2.3 コレクタマネージャ

コレクタマネージャは、データ収集を管理し、システムステータスメッセージを監視し、必要に応じてイベントフィルタリングを実行します。コレクタマネージャの主要な機能は次のとおりです。

2.3.1 コレクタ

コレクタは、コネクタから情報を収集して正規化します。コレクタはJavaScriptで記述されており、次の動作のロジックを定義します。

  • 生データをコネクタから受信する。

  • データを解析および正規化する。

  • 反復可能なロジックをデータに適用する。

  • デバイス固有のデータをSentinel固有のデータに変換する。

  • イベントの形式設定を行う。

  • 正規化、解析、および形式設定を行ったデータをコレクタマネージャに渡す。

  • イベントをデバイス固有でフィルタリングする。

2.3.2 コネクタ

コネクタにより、イベントソースからSentinelシステムへの接続が提供されます。コネクタは、syslogなどのイベントを取得する際は業界標準のプロトコル、データベーステーブルから読み込むにはJDBC、Windowsイベントログからの読み込みにはWMIを、それぞれ使用します。コネクタは以下の機能を提供します。

  • イベントソースからコレクタへの生イベントデータの転送。

  • 接続固有のフィルタリング。

  • 接続エラー処理。