PlateSpin Migrate 12.1リリースノート

2016年5月

PlateSpin Migrateバージョン12.1には、新機能、機能拡張、およびバグフィックスが含まれています。

これらの改善の多くは、お客様から直接ご提案いただいたものです。皆様の貴重なお時間とご意見に感謝いたします。弊社の製品が皆様のご期待に添えるよう、引き続きお力添えを賜りたく存じます。フィードバックは当社オンラインコミュニティ「NetIQ Communities」のPlateSpin Migrateフォーラムからお寄せください。こちらのコミュニティには、製品情報、ブログ、役立つリソースへのリンクなども掲載されています。

本製品のマニュアルは、NetIQ WebサイトからHTML形式およびPDF形式で入手することができます。ログインしなくてもマニュアルページにアクセスできます。マニュアルを改善するためのご提案がありましたら、NetIQマニュアルのWebサイトに掲載されているPlateSpin Migrate 12.1マニュアルのHTML版で、各ページの下にあるcomment on this topicをクリックしてください。

この製品には、文書化されていないユーティリティが付属しています。これはテクニカルサポートチームが問題の診断または解決を行う際に使用します。

以前のリリースに付属していた文書については、PlateSpin Migrate 12.1文書のWebサイトで、以前のリリースまでスクロールしてください。

1.0 新機能

次のセクションでは、本リリースの主な機能について概説します。

1.1 クラウドへのワークロードのマイグレーションのサポート

PlateSpin Migrate 12.1ではWebインタフェースが強化され、次のWindowsワークロードとLinuxワークロードをMicrosoft Azureに移行できるようになりました。

Windows:

  • Microsoft Windows Server 2012 R2

  • Microsoft Windows Server 2012

  • Microsoft Windows Server 2008 R2

Linux:

  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.1

  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.7

  • SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP4

  • SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP3

メモ:

  • Microsoft AzureはWindowsクラスタをサポートしていないため、Windowsクラスタワークロードのマイグレーションはサポートされていません。

  • UEFIワークロードのマイグレーションはサポートされていません。

  • PlateSpin Migrate Clientは、Microsoft Azureへのワークロードのマイグレーションをサポートしていません。Microsoft Azureにワークロードをマイグレートする場合、PlateSpin Migrate Webインタフェースのみを使用できます。

  • ワークロードのカットオーバーテストはサポートされていません。ワークロードのカットオーバーの実行のみを行うことができます。

  • PlateSpin Migrateは、最大64個のデータディスクで構成されるサイズのAzure VMをサポートしています。選択されたAzureリージョン内で最大のインスタンスサイズに対して、Migrateは、PlateSpin Replication Environment内のOSディスクレプリケーション用に1つのデータディスクを使用します。マイグレーション後に、このディスクはOSディスクになり、1つのデータディスクを追加できます。

    各データディスクの最大サイズは1TB (1024GB)である必要があります。

  • Migrateでは、ソースワークロードのコア設定、メモリ設定、データディスク設定、およびNIC設定以上のAzure VMインスタンスサイズを推奨します。ただし、選択されたAzureリージョンで使用できる最大インスタンスサイズによる制限に従って、ターゲットワークロードの要件に基づいて、これより小さいか大きいインスタンスサイズを選択できます。

  • Azureで使用できるディスクサイズの粒度のため、Azure VM上に作成されるディスクのサイズは、ソースディスクパーティションのサイズ+約1GBとなります。

  • マイグレートされたターゲットワークロードのOSライセンスが必要です。Azureターゲットワークロードについては、Azureにライセンス情報を提供する必要があります。提供しない場合は、MicrosoftからOSライセンス料が課金されます。

  • 各ターゲットのAzureサブスクリプションに対して、PlateSpin Migrate Replication Environment VMのプログラムによる展開を有効にする必要があります。「Replication Environment VMを展開するためのAzureサブスクリプションの有効化」を参照してください。

  • 現時点では、PlateSpin Server上の時刻が非同期状態になると、403 Forbiddenエラーが発生して、カットオーバーが失敗します。

  • PlateSpin Serverホストに、そのホストの場所のタイムゾーンに応じた正しい時刻が表示されることを確認します。PlateSpin Serverホスト上の時刻が正しくない場合は、403 Forbiddenエラーが発生して、カットオーバープロセスが失敗します。

1.2 Migrateコマンドラインインタフェースを使用したMicrosoft Hyper-Vホスト上のターゲットVMへのワークロードのマイグレーションのサポート

PlateSpin Migrate 12.1では、従来どおりVMwareホスト上のターゲットVMにワークロードをマイグレートできるだけでなく、拡張されたMigrateコマンドラインインタフェースを使用して、ターゲットMicrosoft Hyper-Vホスト上のVMにワークロードをマイグレートできます。『PlateSpin Migrate 12.1ユーザガイド』の「PlateSpin Migrateコマンドラインインタフェースの使用」を参照してください。

1.3 Migrate ClientとWebインタフェース間での、検出されたワークロードとターゲットホストの同期のサポート

PlateSpin Migrate 12.1では、拡張されたMigrate Clientによって検出されたワークロードとターゲットホストがWebインタフェースに自動的に同期されます。

1.4 カットオーバー時のソースとターゲット間のデータ整合性の保証のサポート

PlateSpin Migrate 12.1では、新たに導入されたオプションを使用して、ソースワークロード上のWindowsサービスをカットオーバープロセス全体にわたって完全に停止し、ソースワークロードとターゲットマシンとの間でアプリケーションデータの整合性を保証できます。停止したサービスは、カットオーバープロセスの完了後も再開されません。『PlateSpin Migrate 12.1ユーザガイド』の「マイグレーション用のワークロードの設定」を参照してください。

1.5 ワークロードのサポート

PlateSpin Migrate 12.1は、次のワークロードとコンテナをサポートしています。

  • Windowsワークロード

    • Windows Server 2012 R2クラスタ

  • Linuxワークロード

    • CentOS 7

    • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.2、7.1 (BIOSベースのワークロードのみがサポートされています)

    • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.7 (BIOSベースのワークロードのみがサポートされています)

    • SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP4 (BIOSベースのワークロードのみがサポートされています)

サポートされているワークロードおよびコンテナの詳細については、PlateSpin Migrate 12.1ユーザガイドの『サポートされる構成』を参照してください。

1.6 Windowsマシンにブロックベース転送ドライバをインストールするためのユーティリティ

PlateSpin Migrate 12.1で導入された新しいコマンドラインユーティリティ(MigrateAgent.cli.exe)を使用して、ブロックベース転送ドライバのインストール、アップグレード、クエリ、またはアンインストールを実行できます。

ドライバをインストール、アンインストール、またはアップグレードしたときは常に再起動が必要ですが、このユーティリティを使用すると、これらの操作を実行するタイミングを柔軟に制御できるため、サーバが再起動されるタイミングも柔軟に制御できます。たとえば、このユーティリティを使用して、最初のレプリケーション時ではなくスケジュールされたダウンタイム時にドライバをインストールできます。

このユーティリティの詳細については、『PlateSpin Migrate 12.1ユーザガイド』のMigrateAgentユーティリティを参照してください。

1.7 Hyper-Vの拡張点

PlateSpin Migrate 12.1では、Microsoft Hyper-Vホスト上のターゲットVMについて次の拡張が加えられています。

Hyper-Vターゲット仮想マシンの世代タイプを定義するためのオプション

PlateSpin Migrate 12.1では、Hyper-Vホスト上のVMの仮想マシン世代タイプを設定するための、新たに導入されたオプションを使用して、新しい仮想マシンについて次のいずれかの世代タイプを選択できます。

