4以降のバージョンはChange Guardian 4.2以降と互換性があります。Sentinelにイベントを送信するChange Guardianサーバを使用している場合は、Sentinelをアップグレードする前に、まずChange Guardianサーバ、エージェント、Policy Editorをバージョン 4.2にアップグレードし、アップグレード後も継続してSentinelがChange Guardianからのイベントを確実に受信できるようにしてください。
NetIQダウンロードWebサイトからSentinelインストーラをダウンロードしてください。Sentinel 7.4.1へのアップグレードの詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド
』の「Sentinelのアップグレード」を参照してください。
WebYaSTを使用してアプライアンスをアップグレードできるのは、Sentinelバージョン7.3.2以降のみで、かつ『Sentinel 7.3.2リリースノート』の「Upgrading NetIQ Change Guardian RPM
」で説明されている方法でNetIQ Change Guardian RPMを手動でアップグレードした場合です。
アプライアンスを7.3.2より前のバージョンのSentinelからアップグレードする場合、アップグレードを実行するためにユーザとの対話が必要なので、zypperコマンドラインユーティリティを使用します。WebYaSTでは、必要とされるユーザとのやり取りを実行できません。zypperを使用したアプライアンスのアップグレードの詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド
』の「zypperを使用したアプライアンスのアップグレード」を参照してください。
(BUG 956278)
Sentinel 7.2.2以前のバージョンからアップグレードする場合は、次のアクションを実行してください。
アップグレードすると
の許可がクリアされるので、この許可を検索プロキシの役割のユーザに手動で割り当てます。その役割がリモートのアラート検索を実行するには、この許可が必要です。詳細については、『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Configuring Roles and Users
」を参照してください。
新しいバージョンのSentinelとSentinelのマニュアルの整合性を保つには、アップグレードした後、検索プロキシユーザの役割の名前をデータプロキシユーザに変更します。
NetIQ Corporationは、弊社の製品が企業のソフトウェアの必要にかなった質の高いソリューションを提供できるよう努めています。次の問題は、現在調査中です。いずれかの問題についてさらに支援が必要な場合は、テクニカルサポートに連絡してください。
Sentinel 7.3.1以降に含まれるJava 8のアップデートとセキュリティ脆弱性の修正は、次のプラグインに影響を与えることがあります。
Cisco SDEEコネクタ
SAPコネクタ
Remedy Integrator
これらのプラグインの問題について、NetIQが標準の欠陥処理ポリシーに従って問題の優先度を定め、修正します。サポートポリシーの詳細については、サポートポリシーを参照してください。
セクション 5.3, アクティブなノードで環境設定ファイルを変更すると、Sentinel高可用性の同期は手動で開始する必要がある
セクション 5.4, Sentinelをバージョン7.3.1以降にアップグレードした後、Sentinel UNIXエージェント7.4からイベントを受信できない
セクション 5.5, Sentinelアプライアンスをバージョン7.3.1以降にアップグレードした後にNFSストレージを構成するとエラーが発生する
セクション 5.6, Sentinelを7.3.1より前のバージョンから7.3.1以降のバージョンにアップグレードするときのSentinelサーバログの例外
セクション 5.7, Sentinelをバージョン7.3.1以降にアップグレードした後、Secure Configuration Managerからイベントを受信できない
セクション 5.10, 関連付けられているコレクタが複数の接続モードをサポートしている場合、エージェントマネージャコネクタはイベントの接続モードプロパティを設定しない
セクション 5.12, ヒントテーブル検索がアップグレードされたSentinelインストール環境でアラートフィールドの完全なリストを返さない
セクション 5.19, ベースラインの再生成中、セキュリティインテリジェンスダッシュボードに無効なベースライン期間が表示される
セクション 5.20, 単一のパーティションに多数のイベントが存在すると検索の実行中にSentinelサーバがシャットダウンする
セクション 5.22, 汎用ホスト名解決サービスコレクタが有効であるとSentinel汎用コレクタパフォーマンスが低下する
セクション 5.23, FIPS 140-2モードのSentinelが、セキュリティインテリジェンス、Netflow、およびアラートデータにアクセスできない
