この項では、Forge 4、アプライアンスバージョン2ユニットを工場出荷時のデフォルト状態にリセットする方法について説明します。
ご使用のForgeのモデルによっては、このプロセスには20~45分、またはそれ以上かかる場合があります。
外部/リモート/共有ストレージシステム(iSCSI、FiberChannel、NFS)をすべてForgeから接続解除します。
すべてのネットワークケーブルをForgeから取り外します。
警告:同じ物理スイッチに接続された複数のForgeアプライアンスを工場出荷時の設定にリセットする場合、この手順を省略すると、IPアドレスの競合が発生して障害につながる可能性があります。
次の手順でアプライアンスホストを再起動します。
直接、またはDRACを使用して、Hypervisor (VMware ESX)にログインします。
<Alt> + <F1>を押してESXコンソールを開きます。
重要:アプライアンスの工場出荷時設定へのリセット用IPアドレスを覚えておく必要があります。ACCにログインし、既知の有効なIPアドレスにコンテナを「移動する」には、このアドレスが必要です。IPを適切にリセットするには、「セクション 3.2.1, Forgeアプライアンスバージョン2の移設手順」で説明されるプロシージャを使用します。
管理者レベルの資格情報を使用してログインします。
「reboot」と入力し、<Enter>を押します。
再起動プロセスが完了して、GRUBメニューが表示されるまで待ちます。
[
]オプションを選択して、<Enter>を押します。この操作は、デフォルトの設定が自動的に適用される前に実行してください(約25秒間)。画面の指示に従い、メッセージが表示されたらリセット用のパスワード(「factoryreset」)を入力し、<Enter>を押します。
システムのリセット処理が開始されます。
工場出荷時設定へのリセット処理が完了するまで待ちます。
メモ:工場出荷時設定へのリセット処理中に、アプライアンスは2回再起動します。アプライアンスがデフォルトのブート設定を使用して単独で再起動できるようにしてください(VMware ESX 4.1)。2回目のブート時には[PlateSpin Forge Factory Reset]オプションを選択しないでください。
リセット処理が正常に完了すると、次のようなコマンドプロンプトウィンドウが表示されます。
リセット処理が正常に完了しなかった場合、次のような画面が表示されることがあります。
失敗した場合の作業
PlateSpinサポートに問い合わせて、ログファイルを提供する準備をします。リセット処理のトラブルシューティングに必要なログファイルは次のとおりです。
/var/log/forge/forge-recovery.log
/var/log/forge/INSTALL_LOG.log
/var/log/weasel.log
これらのログファイルの内容は、Forge Appliance Configuration Console (ACC)インタフェースからも参照できます。
PlateSpinサポートから入手できるField Rebuild Kitを使用してForgeを再構築することを検討します。