  • Generation 1 (生成1): Hyper-V BIOSアーキテクチャに基づいたターゲット仮想マシンを展開できます。

  • Generation 2 (生成2): Hyper-V UEFIアーキテクチャに基づいたターゲット仮想マシンを展開できます。

PlateSpin Migrate 12.1ユーザガイド』の「仮想マシンの設定: Microsoft Hyper-V」を参照してください。

Hyper-Vホスト上のターゲットVMの仮想ネットワークIDを定義するためのオプション

PlateSpin Migrate 12.1では、新たに導入されたVLAN IDオプションを使用して、Hyper-Vホスト上のターゲットVMで使用される仮想ネットワークIDを指定できます。このIDを指定していない場合は、ソースマシンの仮想ネットワークIDがデフォルトで使用されます。

PlateSpin Migrate 12.1ユーザガイド』の「マイグレーション後の仮想ネットワークインタフェース(WindowsおよびLinux)のネットワーキング」を参照してください。

Hyper-Vホスト上のターゲットVMへのワークロードマイグレーションにおいて、ターゲット制御取得プロセス中に使用されるアダプタタイプを変更するためのオプション

PlateSpin Migrate 12.1では、Hyper-Vホスト上のターゲットVMへのワークロードマイグレーションにおいて、ターゲット制御取得プロセス中に使用されるアダプタタイプを変更できます。

PlateSpin Migrate 12.1ユーザガイド』の「Hyper-Vホスト上のターゲットVMへのワークロードマイグレーションにおいて、ターゲット制御取得プロセス中に使用されるアダプタタイプの変更」を参照してください。

1.8 VMwareの拡張点

PlateSpin Migrate 12.1では、VMwareホスト上のターゲットVMについて次の拡張が加えられています。

  • VMware DRSクラスタへのワークロードのマイグレーションのサポート強化

  • ターゲットVM用のソケットあたりのCPUコア数とCPUソケット数を指定可能

1.9 セキュリティ

本リリースのGLIBCバージョンでは、CVE 2015-7547という脆弱性への対策が講じられています。この脆弱性は、glibc DNSクライアント側のgetaddrinfo()関数内のスタックベースバッファオーバーフローです。

2.0 PlateSpin Migrate 12.1のインストール

PlateSpin Migrate 12.1のインストールについては、PlateSpin Migrate 12.1 Installation and Upgrade Guideの『PlateSpin Migrateのインストール』を参照してください。

3.0 PlateSpin Migrate 12.1へのアップグレード

PlateSpin ServerをPlateSpin Migrate 12.1にアップグレードするには、PlateSpin Migrate 12.0 Hotfix 1がすでにインストールされている必要があります。『PlateSpin Migrate 12.1 Installation and Upgrade Guide』のUpgrading PlateSpin Migrateを参照してください。

他の直接アップグレードはサポートされていません。PlateSpin Migrate 12.0からPlateSpin Migrate 12.0 Hotfix 1へのアップグレードについては、『PlateSpin Migrate 12.0 Hotfix 1リリースノート』を参照してください。

4.0 ソフトウェアの修正

このリリースで修復されたバグのリストは次のとおりです。

4.1 vCenter ServerでDistributed Resource Schedulerが有効になっている場合、マイグレーションとサーバ同期のジョブが正常に実行されないことがある

問題: vCenter ServerまたはクラスタレベルでDistributed Resource Scheduler (DRS)が有効になっている場合は、オブジェクト参照エラーが発生して、マイグレーションとサーバ同期のジョブが正常に実行されないことがあります。

修正: ワークロードをVMwareクラスタにマイグレートする場合、VMware DRSとVMware HAはdisabledに設定されます。マイグレーションプロセス全体にわたって、ターゲットVMのVMware DRSやVMware HAの状態を変更してはいけません。

4.2 マイグレートされたLinuxターゲットでパーティションが別個のディスクとして作成される

問題: パーティションを含むLinuxワークロードをマイグレートした場合は、各パーティションはマイグレートされたLinuxターゲット上の別個のディスクとして作成されます。

修正: パーティションを含むLinuxワークロードをマイグレートした場合は、マイグレートされたLinuxターゲットにはソースワークロードと同じパーティションが含まれます。

4.3 [Install PlateSpin Server (PlateSpin Serverのインストール)]の処理が完了した後、インストールユーティリティのラーンチャを更新する必要がある

問題: PlateSpin Migrateソフトウェアが正常にインストールされた後に、PlateSpin Migrate Installation Launcherが更新されず、Install PlateSpin Server (PlateSpin Serverのインストール)ボタンが淡色表示/非アクティブ状態にならないため、インストール済みのソフトウェアが検出されたことを確認できません。(バグ969435)

修正: Install PlateSpin Server (PlateSpin Serverのインストール)ボタンは、インストールが正常に完了すると自動的に淡色表示になります。

4.4 Linuxワークロード上でマイグレーション後のスクリプトを実行できない

問題: Linuxワークロード上でマイグレーション後のスクリプトを実行できていませんでした。(バグ895957)

修正: Linuxワークロード上でマイグレーション後のスクリプトを正常に実行できるようになりました。

4.5 Webインタフェースが頻繁に更新されるためにワークロードやターゲットを追加できない

問題: Webインタフェースでの[Workloads (ワークロード)]ページと[Targets (ターゲット)]ページの更新間隔が短すぎたために、ワークロードやターゲットを追加できていませんでした。(バグ971850)

修正: [Workloads (ワークロード)]ページと[Targets (ターゲット)]ページのデフォルトの更新間隔が、15秒から30秒に変更されました。この間隔を設定できるようになりました。カスタム間隔を指定するには、\Program Files\PlateSpin Migrate Server\PlateSpin Forge\web\web.configファイルで次の設定の値を変更します。

<add key="WorkloadTargetsUpdateIntervalSeconds" value="30" />

4.6 NAT環境にあるソースとのデータコピー時にジョブが進行しない

問題: NAT環境内にあるソースワークロードは、そのワークロードのNATパブリックIPアドレスを使用して追加されていましたが、そのワークロードのNICはプライベートIPアドレスにのみマップされていて、そのNATパブリックIPアドレスはソースオペレーティングシステムから認識できていませんでした。(バグ961985)

修正: ソースワークロードがNAT環境にある場合は、レプリケーションのためにソースマシンに接続する際に、NAT IPピニングシナリオで最初に試すアドレスとして、ソースマシンのNATパブリックIPアドレスを使用するようにターゲットワークロードを設定できます。

4.7 Webインタフェースを介したオブジェクト検出に失敗して警告メッセージが表示されることがある

問題: Webインタフェースを使用してワークロードとターゲットを検出する際に、警告メッセージが表示されて、検出に失敗することがあります。(バグ946132および970592)

修正: コントローラには、15秒(15000ミリ秒)というデフォルトのハートビート遅延が設定されています。

これより短いか長い時間のハートビート遅延を使用可能にするには、次の手順を実行します。

  1. Migrateサーバコンピュータ上で、レジストリエディタを開きます。

  2. HKLM\SOFTWARE\PlateSpin\OperationsFramework\Controllerという項目を表示します。

  3. 種類がREG_SZHeartbeatStartupDelayInMSという名前のキーを追加して、その値を希望のミリ秒数に設定します。デフォルトの設定は15000です。