セクション 5.25, SentinelはSentinelアプライアンスネットワークインタフェースをデフォルトで設定しない
セクション 5.31, FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、エラーが表示される
セクション 5.32, 非FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、エラーが表示される
セクション 5.33, WebYaSTでSentinel 7.2よりも前のバージョンからのアプライアンスのアップデートが失敗する
セクション 5.38, IssueSAMLToken監査イベントがセキュリティインテリジェンスダッシュボードに間違った情報を表示する
セクション 5.39, SentinelエージェントマネージャがNULL値のWindows挿入文字列フィールドをキャプチャしない
問題: アプライアンスをバージョン7.4.1にアップグレードする際、Sentinelが次の警告を表示します。
暗号化パスワードの設定に失敗しました
(BUG 966406)
解決策: この警告は無視してください。アップグレードに影響はありません。
問題: Sentinel SDKを使用してレポートの作成ができません。(BUG 966406)
解決策: Sentinel SDKを使用してレポートを作成するには、NetIQ Knowledgebase Article 7017293に記載された手順を実行します。
問題: Sentinel高可用性(HA)では、環境設定ファイルを更新する、またはアクティブノードのSentinel Webインタフェースを変更することで、Sentinelをカスタマイズすると、その変更はパッシブノードに反映されません。手動で同期を開始する必要があります。
たとえば、次に示すシナリオでは、手動で同期を開始する必要があります。
以下のように/etc/opt/novell/sentinel/config/databasePlatforms.xmlファイルのプロパティを更新することにより、通信プロトコルをSSLに変更した場合。
ssl=require
SentinelがFIPSモードになっていると、すべてのパッシブノードをFIPSモードに変換する同期は、完全には実行されません。そのようなシナリオでフェールオーバーが発生すると、Sentinel Webインタフェースが起動しません。
アクティブノードのLDAP設定を変更すると、変更はパッシブノードに同期されません。このため、パッシブノードでLDAPアカウントを認証することができません。
(BUG 956702およびBUG 954472)
解決策: 環境設定ファイルを変更するときや、Sentinel Webインタフェースで行った変更のためにファイルが変更されたときには、次の手順を実行して、そのファイルまたはディレクトリを手動で同期するために追加します。
アクティブノードにrootユーザとしてログインします。
次の行を/etc/csync2/csync2.cfgファイルに追加して、同期させるファイルまたはディレクトリを追加します。
include <ファイル名またはディレクトリ>;
次に例を示します。
/etc/opt/novell/sentinel/config/databasePlatforms.xmlファイルで通信プロトコルをSSLに変更した場合は、次の行を追加します。
include /etc/opt/novell/sentinel/config/databasePlatforms.xml;
パッシブノードをFIPSモードに同期させるには、次の行を追加します。
include /etc/opt/novell/sentinel/config/nonfips_backup;
LDAP設定を更新した場合は、次の行を追加します。
include /etc/opt/novell/sentinel/config/auth.login;
次のコマンドを実行して、手動で同期を開始します。
csync2 -x -v
これで、すべてのパッシブノードに更新が同期されます。
問題: Sentinel 7.3.1に組み込まれたセキュリティ脆弱性の修正により、セキュリティ保護接続のための通信メカニズムに変更が加えられました。この変更はSentinel UNIXエージェント7.4と互換性がありません。そのため、SentinelはSentinel UNIXエージェント7.4からのイベントを受け取ることができません。(BUG 953990)
解決策: 現時点で解決策はありません。この問題は、互換性のあるSentinel UNIXエージェントのバージョンが入手できるようになったときに解決されます。
問題: Sentinelアプライアンスをバージョン 7.3.1以降にした後、NFSをセカンダリストレージの場所として設定しようとすると、Sentinelがエラーを表示します。(BUG 934851)
解決策: Sentinelアプライアンスをアップグレードした後、次のコマンドを使用してSLESオペレーティングシステムを再起動します。
init 6
問題: Sentinelをバージョン7.3からバージョン7.3.1にアップグレードし、Sentinelサーバを再起動すると、以下の例外がサーバログに記録されます。
Invalid length of data object ......
