8.4 AWSにマイグレートされるWindowsターゲットのOSライセンスアクティベーションの設定

PlateSpin Migrateでは、ターゲットワークロード上のMicrosoftソフトウェアライセンスコンプライアンスをAWSが管理する必要があるかどうかを設定するために、次のパラメータが用意されています。

  • AWSActivateWindows: このパラメータを使用して、AWSにWindowsターゲットワークロード上のWindows OSライセンスをアクティベートさせるのか、またはユーザが独自のMicrosoftライセンスを使用してそのライセンスに準拠する責任を負うのかを設定できます。このパラメータのデフォルト値はTrueです。これは、ユーザがマイグレーション用にAWSターゲットを準備する際に、請求可能なAMIのプライベートコピーでAMI IDを正しく指定している限り、AWSがターゲットワークロード上のWindows OSライセンスをアクティベートすることを意味します。詳細については、セクション 27.2, アマゾンウェブサービスへのワークロードのマイグレーションの設定を参照してください。

  • AWSKMSServers: このパラメータを使用して、Windowsインスタンスがアクティベーションに使用するAWS KMS Server情報を設定できます。これは、AWSActivateWindowsパラメータの値がtrueに設定されている場合にのみ適用可能です。ターゲットKMS Serverは、Windowsインスタンスが動作しているのと同じAWSリージョンに存在する必要があります。

  • KMSClientSetupKeys: このパラメータは、一般的に使用されているOSバージョンベースのMicrosoft KMSクライアントセットアップキーをリストします。これらは、KMSサーバを通じたWindowsのアクティベーションに使用されます。このパラメータは、AWSActivateWindowsの値がtrueに設定されている場合にのみ適用可能です。特定のOSのキーがリストされていない場合、次の形式でエントリを追加できます。

    OperatingSystemTypeandBranding="Microsoftが提供するKMSキー"

    たとえば、OSタイプがWindows 2016で、ブランディングがStandard ServerのWindowsサーバの場合、Windows2016StandardServer="WC2BQ-8NRM3-FDDYY-2BFGV-KHKQY"という形式になります。

AWSパラメータの値を編集するには:

  1. PlateSpin Migrate Webインタフェースに管理者としてログインし、次のPlateSpin Server環境設定ページを開きます。

    https://Your_PlateSpin_Server/PlateSpinConfiguration/

  2. 編集するパラメータを検索して、必要な変更を行います。

  3. 設定を保存し、ページを閉じます。