  4. サーバコンピュータを再起動します。

4.8 Migrate ClientとMigrate Webインタフェースを使用して検出されたソースワークロードとターゲットホスト間の同期に関する問題

問題: PlateSpin Migrate Clientを使用して検出したソースワークロードとターゲットホストが、PlateSpin Migrate Webインタフェースに表示されていませんでした。

修正: Migrate Clientを使用してデフォルトネットワーク内で検出したソースワークロードとターゲットが、自動的に同期されてWebインタフェースに表示されるようになりました。

4.9 ワークロードのカットオーバーテストを実行するとカットオーバーの実行が行われる

問題: Perform Incremental Replication (増分レプリケーションの実行)オプションが選択されている状態で、ワークロードのカットオーバーテストを実行することを選択した場合、カットオーバーの実行が行われていました。(バグ940244)

修正: Perform Incremental Replication (増分レプリケーションの実行)オプションが選択されている状態で、ワークロードのカットオーバーテストを実行した場合、カットオーバーの実行が行われなくなりました。

4.10 [Target Workload Settings (ターゲットワークロード設定)]と[Target Workload Test Settings (ターゲットワークロードテスト設定)]の[VM Memory (VMメモリ)]の変更が適用されない

問題: PlateSpin Migrate Webインタフェースを使用してワークロードのマイグレーション設定を行って、[Target Workload Settings (ターゲットワークロード設定)]セクションと[Target Workload Test Settings (ターゲットワークロードテスト設定)]セクションでVM Memory (VMメモリ)の値を指定した場合、指定した値が適用されません。代わりに、引き続きデフォルトのソース値が適用されます。(バグ940013)

修正: マイグレーションの設定時に、[Target Workload Settings (ターゲットワークロード設定)]セクションと[Target Workload Test Settings (ターゲットワークロードテスト設定)]セクションのVM Memory (VMメモリ)で指定した値が適用されるようになりました。

4.11 スケジュールされたフルレプリケーションが該当時刻になっても開始されない

問題: PlateSpin Migrate 12.0では、フルレプリケーションに対して設定されたスケジュールが適用されないことがありました。(バグ971849)

修正: PlateSpin 12.1では、設定したスケジュールが適用されます。ただし、バージョン12.0 Hotfix1からバージョン12.1にアップグレードした後に、一部の既存スケジュールが壊れた状態になることがあります。Next Replication (次のレプリケーション)に空のスケジュールが表示される場合は、そのワークロードのスケジュールを再設定する必要があります。

4.12 [Linux Configuration (Linux設定)]ページでボリュームグループを再選択した後に[Config (設定)]ページを保存すると、Web UIで例外が発生する

問題: ボリュームグループと論理ボリュームを使用して設定されたLinuxワークロード上で、LVMのVolume Group (ボリュームグループ)を選択解除して[Config (設定)]ページを保存してから、[Config (設定)]ページを再び編集してVolum Group (ボリュームグループ)を再選択すると、この変更を保存する際にWebインタフェースで例外が発生します。(バグ970767)

修正: [Config (設定)]ページを編集してVolume Group (ボリュームグループ)を再選択しても、問題は発生しなくなりました。

4.13 NSSボリュームがマウントされない

問題: マイグレーションの完了後に、スナップショットが有効になっているNSSボリュームが想定どおりに自動的にマウントされません。(バグ655828)

修正: ナレッジベースの記事7008773を参照してください。

4.14 (VMware 4.1)トラフィック転送VMによるネットワークパフォーマンスが低い

問題: 一部のシナリオでは、ネットワークトラフィックを転送するワークロードのレプリカ(たとえば、ワークロードの目的がNAT、VPN、またはファイアウォールのネットワークブリッジを提供することである場合)で、ネットワークパフォーマンスが大幅に低下することがあります。これは、LRO (Large Receive Offload) を持つVMXNET 2とVMXNET 3アダプタの問題に関連しています。(バグ680259)

修正: 仮想ネットワークアダプタのLROを無効にします。ナレッジベースの記事7005495を参照してください。

4.15 ネットワーク共有に保存されたイメージへのレプリケーション中に、「アクセスが拒否されました」というエラーが発生して失敗する

問題: ネットワーク共有を使用して保存を行うイメージサーバのコントローラサービスでは、アップグレード後、サービスの「Log On As」資格情報が保持されません。画像操作は、正しい「Log On As」認証でコントローラサービスがアップデートされるまで、「Access Denied」メッセージで失敗します。(バグ685509)

修正: ナレッジベースの記事7008772を参照してください。

5.0 確認されている問題

5.1 一般的な問題

次の問題は調査中です。

ドイツ語のブラウザで、ターゲットを削除したときに確認ダイアログが表示されない

問題: お使いのWebブラウザの言語オプションがドイツ語に設定されている場合、[Targets (ターゲット)]リスト内のターゲットの横にある削除をクリックしても、Webインタフェースに確認ダイアログが表示されません。この問題は、VMwareターゲットとAzureターゲットの両方に当てはまります。言語オプションが英語や他のサポートされている各国語(フランス語、日本語、簡体字中国語、繁体字中国語)に設定されているWebブラウザでは、Webインタフェースに[Remove Target (ターゲットの削除)]確認ダイアログが表示されます。(バグ978490)

回避策: ドイツ語のブラウザを使用する場合は、ターゲットの削除を選択する際に注意してください。代わりに、Webブラウザの言語設定を変更して、サポートされている他の言語を使用することもできます。

中国語ロケールのヘルプが英語で表示される

中国語ロケールでは、ヘルプは英語で表示されます。

ターゲットLinuxワークロードの[Configuration (設定)]ページのホスト名設定に下線が含まれている場合、カットオーバーテストが失敗する

問題: ターゲットLinuxワークロードの場合は、[Configuration (設定)]ページで指定されたホスト名に下線が含まれている場合は、次のメッセージが表示されて、カットオーバーテストが失敗します。

Failed to configure virtual machine (仮想マシンを設定できませんでした)

(バグ975854)

回避策: Linuxプラットフォームでは一般に、ホスト名に下線を使用することはサポートされていません。サポートされている文字(a~z、0~9、ハイフン(-))のみを使用したホスト名に変更してから、再試行してください。

暗号化が有効になっている場合、ファイルベースの増分レプリケーションが完了しない

問題: ファイルベースのデータ転送の対象に設定されているWindowsワークロードの暗号化を有効にすると、増分レプリケーションの転送終了時にWindowsレシーバがハングすることがあります。このハングは、暗号化プロセスによって、転送で読み込まれた最後のバイトが間違ってゼロ以外の値に設定された場合に発生します。これは転送するファイルがほかにもあり、ストリームからの読み込みを続行することを意味します。(バグ944559)

回避策: レプリケーションデータの転送で暗号化を有効にする場合、Windowsワークロードに対してはブロックベースのデータ転送を使用できます。

Webインタフェース: [Preserve Source (ソースの保持)]オプションを指定して[Remove Workload (ワークロードの削除)]を実行した後に検証メッセージが表示されない

問題: Remove Workload (ワークロードの削除)およびPreserve Source (ソースの保持)オプションを使用してワークロードを削除した後に、検出されたワークロードが[Not Configured (未設定)]状態になっており、ターゲットロケーションがクリーンアップされます。検証履歴は、直前の操作であるRemove Worload (ワークロードの削除)のみに関連しています。その前のワークロード検出の検証履歴は確認できなくなっています。(バグ971118)