(BUG 933640)
解決策: 例外を無視します。この例外によるSentinelのパフォーマンスへの影響はありません。
問題: Sentinelは、Secure Configuration Managerとの通信にDiffie-Hellmanプロトコルを使用します。Logjamの脆弱性の修正の一部として、SentinelでのDiffie-Hellmanプロトコル用証明書キーサイズが大きくされ、2048になりました。しかし、Secure Configuration Managerでは、デフォルトの証明書キーサイズ(1024)が使用されています。この不一致のため、Secure Configuration ManagerがSentinelと通信できなくなります。(BUG 935987)
解決策: Secure Configuration Managerの修正が利用できるようになるまでは、以下の手順を実行できます。
警告:この解決策を実行すると、Sentinel 7.3.1リリースノートにあるセキュリティ脆弱性の修正
で明記されたLogjam脆弱性の修正が上書きされます。
novellユーザとしてログインし、/etc/opt/novell/sentinel/config/configuration.propertiesファイルを開きます。
次の行の先頭に#を入力して、コメントアウトします。
jdk.tls.ephemeralDHKeySize=2048
Sentinelを再起動します。
問題: Sentinelアラートビューおよびアラートダッシュボードで、IPアドレスフィールドにIPv6アドレスを使用したアラートが表示されません。(BUG 924874)
解決策: SentinelでIPv6アドレスが関係するアラートを表示するには、NetIQナリッジベース記事7016555で言及されている手順を実行してください。
問題: SentinelリンクコネクタにBar Mitzvahセキュリティ脆弱性がある。Sentinelリンクコネクタでは、SSLおよびTSLプロトコルでRC4アルゴリズムが使用されており、そのためにストリームの先頭バイトに対するプレーンテキスト回復攻撃が可能になる場合があります。詳細については、CVE-2015-2808を参照してください。(BUG 933741)
解決策: Sentinelリンクコネクタバージョン2011.1r4以降でこの問題は解決しています。SentinelプラグインWebサイトで正式にリリースされるまで、コネクタはプレビューセクションからダウンロードできます。
問題: イベントを解析するコレクタが複数の接続モードをサポートしている場合、エージェントマネージャコネクタのバージョン2011.1r3はイベントのCONNECTION_MODEプロパティを設定しません。(BUG 880564)
解決策: エージェントマネージャコネクタのバージョン2011.1r5でこの問題は解決しています。SentinelプラグインWebサイトで正式にリリースされるまで、コネクタはプレビューセクションからダウンロードできます。
問題: Sentinelエージェントマネージャは、SMServiceHost.exe.configファイルのRawDataTapFileSize属性に指定されている生データファイルサイズ構成の値を無視して、ファイルサイズが10 MBに達すると生データファイルへの書き込みを停止します。(BUG 867954)
解決策: ファイルサイズが10 MBに達したら、生データファイルの中身を別のファイルに手動でコピーしてから中身を消去すると、Sentinelエージェントマネージャが新しいデータを書き込めるようになります。
問題: Sentinel のアップグレードされたインストール環境で、Webインタフェースのヒントテーブルのアラート属性を検索すると、検索はアラートフィールドの完全なリストを返しません。しかし、検索を消去すると、ヒントテーブルにアラートフィールドが正常に表示されます。(BUG 914755)
解決策: 現時点で解決策はありません。
問題:
目視可能文字形式のIPv6アドレスフィールドを外部データベースと同期しようとするとデータ同期が失敗します。IPアドレスフィールドにドット表記の目視可能文字形式で取り込むようにSentinelを構成するには、『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Creating a Data Synchronization Policy
」で詳細情報を参照してください。(BUG 913014)
解決策: この問題を解決するには、ターゲットデータベースでIPアドレスフィールドの最大サイズを手動で最低46文字に変更してから、データベースを再同期してください。
問題: ユーザの役割のセキュリティフィルタが空白で、イベント表示許可がない役割であると、イベント検索を実行しても検索が完了しません。検索には、無効なイベント表示許可に関するエラーメッセージは表示されません。(BUG 908666)
解決策: 以下のいずれかのオプションを使用して、役割をアップデートしてください。
[
]フィールドに条件を指定します。その役割のユーザにイベントが表示されないようにするには、 と入力します。[
]を選択します。[
]を選択します。問題: Sentinel 7.2から新しいバージョンにアップグレードされた保存済み検索を編集する際、検索レポートCSVの出力フィールドを指定するのに使用する[(BUG 900293)
]パネルがスケジュールページにありません。解決策: Sentinelをアップグレードしたら、スケジュールページに[
