2.12 Sentinelデータのルーティングとストレージ

Sentinelでは、収集したデータのルーティング、保管、および抽出に、複数のオプションを提供しています。デフォルトでは、Sentinelは2つの独立した、関連するデータストリーム(解析済みデータと生データ)をコレクタマネージャから受信します。生データは、セキュアなエビデンスチェーンを提供するために、保護されたパーティションの中に即時に格納されます。解析済みデータは、定義したルールに従ってルーティングされます。フィルタリングされたり、ストレージに送信されたり、リアルタイム分析に送信されたり、外部システムにルーティングされたりします。ストレージに送信されるすべてのイベントデータは、さらにユーザ定義の保持ポリシーと突き合わされます。イベントデータはこのポリシーによって決定されるパーティションに配置され、このポリシーが定義するグルーミングポリシーに従ってイベントデータの保持と最終的な削除が行われます。

Sentinelのデータストレージは3層構造になっています。

データ同期ポリシーを使用して、イベントデータとイベントデータ要約を外部データベースに抽出するようにSentinelを設定することもできます。詳細については、『NetIQ Sentinel 7.1 Administration Guide』の「Configuring Data Storage」を参照してください。