回避策: ワークロードを削除する前に、スクリーンショットを取るか、メッセージを別の場所にコピーすることで、検出の検証情報を記録してください。

コンピュータのOS言語とOSロケールが一致しない場合、インストールが失敗する

問題: OS言語設定とOSロケール設定が一致していないコンピュータにPlateSpin Migrateをインストールしようとすると、インストールが失敗します。(バグ939805)

回避策: PlateSpin Migrateを正常にインストールするには、コンピュータのOS言語設定とOSロケール設定が一致していることを確認します。インストールの完了後、必要に応じてコンピュータのロケールを変更できます。

たとえば、OS言語設定が英語の場合は、英語版またはローカライズ版のPlateSpin Migrateをインストールする際に、OSロケール設定も英語に設定されていることを確認する必要があります。インストールの完了後、必要に応じてロケールを変更できます。

ブロックベースのドライバがインストール済みの場合でも、ワークロードマイグレーションの設定時に、レプリケーションの準備中にブロックベースのドライバをインストールするためのオプションが有効になっている

問題: ブロックベースのドライバがすでにインストールされているワークロードのマイグレーションを設定する際に、[Transfer Method (転送方法)]設定のInstall During Prepare Replication (レプリケーションの準備中にインストール)オプションがデフォルトで有効になって選択されています。ブロックベースのドライバはすでにインストールされているため、このオプションを無効にする必要があります。ただし、機能が使用できなくなることはありません。(バグ967018)

回避策: このオプションは無視してください。

LVMボリュームグループを選択解除し、対応する論理ボリュームを選択解除しない場合、AzureターゲットとVMwareターゲットとの間で動作が一貫しない

問題: LVMが含まれたLinuxワークロードの場合、ボリュームグループのみを選択解除し、対応する論理ボリュームを選択解除しない場合は、次のターゲットについて動作が一貫しません。

  • VMware: 検証エラー/メッセージが表示されて、正しくない設定を修正するためのユーザ操作が求められます。

    The LVM volume group <vg_name> assigned to <logical_volume_name> is missing in the target. (<logical_volume_name>に割り当てられたLVMボリュームグループ<vg_name>がターゲットに存在しません)
    
  • Azure: 対応する論理ボリュームが保存時に自動的に選択解除されます。

(バグ973926)

回避策: ボリュームグループを選択解除した場合は、対応する論理ボリュームも選択解除する必要があります。

Linuxワークロードのマイグレート時にボリュームのマッピングがサポートされない

問題: PlateSpin Migrate Clientを使用してLinuxワークロードをマイグレートする場合は、次のマッピングはサポートされません。(バグ930355)

  • LVMへのブートボリュームのマッピング

  • 既存のボリュームグループへのボリュームのマッピング

  • 新しいボリュームグループへのボリュームのマッピング

  • ディスクへのボリュームグループの再マッピング

パーティションのないrawディスク上に作成されたボリュームを含むLinuxワークロードをマイグレートできない

問題: PlateSpin Migrateは、パーティションのないrawディスク上に作成されたボリュームを含むLinuxワークロードのマイグレーションをサポートしていません。(バグ937071)

Hitachi LPARにワークロードをマイグレートできない

問題: オペレーティングシステムが実行されているHitachi LPARにワークロードをマイグレートすると、マイグレーションが完了しない可能性があります。これは、マイグレーションのConfigure Target Machine (ターゲットマシンの設定)ステップで、マイグレーションジョブがユーザ操作を待機するためです。 (バグ902489)

回避策: Hitachi LPARのUEFIブート順序を変更し、ISOイメージではなく、ハードディスクから起動するようにします。

Hitachi LPARにワークロードをマイグレートすると警告メッセージが表示される

問題: Hitachi LPARにワークロードをマイグレートすると、次のような警告メッセージが表示されることがあります。(バグ917209)

Device 'Unassigned Hitachi Shared FC Device 3017' is not supported by .....

回避策: このメッセージは無視してください。

Windows Server 2012およびWindows Server 2012 R2のコンピュータにPlateSpin Migrateをインストールできない

問題: Windows Server 2012またはWindows Server 2012 R2のコンピュータでは、コントロールパネルでUACを無効にしてからそのコンピュータにPlateSpin Migrateをインストールすると、前提条件チェックユーティリティに、UACがまだ有効であるというエラーが表示されます。これは、コントロールパネルからUACを無効にすると、対応するレジストリキーにその変更が反映されないためです。 (バグ929511) 

回避策: Windows Server 2012またはWindows Server 2012 R2のコンピュータ上でUACを無効にするには、Microsoft TechNet Wikiで「Windows Server 2012: Deactivating UAC」を参照してください。

検出されたHyper-Vコンテナが、PlateSpin Migrate Webインタフェースでワークロードとして表示される

問題: PlateSpin Migrate Webインタフェースを使用してHyper-Vコンテナを検出すると、そのHyper-Vコンテナがインタフェースでワークロードとしてリストされます。このHyper-Vコンテナはマイグレートしないでください。(バグ929978) 

回避策: このHyper-Vコンテナはマイグレートしないでください。

ソースワークロードのファームウェアをサポートしないコンテナに、Linuxワークロードをマイグレートできない

問題: UEFIからBIOSへの変換(またはその逆)がサポートされないため、次のシナリオでLinuxワークロードのマイグレーションに失敗します。(バグ937070)

  • UEFIファームウェアが付属するLinuxワークロードの、BIOSファームウェアをサポートするコンテナへのマイグレーション。

  • BIOSファームウェアが付属するLinuxワークロードの、UEFIファームウェアをサポートするコンテナへのマイグレーション。

(Windowsソース)マイグレーション後にデフォルトでないボリュームごとのVSS設定が保存されない

問題: Windowsワークロードのマイグレーション後にデフォルトでないボリュームごとのVSS設定が保存されません。(バグ493589)

回避策: マイグレーション後に、カスタムVSS設定を再設定する必要があります。

(ESX 4.1)間違ったvCPUの選択に対して警告やエラーメッセージが表示されない

問題: 要求されたvCPUの数がESX 4.1ホスト上の物理的なCPUの数を超えている場合、要求された数は無視され、警告なしに単一のvCPUを持つターゲットVMが作成されます。 (バグ505426) 

回避策: vCPUの選択数がESX 4.1ホストサーバ上の物理CPU数を超えないようにします。

データストア名に特殊文字が含まれていると、マイグレーションの問題が発生する

問題: データストア名に「+」などの特殊文字があるESXデータストアでマイグレーション操作を試みると、マイグレーション操作が失敗する場合があります。 (バグ506154) 

ナレッジベースの記事7009373を参照してください。

ブートパーティションを保持することにより、マイグレーションの問題が発生する

問題: 一部のマイグレーションシナリオでは、システムがターゲット上のブートパーティションを不適切に保持できるようにするので、適切なワークロードをブートできなくなる場合があります。(バグ595490) 

回避策: ターゲットのブートパーティションを保持するように設定しないでください。

(LinuxからESX 4)ソースOSで自動ログイン機能またはCDの自動マウント機能が有効になっている場合、マイグレーションを正常に完了できない

問題: ソースOSで自動ログイン機能またはCDの自動マウント機能が有効になっている場合は、マイグレーションが影響を受けます。ジョブの設定手順中にターゲットにログインした場合もマイグレーションに影響が及びます。(バグ604320) 

回避策: ソース上で自動ログイン機能とCDの自動マウント機能を無効にします。さらに、マイグレーションが終了するまでは、ターゲットワークロードにログインしないようにしてください。