]パネルが表示されるように、検索を再作成して再スケジュールします。問題: ルールの相関要約ページの[(BUG 912820)
]パネルの[ ]の隣にあるアイコンをクリックすることにより、ルールが展開または有効化された後に生成されたすべての相関イベントを検索しても相関イベントが返されません。解決策: イベント検索ページの[
]フィールドの値を、フィールドに取り込まれた時間よりも早い時間に変更してから、再び[ ]をクリックします。問題: アラートビューで[(BUG 904830)
]をクリックしてアラートを選択し、いくつかを選択解除し、そしてアラートを変更すると、更新されたアラートビューで新着アラートも選択されています。変更するために選択したアラート数が間違っているだけでなく、新しい着信アラートも変更されているように見えてしまいます。しかし、初めに選択したアラートのみが変更されています。解決策: カスタムの時間範囲でアラートビューを作成すると、新着アラートがアラートビューに表示されません。
問題: 毎秒あたりのイベント数(EPS)の高いロードがあるSentinelシステムに、過去のセキュリティインテリジェンス(SI)データをロードしようとすると時間がかかります。(BUG 908599)
解決策: 過去データを含むセキュリティインテリジェンスダッシュボードを作成する場合、可能であれば、システムのロードが少ないときにダッシュボードを展開するようにしてください。現時点ではほかの解決策はありません。
問題: セキュリティインテリジェンスベースラインの再生成中に、ベースラインの開始日と終了日が誤って「1/1/1970」と表示されます。(BUG 912009)
解決策: ベースラインの再生成が完了すると、正しい日付にアップデートされます。
問題: 単一のパーティションで索引付けされたイベントが多数ある場合、検索の実行中にSentinelサーバがシャットダウンします。(BUG 913599)
解決策: 1日に少なくとも2つのパーティションが開かれるように保持ポリシーを作成します。1つ以上のパーティションが開かれるようにすることで、パーティションで索引付けされたイベント数を減らすことができます。
[estzhour]フィールドに基づいてイベントをフィルタリングする保持ポリシーを作成して、特定の時間帯を追跡します。つまり、estzhour:[0 TO 11]をフィルタとして使用して1つの保持ポリシーを作成し、estzhour:[12 TO 23]をフィルタとして使用して別の保持ポリシーを作成できます。
詳細については『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Configuring Data Retention Policies
」を参照してください。
問題: report_dev_setup.shスクリプトを使用して、ファイアウォール例外のSentinelポートを構成すると、Sentinelでエラーが発生します。(BUG 914874)
解決策: 次の手順を実行して、ファイアウォール例外のSentinelポートを構成してください。
/etc/sysconfig/SuSEfirewall2ファイルを開きます。
次の行を変更します。変更前:
FW_SERVICES_EXT_TCP=" 443 8443 4984 22 61616 10013 289 1289 1468 1443 40000:41000 1290 1099 2000 1024 1590"
変更後:
FW_SERVICES_EXT_TCP=" 443 8443 4984 22 61616 10013 289 1289 1468 1443 40000:41000 1290 1099 2000 1024 1590 5432"
Sentinelを再起動します。
問題: Microsoft Active DirectoryおよびWindows Collector上で汎用ホスト名解決サービスコレクタが有効である場合、Sentinel汎用コレクタパフォーマンスが低下します。リモートコレクタマネージャがイベントを送信するとEPSが50%減少します。(BUG 906715)
解決策: 現時点で解決策はありません。
問題: FIPS 140-2モードでSentinelをインストールすると、セキュリティインテリジェンスデータベースへのコネクタが開始されないため、Sentinelはセキュリティインテリジェンス、Netflow、およびアラートデータにアクセスできません。(BUG 915241)
解決策: FIPS 140-2モードでインストールと構成をしたら、Sentinelを再起動してください。
問題: 非rootユーザによってインストールされ、FIPS 140-2モードで構成された、Sentinelのカスタムインストールから、Sentinelをアップグレードすると、セキュリティインテリジェンスデータベースおよびアラートダッシュボードが起動しない場合があります。(BUG 916285)
解決策: 次の手順を実行します。
<カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/binにアクセスして、Sentinelインデックスサービスについて確認します。
次のコマンドを実行します。
./si_db.sh status
次の出力が表示されているかを確認します。
Connection between alert store and indexing service is running. Security Intelligence database is running. Indexing service is running.
