3.4 ワークロード保護契約の管理

Portability Suiteにより、ワークロード保護契約を作成し、管理することができます。たとえば、保護契約がアクティブな期間中いつでも、手動で、完全転送および増分転送を実行し、同期スケジュールを中断して再開し、フェイルオーバージョブをテストして実行し、ログを表示することができます。

メモ:仮想化によるワークロード保護は、Windowsワークロードでのみサポートされます。サポートされるMicrosoft Windowsのワークロードを参照してください。

  1. Portability Suite Clientのツールバーで、[同期スケジュール]ボタンをクリックします。[同期スケジュール]ウィンドウが開きます。

  2. 管理する同期スケジュールを右クリックし、次のコマンドのいずれかを選択します。

    復元テストの実行

    保護されたソースサーバのレプリカが有効であることを確認します。この機能は、次のアクションを実行します。

    1. 分離されたネットワークにVMを配置する、またはそれに別のIPアドレスを割り当てるなどの、一時的なネットワーク設定を指定するのに使用できる変換ジョブの作成します。

    2. VMを元の状態に戻すために、電源を入れる前にVMのスナップショットを作成し、完了後にスナップショットを削除します。ジョブは、NIC接続設定などの、VM構成の変更も取り消します。

    3. スケジュールされた同期を中断して、完了後再開します。

    メモ:復元テストを実行する前に、復元テストサーバのサーバ名およびIPアドレスを変更するか、そのサーバを別の物理または論理ネットワークに接続します。また、増分転送が一時停止され、復元テストサーバの電源がオフになるまで再開されないことに注意してください。

    リストアの実行

    ターゲット仮想マシンをオンラインにします。このオプションは、ソースサーバの障害発生時に選択する可能性が最も高いです。簡略化された[変換ジョブ]画面が表示され、この画面では、サーバをオンラインにする前にジョブ設定を変更または確認(あるはその両方)できます。

    完全転送の実行

    ソースサーバからターゲット仮想マシンへの完全転送を強制します。

    増分転送の実行

    増分転送を強制します。

    ジョブの編集

    増分転送のスケジュールを編集できるようにします。

    ログを表示

    実行されたさまざまな転送(初期コピー、完全転送、および増分転送)のステータス情報を表示します。

    スケジュールの一時停止

    増分転送を一時停止します。

    スケジュールの再開

    増分転送を再開します。

    スケジュールのキャンセル

    同期スケジュールをキャンセルします。

    メモ:同期スケジュールをキャンセルする前に、ターゲット仮想マシンをどのように処理するかを決定する必要があります。仮想マシンを保持するには、スケジュールをキャンセルする前に復元ジョブを実行します。その後、任意の仮想マシンサーバ上で仮想マシンを使用できます。