Unicode文字が含まれたファイル名を持つマイグレーション後のスクリプトを実行できない

問題: マイグレーション後のスクリプトのファイル名にUnicode文字が使用されている場合は、そのスクリプトを実行できません。(バグ619942) 

回避策: マイグレーション後のアクションに名前を付ける場合は、ASCII文字のみ使用します。

VSSスナップショットが保持されない

問題:·ソースワークロード上のサードパーティアプリケーションにより作成されたVSSスナップショットは、マイグレーション時にターゲットに複製されません。(バグ692680) 

ターゲットVMホストのデータストアの数が多い場合、WAN経由のマイグレーションに長い時間がかかる

問題: 一部の環境では、マイグレートサーバがWANを使用してVMホストに接続されており、VMホストのデータストアの数が多い場合、ターゲットをブートするために必要となる適切なISOイメージを検索するプロセスに予想よりも長い時間かかる場合があります。(バグ702152) 

回避策: 使用可能な帯域幅を最大化するには、トラフィックのピーク時間帯を避けてマイグレーションを計画してください。

1回限りのサーバ同期後に、マップされていないhomeディレクトリが無効になり、アンマウントされる

問題: サーバ同期を実行してから、/homeパーティションをマップ解除してnoneにした場合は、パーティション/homeのディレクトリがターゲットサーバ上でマウントされて有効化される必要がありますが、代わりに無効化されてアンマウントされます。(バグ779194) 

回避策: サーバ同期の後に、ターゲットサーバの/etc/fstabファイル内で適切な行をコメント解除します。ナレッジベースの記事7014638を参照してください。

Windows Server 2012コア変換時にVMwareツールがインストールされない

問題: Windows Server 2012コアの変換時にVMwareツールがインストールされません。(バグ810460) 

回避策: 変換後にVMwareツールを手動でインストールします。

Windows Server 2008 Hyper-Vホスト上でホストされているSLES 11ターゲットVMでネットワークカードが初期化されない

問題: 半自動方法を使用して、Windows Server 2008 Hyper-Vホスト上のターゲットVM(物理フェイク)へのSLES 11ワークロード(複製されたVM)マイグレーションを実行する場合、このプロセスがOSの環境設定手順でフリーズします。(バグ822601) 

回避策: ナレッジベースの記事7012911を参照してください。

ブートファイルが2番目のディスクにある場合、ターゲットVMがVMware ESXからCitrix Xenへのマイグレーション後にブートしない

問題: VMがVMware ESXからCitrix Xenに変換され、そのブートファイルが2番目のディスクに割り当てられている場合、VMはブートせず、手動の操作が要求されます。その原因は、Citrix XEN VMがディスク2に割り当てられているブートファイルでブートせずに、ディスク0でブートしようとするからです。(バグ824724) 

回避策: この問題を解決するには、オペレーティングシステムが含まれている仮想ディスクから仮想マシンがブートするように、XenCenter内の仮想ディスクの位置を再配置してください。Citrix Webサイトのナレッジベースの記事には、オペレーティングシステムを含む仮想ディスクの位置の変更方法の詳細が記載されています。ナレッジベースの記事7012906を参照してください。

変換後にXenServerツールが削除されない

問題: Citrix XenServer hypervisor環境のWindows VMのXenServerツールは、VMがVMwareコンテナまたは物理コンテナに変換されるときに削除されません。(バグ825016) 

回避策: 変換後にXenServerツールを手動でアンインストールします。

マイグレーション後に、プライマリパーティションがターゲット上の論理パーティションに変換される

問題: たとえば、次のシナリオを考えてください。

シナリオ: 3つ以上のプライマリパーティションを使用してWindows OSがインストールされている物理マシンに、4つ以上のプライマリパーティションを持つWindows OSマシンを移動またはコピーします。少なくとも1つのプライマリパーティションがターゲットマシンに保存されます。 (バグ825434)

エフェクト: マイグレーション後に、Windows OSマシンは起動できません。

例: Windows Server 2003マシンが物理マシンに変換されるときに、次のエラーが発生します。

Windows could not start because the following file is missing or corrupt:
<Windows root>\system32\ntoskrnl.exe.Please re-install a copy of the above file.

回避策: ナレッジベースの記事7012913を参照してください。

Migrateによってマシンが検出解除されたときにESXホスト上のマシンノードが検出解除されない

問題: ワークロードを検出解除すると、Migrateクライアントではそのように表示されますが、ESXホストには該当ノードが検出解除されていないと表示されます。(バグ826545) 

回避策: ESXホスト上のワークロードを検出解除してから、ESXホストを更新します。

VMware vCenter Serverからデータを取得できない

問題: VMware vCenter Serverからデータを取得しようとすると、「この操作を実行する許可が拒否されました」という例外が発生して、データを取得できません。(バグ839329)

回避策: この問題を修正するには、『PlateSpin Migrate 12.1ユーザガイド』のツールを使用したVMware役割の定義の説明に従って、ツールを使用してVMware役割を定義する手順を実行します。

V2P変換がオペレーティングシステムの環境設定手順でハングする

問題: ファームウェアに複数のブートオプションがあり、ハードディスクがブートオプションリストの最初のブートデバイスではない場合、ターゲットマシンはハードディスクからブートせず、変換がハングします。(バグ859440)

回避策: 物理マシンのブートオプションで、ハードドライブが最初のオプションとなるようにブート順序を変更し、マシンを再起動します。ナレッジベースの記事 7014623も参照してください。

Windows 8.1ワークロードのUEFIからBIOSへの変換がファイル送信手順で失敗する

問題: Windows 8.1 (UEFI)のデフォルトのOEMインストールにより、空き領域が不十分な回復パーティションが作成されるため、このパーティションのVolume Shadow Copy (VSS)を作成できなくなります。(バグ864325)

回避策: 回復パーティションを削除または拡張します。ナレッジベースの記事7014696を参照してください。

UEFIからBIOSファームウェアへのダウングレード時に変換に失敗する

問題: ブートパラメータを更新するためのアクティブなパーティションが見つからないため、UEFIワークロード(Windows 6.2以降のカーネルバージョン)のBIOSベースマシンへの変換がOSの準備手順で失敗します。(バグ864326)

回避策: システムボリュームがソースワークロードまたはイメージのいずれかに存在する場合、MBRとしてのディスクパーティションタイプを更新します。XMLを編集するには、UIオプションまたはOFXブラウザのエクスポートおよびインポートを使用します。手順の完全なリストについては、ナレッジベースの記事7014637を参照してください。

Windows Server 2012 R2 UEFIワークロードのファイルベース転送が失敗する

問題: Windows 6.2以降のカーネルバージョンのX2Pファイルベース転送が、ファイル送受信ステージで失敗します。 (バグ865570)

回避策: このX2Pシナリオでファイル転送を強制的に機能させるには、ファームウェアでVT-dVT-sExecute Disable BitというCPU拡張フラグを無効にします。ナレッジベースの記事7014698を参照してください。

Windows 32ビットOSのイメージキャプチャが失敗する

問題: Migrateでは、将来使用する予定のコンテンツのエクスポート先として、ソースサーバ上にC:\Windows\Boot\EFIというフォルダが存在すると想定されています。このフォルダは、Windows Server 2008やWindows Vistaより前のWindows 32ビットオペレーティングシステムには存在しないため、MigrateからこのフォルダにBCD情報がエクスポートされる場合は、次のエラーが発生して、この操作に失敗します。