上記の3つのいずれかのサービスが実行されていない場合、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行してSentinelを停止します。
rcsentinel stop
Sentinelサーバにnovellユーザでログインします。
次のコマンドを実行します。
<カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/bin/si_db.sh startnoauth
次のコマンドを実行して、dbauserユーザとappuserユーザを追加します。
cd <カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/3rdparty/mongodb/bin
./mongo
use admin
db.addUser ("dbauser", "novell")
use analytics
db.addUser ("appuser", "novell")
exit
次のコマンドを実行して、MongoDBデータベースを停止します。
<カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/bin/si_db.sh stop
次の手順を実行して、暗号化パスワードフィールドを追加します。
次のコマンドを実行して、novellユーザの暗号化パスワードを取得します。
<カスタムインストールディレクトリ>/opt/novell/sentinel/bin/encryptpwd -e novell
暗号化パスワードが表示されます。次に例を示します。
bVWOzu6okMmMCkgM0aHeQ==
configuration.propertiesファイルで、baselining.sidb.passwordプロパティおよびbaselining.sidb.dbpasswordプロパティの暗号化パスワードをアップデートします。たとえば、次のように入力します。
baselining.sidb.password=9bVWOzu6okMmMCkgM0aHeQ==
baselining.sidb.dbpassword=9bVWOzu6okMmMCkgM0aHeQ==
novellユーザアカウントからログアウトして、次のコマンドを使用してrootユーザとしてSentinelを起動します。
rcsentinel start
メモ:configure.shスクリプトを実行して、必要に応じてパスワードをリセットします。configure.shスクリプトの実行の詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』の「インストール後の環境設定の変更
」を参照してください。
問題: Sentinelアプライアンスのインストール時にネットワークインタフェースがデフォルトで構成されません。(BUG 867013)
解決策: ネットワークインタフェースを構成するには、次のようにします。
[ネットワーク環境設定]ページで、[
]をクリックします。ネットワークインタフェースを選択して、[
]をクリックします。[
]を選択して、[ ]か[ ]のどちらかを選択します。[
]をクリックしてから[ ]をクリックします。問題: オペレーティングシステムの言語設定が変更されていると、Sentinelで検索結果をエクスポートするときにWebブラウザがエラーを表示することがあります。(BUG 834874)
解決策: 検索結果を適切にエクスポートするには、次のいずれかを行ってください。
検索結果をエクスポートする際、エクスポートファイル名から特殊文字(ASCII文字以外)を除く。
オペレーティングシステム言語設定でUTF-8を有効にし、マシンを再起動してから、Sentinelサーバを再起動する。
問題: ディスク容量が2TBを超えるシステムで、Sentinelがインストール後に自動で起動しないことがあります。(BUG 846296)
解決策: ワンタイムアクティビティとして、次のコマンドを指定し、Sentinelサービスを手動で開始してください。
rcsentinel start
問題: Sentinelアプライアンスのインストールで、KerberosモジュールにKerberos認証を設定すると、Kerberosクライアントの環境設定が成功したという確認メッセージがコンソールに表示されます。しかし、Kerberosモジュールを再度表示すると、[(BUG 843623)
]の選択が解除されています。解決策: 現時点で解決策はありません。
問題: 1つのレポート結果のPDF (特に、100万イベントの特定のレポート結果の場合)が開くのを待っている間に、別のレポート結果のPDFをクリックしても表示されません。(BUG 804683)
解決策: 2番目のレポート結果のPDFをもう一度クリックすると、レポート結果が表示されます。
