35.3 サービスの監視

高可用性環境の重要な要素は、高可用であるべきリソースとそれに依存するリソースを監視するための、信頼できる安定した方法を確立することです。SLE HAEはリソースエージェントというコンポーネントを使用してそのような監視を実行します。リソースエージェントの役目は、各リソースの状況を知らせ、そのリソースを(要求に応じて)開始および停止することです。

リソースエージェントは監視対象のリソース状況を信頼できる情報として提供して、不要なダウンタイムが発生しないようにする必要があります。誤検出(リソースに障害が発生したと思われたが、実際には自力で回復したという場合など)によって実際には行う必要のないサービスマイグレーション(および関連するダウンタイム)が始まったり、検出漏れ(リソースは機能しているとリソースエージェントが報告したが、そのリソースは実際には正常に動作していないという場合など)によってサービスを適正に利用できなくなったりすることがあります。一方、サービスに対して外部監視を行うことは非常に難しいでしょう。たとえば、Webサービスポートは1つの単純なpingには応答するかもしれませんが、実際のクエリが発行されたときに正しいデータを提供できるとは限りません。多くの場合、本当に正確な測定値を取得するには、サービス自体に自己診断機能を組み込む必要があります。

このソリューションでは、主要なハードウェア、オペレーティングシステム、またはSentinelシステム障害を監視することができる、基本OCFリソースエージェントがSentinelに装備されます。現時点では、Sentinelの外部監視機能はIPポート試験に基づいており、これには読み取りに誤検出や検出漏れの可能性があります。弊社では、このコンポーネントの正確性を改善するために、時間をかけてSentinelおよびリソースエージェントの両方を改良することを計画しています。