Error message: Failed: C:\Windows\Boot\EFI (エラーメッセージ: 失敗: C:\Windows\Boot\EFI)

(バグ866467)

回避策: C:\Windows\Boot\EFIフォルダを作成してから、C:\Windowsの下にC:\Windows\System32のディレクトリジャンクションを作成します。ナレッジベースの記事7014710を参照してください。

オフライン変換後にソースマシンが「制御下」状態のままになる

問題: オフライン変換ジョブの[終了状態]設定を[再起動]に設定した場合は、ジョブが正常に完了した後も、ソースマシンは「制御下」状態のままになります。 (バグ875562)

回避策: 変換が完了したらソースを手動で再起動します。

オフライン変換後にソースマシンのブート設定が復元されない

問題: オフライン変換後に、Windowsソースマシンのブートメニューが復元されません。 (バグ878043)

回避策: 変換後に、ソースのブートメニューに[Linux RAM disk (LRD) (Linux RAMディスク(LRD))]および[Operating System (OS) (オペレーティングシステム(OS))]という2つのオプションが表示されます。変換後初めてブートするときに、手動で[OS]オプションを選択します。この操作により、今後のブート操作時に[LRD]ブートオプションが表示されなくなります。

リソースプール下のVMの作成と移動がCLIツールの設定としてサポートされない

問題: コマンドラインインタフェース(CLI)ツールでは現在、「リソースプール下のVM」の移動や作成は、conversion.iniファイル内の設定としてサポートされていません。 (バグ891690)

回避策: 変換後に、新しいマシンを目的のリソースプールに手動で移動します。

変換後にパーティションがドライブ文字にマウントされない

問題: Windows Server 2012 R2 Hyper-Vへの変換後に、「C」ドライブのみが表示されます。他のパーティションはドライブ文字にマウントされません。(バグ894623)

回避策: 変換後に、[ディスクの管理]にアクセスして、手動でパーティションにドライブ文字を割り当てます。

ワークロードをWindows Server 2012 R2 Hyper-Vに変換する場合に、ディスクおよびボリュームのマッピングを正しく追加できない

問題: Windows Server 2012 R2 Hyper-V VMをLRDでブートすると、IDEデバイスか、SCSIデバイスか、または両方の組み合わせかにかかわらず、[Hard Disk Devices List (ハードディスクデバイスリスト)]にデバイスがランダムに表示されます。 (バグ896584)

回避策: このリストには、先頭にIDEディスクが表示されて、それに続いてSCSIディスクが表示される必要があります。Migrate Clientを使用してリストをカスタマイズします。

次のシナリオで、リストの動作例を説明します。これらのシナリオの前提: ターゲットVMは第1世代です。3つ以上の仮想ディスクドライブを作成する必要があります。

シナリオ1-- IDEからSCSIへ変更する場合の動作

所定の初期設定:

  • Disk2: IDE
  • Disk3: IDE
  • Disk2をSCSIに変更すると、Disk3はSCSIに変更されます。変更後のリスト設定は次のように表示されます。

    • Disk2: SCSI
    • Disk3: SCSI
  • Disk3をSCSIに変更しても、Disk2は変更されません。変更後のリスト設定は次のように表示されます。

    • Disk2: IDE
    • Disk3: SCSI

シナリオ2-- SCSIからIDEへ変更する場合の動作

所定の初期設定:

  • Disk2: SCSI
  • Disk3: SCSI
  • Disk2をIDEに変更しても、Disk3は変更されません。変更後のリスト設定は次のように表示されます。

    • Disk2: IDE
    • Disk3: SCSI
  • Disk3をIDEに変更すると、Disk2はIDEに変更されます。変更後のリスト設定は次のように表示されます。

    • Disk2: IDE
    • Disk3: IDE

Windows Server 2012 R2 Hyper-VへのRHEL 6.2 x64のブロックマイグレーション後に不要なディスクが存在する

問題: [Install Integration Services (統合サービスのインストール)]オプションを選択した状態で、RHEL 6.2 x64のブロックベースマイグレーションを正常に実行した後に、fdisk -lコマンドを実行すると、不要なディスクが表示されます。つまり、1つのディスクがsdaおよびsdbとして2回表示されます。(バグ896598)

回避策: これはMicrosoftの既知の問題であり、現在対応中です。

VMware DRSクラスタサポートの要件

問題: PlateSpin Migrateは、DRSが有効になっているかどうかにかかわらず、すべてのレベルのDRS(手動一部自動、または完全自動)でVMware Clusterをサポートします。しかし、有効なマイグレーションターゲットに設定するためには、個々のESXサーバを直接、インベントリするのではなく、VMware ClusterはvCenter経由で検出される必要があります。(バグ896598)

ユーザガイドの「Discovery Guidelines for Machine Types and Credentials」を参照してください。

イメージファイルの完全修飾パスが248文字を超えている場合、PlateSpin Image Serverをインストールできない

問題: 任意のマシンをPlateSpin Image Serverとして指定することを選択して、248文字を超えるイメージファイルの完全修飾パスを指定した場合、画像サーバをインストールできません。(バグ967414)

回避策: 指定したイメージファイルの完全修飾パスが248文字以下になるようにします。

変換ジョブによってWindows 2000 Serverターゲットマシン上でNICを設定できない

問題: 1つ以上のNICを備えたWindows 2000 Serverソースをマイグレートすることを選択した場合、変換ジョブによってそれらのNICをターゲットマシン上で設定できません。(バグ971414)

回避策: 変換ジョブの完了後に、NICを手動で設定します。

Migrate ClientでESXサーバを再検出すると、Webインタフェースに、「Add Failed (追加に失敗しました)」というエラーメッセージとともに重複サーバエントリが表示される

問題: Migrate Clientを使用してESXサーバを直接検出するか、vCenterサーバを介して検出すると、検出されたサーバがWebインタフェースに表示されます。Migrate Clientを使用して同じESXサーバを再び検出すると、そのサーバの重複エントリが「Add Failed (追加に失敗しました)」というエラーとともにWebインタフェースに表示されます。(バグ975870)

回避策: Webインタフェースから重複サーバエントリを削除します。

5.2 アップグレードに関する既知の問題

次の問題は調査中です。

スケジュールされたフルレプリケーションが該当時刻になっても開始されない

問題: PlateSpin Migrate 12.0では、フルレプリケーションに対して設定されたスケジュールが適用されないことがありました。(バグ971849)

回避策: バージョン12.0 Hotfix 1からバージョン12.1にアップグレードした後に、一部の既存スケジュールが壊れた状態になることがあります。Next Replication (次のレプリケーション)に空のスケジュールが表示されている場合は、そのワークロードのスケジュールを再設定する必要があります。PlateSpin 12.1で設定されたスケジュールは適用されます。

5.3 アップグレード後にMigrate WebインタフェースでvCenter Serverを再検出しようとすると、例外が発生して再検出に失敗する

問題: たとえば、Migrate 12.1にアップグレードする前に、Migrate Clientを使用して複数のネットワークでvCenterサーバを検出したとします。その後Migrate 12.1にアップグレードすると、Migrate Clientで検出されたvCenterサーバがWebインタフェースと同期されます。次に、Webインタフェースを使用して同じvCenterターゲットを追加することを選択した場合は、「Could not add target (ターゲットを追加できませんでした)」という例外が発生して、この操作を実行できません。 (バグ977577)