問題: Sentinel環境でFIPS 140-2モードが有効になっていると、エージェントマネージャにWindows認証を使用したときに、エージェントマネージャデータベースとの同期が失敗します。(BUG 814452)
解決策: ご使用のSentinel環境でFIPS 140-2モードが有効になっている場合は、エージェントマネージャにSQL認証を使用してください。
問題: FIPS 140-2モードが有効である場合、Sentinel高可用性インストールを実行すると、次のエラーが表示されます。
Sentinelサーバconfiguration.propertiesファイルは正しくありません。環境設定ファイルを確認し、SentinelサーバでFIPSモードを有効にするためにconvert_to_fips.shスクリプトを再度実行してください。
しかし、インストールは正常に完了します。(BUG 817828)
解決策: 現時点で利用可能な修正または解決策はありません。インストーラはエラーを表示しますが、Sentinel高可用性の環境設定はFIPS 140-2モードで正常に動作します。
問題: 非FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、正常に完了しますが、次のエラーが2回表示されます。
/opt/novell/sentinel/setup/configure.sh: line 1045: [: too many arguments
(BUG 810764)
解決策: 現時点で利用可能な修正または解決策はありません。インストーラはエラーを表示しますが、Sentinel高可用性環境設定は非FIPS 140-2モードで正常に動作します。
問題: アップグレードパッケージのベンダがNovellからNetIQに変更されたため、Sentinel 7.2よりも前のバージョンからのアプライアンスのアップデートが失敗します。(BUG 780969)
解決策:
アプライアンスのアップグレードにはzypperコマンドを使用してください。詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』の「zypperを使用したアプライアンスのアップグレード
」を参照してください。
問題: 同じ名前の相関ルールがすでにシステムに存在する場合、ソリューションマネージャで相関ルールがインストールされない。NullPointerExceptionエラーがコンソールのログに記録されます。(BUG 713962)
解決策: すべての相関ルールに固有の名前を付けるようにしてください。
問題: WebインタフェースからSentinelリンクアクションを実行すると、Sentinelコントロールセンターから実行したSentinelリンクコネクタのインテグレータテストが失敗しても、Sentinelに成功メッセージが表示される。(BUG 710305)
解決策: 現時点で解決策はありません。
問題: セキュリティインテリジェンスダッシュボードとアノマリー定義に同じ名前が付いていると、[アノマリーの詳細]ページでダッシュボードリンクが無効になります。(BUG 715986)
解決策: ダッシュボードとアノマリー定義を作成するときは、固有の名前を使用してください。
問題: Sentinel WebインタフェースのコンピュータのクロックがSentinelサーバのクロックより遅れていると、Sentinel Webインタフェースで[アクティブな検索ジョブ]の[期間]と[アクセス]列に負の数字が表示される。たとえば、Sentinel Webインタフェースのクロックが1:30PMに設定され、Sentinelサーバのクロックが2:30 PMに設定されていると、[期間]と[アクセス]の列に負の数字が表示されます。(BUG 719875)
解決策: Sentinel Webインタフェースのアクセスに使用するコンピュータの時間が、Sentinelサーバコンピュータの時間と同じ、またはSentinelサーバコンピュータの時間より進んでいることを確認してください。
問題: セキュリティダッシュボードにログインし、IssueSAMLToken監査イベントの検索を実行すると、IssueSAMLToken監査イベントが間違ったホスト名(InitiatorUserName)または(IPアドレス) SourceIPを表示します。(BUG 870609)
解決策: 現時点で解決策はありません。
問題: イベントデータの収集中、SentinelエージェントマネージャはNULL値のWindows挿入文字列フィールドをキャプチャしません。(BUG 838825)
解決策: 現時点で解決策はありません。
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