PlateSpin Transformation Managerアプライアンスには、アプライアンス上でTransformation Managerサーバと連携するように自動的にインストールおよび設定されているPlateSpin Migrate Connectorのインスタンスが含まれています。デフォルトではすべてのプロジェクトと連携します。Transformation Managerでプロジェクトを設定した後で、ptm_project_idをアプライアンス上の/opt/microfocus/migrate_connector/config/settings.cfgファイルに追加し、Connectorインスタンスを固有のプロジェクトに割り当てることができます。
ユーザ独自のSUSE Linux Enterprise Server 11 SP4サーバに展開する各PlateSpin Migrate Connectorインスタンスを手動で設定する必要があります。SP4サーバ。
PTMサーバまたは固有のプロジェクトのConnectorインスタンスを設定するには:
rootユーザアカウントを使用してSLES 11 SP4サーバにログインします。
テキストエディタで、/opt/microfocus/migrate_connector/config/settings.cfgファイルを開きます。
[PlateSpin Transformation Manager Server]という名前の先頭セクションで値を設定します。
オプション |
説明 |
---|---|
ptm_host |
Transformation Managerサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。たとえば、アプライアンス上のMigrate Connectorインスタンスはlocalhostです。 ptm_host=localhost |
ptm_port |
Transformation Managerサーバ用に使用されるポートを指定します。HTTPS の既定のポートは 8183 です。HTTP の既定のポートは 8182 です。 ptm_port=8183 |
ptm_ssl |
SSLを使用してTransformation Managerサーバに接続するには、trueという値を指定します。有効な値はtrueとfalseです。 ptm_ssl=true |
verify_ptm_ssl_cert |
PlateSpin Transformation Managerサーバに接続する際に、証明書の検証を強制するかどうかを指定します。有効な値はfalseとtrueです。デフォルトでは検証は行われません(false)。 verify_ptm_ssl_cert=false Connectorのリモートインスタンス用のPTMサーバ証明書を検証することをお勧めします。アプライアンスにインストールされているConnectorインスタンスについては、証明書の検証は不要です。 |
local_ptm_ssl_cert |
PTMサーバ証明書を認証するためのローカルPTMサーバ証明書ストアを指定します。証明書の検証にローカル認証局を使用するには、ディレクトリの場所を指定します。値が設定されていない場合は、Mozillaのルート証明書が使用されます。 local_ptm_ssl_cert= |
ptm_username |
プロジェクトレベルで少なくともプロジェクト設計者の役割が割り当てられたPlateSpin Transformation Managerサーバ上の有効なシステムユーザアカウントの電子メールアドレスを指定します。 ptm_username=john.doe@example.com 実際のユーザオブジェクトを使用するのではなく、Connectorのログインアカウント情報用に使用する固有の専用ユーザオブジェクトを作成すると、変換履歴において、Connectorで開始されたアクションをユーザオブジェクト別に区別できます。 メモ:PlateSpin Transformation Managerで、使用するConnectorインスタンス専用のユーザアカウントを作成することをお勧めします。この特別なユーザオブジェクトをシステムユーザとして作成してから、このシステムユーザにプロジェクト設計者の役割をプロジェクトレベルで割り当てます。Connectorインスタンスごとに異なるユーザオブジェクトを作成し、割り当てられたプロジェクトに適した許可を付与します。 |
ptm_password |
ユーザーアカウントのパスワードを指定します。 ptm_password=yourpassword |
ptm_project_id |
(オプション)すべてのプロジェクトでConnectorを使用可能にする代わりに、単一のプロジェクトのみでConnectorを使用できるように制限するために、Transformation Manager内のプロジェクトのプロジェクトID番号を指定します。Connectorは、この割り当てられたプロジェクト内のイベントとアクションのみを処理します。 ptm_project_id=1234 PlateSpin Transformation Manager内のプロジェクトに関連付けられたID番号を確認するには、次の手順を実行します。
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ファイルを保存し、テキストエディタを終了します。
PlateSpin Migrate Connectorを開始または再起動します。端末コンソールで、次のコマンドを入力します。
rcps_migrate_connector restart
PlateSpin Transformation Manager ApplianceにインストールされたMigrate Connectorインスタンスについては、アプライアンス管理コンソールからConnectorを再起動することもできます。