5.4 Azureへのマイグレーションに関する既知の問題

次の問題は調査中です。

パーティション作成操作時にカットオーバーが失敗する

問題: npartユーティリティによってすべてのパーティション情報が返される前に、PlateSpin Migrateがパーティションテーブルの読み取りを試行するという競合状態が、ディスクパーティション作成時に発生する可能性があります。この状況が発生した場合は、次のメッセージが表示されて、カットオーバーが失敗します。

Unable to find a device to map the windows volume (Windowsボリュームをマップするためのデバイスが見つかりません)

(バグ959079)

回避策: カットオーバーを再実行します。

ターゲットVM上のネットワーク接続が正しいAzure仮想ネットワークまたはサブネットにマップされないことがある

問題: DHCPを使用しているNICを複数備えたWindowsワークロードをAzureにマイグレートする場合、ターゲットVM上のネットワーク接続が正しいAzureネットワークまたはサブネットにマップされないことがあります。

たとえば、ソースワークロードが、DHCPを使用しているNICを3つ備えており、ネットワーク接続が次のようにマップされているとします。

  • サブネット4にマップされたEthernet

  • サブネット3にマップされたEthernet2

  • サブネット2にマップされたEthernet3

マイグレーション後に、ターゲットVM上のネットワーク接続は次のようにマップされる可能性があります。

  • サブネット3にマップされたEthernet

  • サブネット4にマップされたEthernet2

  • サブネット2にマップされたEthernet3

(バグ967316)

回避策: この状態でターゲットワークロードを使用することはできません。問題のあるターゲットワークロードを削除してから、マイグレーションのセットアップとカットオーバーを再実行する必要があります。2回目の試行では通常、DHCP対応NICを正しい割り当て先であるAzure仮想ネットワークまたはサブネットに適切にマップできます。

問題のあるターゲットワークロードを削除して、マイグレーションを再実行するには、次の手順を実行します。

  1. Webインタフェースで、マイグレートされたワークロードを選択して、Remove Workload (ワークロードの削除)をクリックして、Preserve Source (ソースの保持)オプションとDelete Target VM (ターゲットVMの削除)オプションを選択してから、Execute (実行)をクリックします。

    これにより、ターゲットワークロードが削除されて、ソースワークロードが[Not Configured (未設定)]状態のままになります。

  2. 1回目の試行時と同じ設定を使用して、Azureにマイグレートするためにソースワークロードを設定します。

  3. Run Cutover (カットオーバーの実行)をクリックします。

  4. NICが正しいAzure仮想ネットワークまたはサブネットに割り当てられていることを確認します。

カットオーバーが正常に実行された後に、AzureポータルWeb UIにターゲットVMのコンピュータ名とDNS名が表示される必要がある

問題: Microsoft Azureポータルで、ワークロードのDNS name (DNS名)フィールドとプロパティ > コンピュータ名フィールドが空白になっています。(バグ969489)

回避策: リモートデスクトップを使用してコンピュータにログインしてから、コントロールパネルの[システム]ページを開いて、ワークロードのコンピュータ名とDNS名を確認します。

AzureターゲットVMが1つのハードディスクが追加された状態で作成される

問題: Azureでは、ドライブ文字付きでマウントされていないVMに1つのディスクが自動的に追加されます。このディスクのサイズは、展開用として選択するクラウドインスタンスに応じて異なります。(バグ967314)

回避策: その追加のAzureディスクをVM設定から削除できます。

Azureの最大インスタンスサイズについて、レプリケーション用のデータディスク数を63台に制限するためのUIチェックが必要

問題: PlateSpin Migrateは、最大64台のデータディスクのAzure VMサイズをサポートしています。最大インスタンスサイズに対して、Migrateは、PlateSpin Replication Environment内のOSディスクレプリケーション用に1つのデータディスクを使用します。マイグレーション後に、このディスクはOSディスクになり、1つのデータディスクを追加できます。64台のデータディスクを備えたレプリケーション用のソースワークロードを送信した場合は、UIに警告は表示されず、レプリケーションが失敗します。(バグ972053)

回避策: Azureの最大インスタンスサイズについて、レプリケーション用のソースワークロードを送信する際に、そのワークロードのデータディスクが63台以下であることを確認します。

同じターゲットとデータストアを選択した場合、AzureからAzureへのマイグレーションを実行するとソースワークロードが削除されることがある

問題: Azureソースワークロードを誤ってAzure内の同じターゲットとデータストアの場所にマイグレートしようとした場合、BlobAlreadyExistsエラーが発生して、想定どおりの結果としてマイグレーションのセットアップが失敗します。エラー後に行われるターゲットワークロードのクリーンアップによって、ソースワークロードが削除されます(これらのワークロードが同じ場所であるため)。(バグ971998)

回避策: AzureソースワークロードをAzure内の同じターゲットとデータストアの場所にマイグレートしないでください。

検出されたダイナミックディスクワークロードについて、ディスク番号とディスクインデックス番号が連続していない

問題: シンプル、スパン、ストライプ、ミラー、およびRAID5というタイプのダイナミックディスクを使用したWindowsソースワークロードの場合、ターゲットワークロードの設定では、ディスク名とディスクインデックスに不連続の番号が割り当てられます。このような不連続の番号付けは、ソースワークロード上のダイナミックディスクのタイプに起因するものです。ターゲットワークロードには、必要なディスクはすべて存在しています。この問題が発生するのは、ターゲットAzureワークロードとターゲットVMwareワークロードの場合です。(バグ973266)

回避策: 回避策はありません。

ダイナミックディスクワークロードのデフォルトのクラウドインスタンスサイズが大きすぎる

問題: シンプル、スパン、ストライプ、ミラー、およびRAID5というタイプのダイナミックディスクを使用したWindowsソースワークロードの場合、ターゲットワークロードのデフォルトのクラウドインスタンスサイズが必要以上に大きいことがあります。データディスクコンポーネントのデフォルト設定は、ターゲットワークロード上に作成されるディスクの実数ではなく、ソースワークロード上の合計ディスク数に基づいています。(バグ973265)

回避策: クラウドインスタンスサイズを適切な希望の設定に手動で変更する必要があります。データディスク数を減らしたクラウドインスタンスサイズがニーズに適合する可能性があります。

[Config (設定)]ページでディスクをマイグレーション対象から除外すると、仮想ディスクの順序が正しくない順序に変更される

問題: [Configuration (設定)]ページで、検出されたワークロードにはすべての検出されたディスクが一覧にされます。ディスクをマイグレーション対象から除外して、この変更を保存した場合、対応するディスクパスが表示されたvdiskリストの順序が変更されて、目的のディスクが除外対象とならないことがあります。この問題は、VMwareとAzureのターゲットVMについて確認されています。(バグ969639)

回避策: これは、UIに設定が見かけ上変更されて表示されているにすぎません。ベースとなる設定は正しく保存されているため、ユーザがディスクのパスや順序を変更する必要はありません。

3台のディスクを使用し、LVMを使用していないSLES 11 SP 4をAzureにマイグレートできない

問題: 非LVMディスクのみを使用しているSUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP 4ワークロードをAzureにマイグレートできていませんでした。試行するたびに異なるエラーが発生していました。

Command failed. Refer to command details. (コマンドを実行できませんでした。コマンドの詳細を参照してください。)The Configuration service in the target machine does not seem to have started. (ターゲットマシン内の設定サービスが開始されていない可能性があります)

非LVMディスクのみを使用して構成されている他のLinuxオペレーティングシステムや他のバージョンのSLESを実行しているワークロードは、Azureに正常にマイグレートできます。 (バグ972062)

回避策: 非LVMディスクを使用しているSLES 11 SP4ワークロードの場合は、回避策はありません。

LinuxのディスクやパーティションがLinuxソース上の順序とは異なる順序でターゲットにマイグレートされる

問題: Linuxディスクが、ソースワークロード上の順序とは異なる順序でターゲットワークロード上に作成されます。ディスクとパーティションはすべて存在しています。異なるのはディスクの順序のみです。(バグ974156)

回避策: 回避策はありません。ターゲットVMは正常に機能します。

LVMボリュームグループがLinuxターゲットVM上の同じディスク内の逆のパーティションに作成される

問題: 同じディスク上に複数のLVMボリュームグループが含まれたLinuxワークロードで、これらのLVMボリュームグループがターゲットワークロード上に逆の順序で作成されます。たとえば、ソースボリュームのグループの順序がABの場合は、ターゲットボリュームのグループの順序はBAとなります。この問題は、Azure上とVMware上のターゲットワークロードについて発生します。(バグ973227)

回避策: ディスク上のLVMボリュームグループの順序は機能に影響を与えません。ターゲットマシンは想定どおりに機能します。

LinuxパーティションがLinuxターゲットVM上の同じディスク内の逆のパーティションに作成される

問題: 同じディスク上に複数のLinuxパーティションが含まれたLinuxワークロードで、これらのパーティションがターゲットワークロード上に逆の順序で作成されます。たとえば、ソースパーティションの順序がABの場合は、ターゲットパーティションの順序はBAとなります。この問題は、Azure上とVMware上のターゲットワークロードについて発生します。(バグ970822)

回避策: ディスク上のLinuxパーティションの順序は機能に影響を与えません。ターゲットマシンは想定どおりに機能します。

ワークロードが正常にカットオーバーされた後に、AzureターゲットVMがセーフモードで起動される

問題: Windows Small Business Server 2011ワークロードをAzureにマイグレートすることを選択した場合、カットオーバーは完了しますが、Azure内のターゲットVMがセーフモードで起動されます。(バグ978131)

回避策: ターゲットVMを標準モードで起動するには、次の手順を実行します。

  1. msconfigを実行します。

  2. ブートタブのセーフ ブートオプションを選択解除します。

  3. VMを再起動します。

AzureポータルのターゲットVMの[仮想マシンの設定]ページにVMのサイズが表示されない

問題: 該当VMがDSX_v2シリーズに属している場合は、ワークロードがAzureに正常にカットオーバーされた後、Azureポータルの[仮想マシンの設定]ページにAzure VMのサイズが表示されません。この設定ページにはVMサイズは表示されませんが、ベースとなるVM設定にはVMサイズが含まれています。 (バグ977497)

回避策: DSX_v2シリーズのVMについては、Azure CLIでVMサイズを表示できます。

ワークロードのカットオーバー、削除、または中止を実行した後に、レプリケーション環境のBLOBが自動的にクリーンアップされない

問題: Microsoft Azureへのマイグレーションの場合、当該ワークロードのレプリケーション環境用である割り当て済みデータストア内に、Azure BLOBサービスによってストレージアーティファクト(ページBLOBとブロックBLOB)が作成されます。このワークロードが正常にカットオーバー、中止、または削除された後は、PlateSpin Migrateではこれらのアーティファクトが不要になりますが、これらのアーティファクトは自動的に削除されません。Microsoft Azureからは、これらの不要なデータファイルの保管料が課金されます。(バグ977308)

回避策: ワークロードのマイグレーションが完了、中止、または削除された後に、そのマイグレーションに割り当てられたデータストアのvhdsストレージコンテナ内の関連するストレージアーティファクトを手動で削除する必要があります。関連するマイグレーションの実行中は、どのBLOBファイルも削除しないでください。

古いBLOBを削除するには、次の手順を実行します。

  1. AzureポータルWeb UIにログインして、これらのBLOBを手動で削除します。

  2. ストレージ アカウント > datastore-name > サービス > BLOB > VHDの順に選択します。

  3. ソースワークロードのレプリケーション環境用のページBLOBとブロックBLOBを削除します。

    <source-hostname>-RepEnv.<guid>.status (ブロックBLOB)

    <source-hostname>-RepEnvOS<guid>.vhd (ページBLOB)

    たとえば、TST-2K12-SBSという名前のソースワークロードの場合は、BLOBファイル名は次のとおりです。

    TST-2K12-SBS-RepEnv.0a81b6d1-08c3-40ee-a807-afbea21911ba.status

    TST-2K12-SBS-RepEnvOS63034995-1563-4739-bb28-216e379d8a1c.vhd

5.5 VMwareへのマイグレーションに関する既知の問題

次の問題は調査中です。

ダイナミックディスクワークロードの[Config (設定)]ページで2つのディスクに同じディスクパスが使用されている

問題: シンプル、スパン、ストライプ、ミラー、およびRAID5というタイプのダイナミックディスクを使用したWindowsソースワークロードの場合は、ターゲットワークロードの設定で、2つのディスクに対して同じ[DiskPath (ディスクパス)]設定が使用されることがあります。マイグレーションでは、この重複設定が無視されて、ターゲットワークロード上のこれら2つのディスクに固有のパスが設定されます。マイグレーションは正常に完了します。(バグ973271)

回避策: 設定に対する操作は必要はありません。

検出されたダイナミックディスクワークロードについて、ディスク番号とディスクインデックス番号が連続していない

問題: シンプル、スパン、ストライプ、ミラー、およびRAID5というタイプのダイナミックディスクを使用したWindowsソースワークロードの場合、ターゲットワークロードの設定では、ディスク名とディスクインデックスに不連続の番号が割り当てられます。このような不連続の番号付けは、ソースワークロード上のダイナミックディスクのタイプに起因するものです。ターゲットワークロードには、必要なディスクはすべて存在しています。この問題が発生するのは、ターゲットAzureワークロードとターゲットVMwareワークロードの場合です。(バグ973266)

回避策: 回避策はありません。

[Config (設定)]ページでディスクをマイグレーション対象から除外すると、仮想ディスクの順序が正しくない順序に変更される

問題: [Configuration (設定)]ページで、検出されたワークロードにはすべての検出されたディスクが一覧にされます。ディスクをマイグレーション対象から除外して、この変更を保存した場合、対応するディスクパスが表示されたvdiskリストの順序が変更されて、目的のディスクが除外対象とならないことがあります。この問題は、VMwareとAzureのターゲットVMについて確認されています。(バグ969639)

回避策: これは、UIに設定が見かけ上変更されて表示されているにすぎません。ベースとなる設定は正しく保存されているため、ユーザがディスクのパスや順序を変更する必要はありません。

LVMボリュームグループがLinuxターゲットVM上の同じディスク内の逆のパーティションに作成される

問題: 同じディスク上に複数のLVMボリュームグループが含まれたLinuxワークロードで、これらのLVMボリュームグループがターゲットワークロード上に逆の順序で作成されます。たとえば、ソースボリュームのグループの順序がABの場合は、ターゲットボリュームのグループの順序はBAとなります。この問題は、Azure上とVMware上のターゲットワークロードについて発生します。(バグ973227)

回避策: ディスク上のLVMボリュームグループの順序は機能に影響を与えません。ターゲットマシンは想定どおりに機能します。

LinuxパーティションがLinuxターゲットVM上の同じディスク内の逆のパーティションに作成される

問題: 同じディスク上に複数のLinuxパーティションが含まれたLinuxワークロードで、これらのパーティションがターゲットワークロード上に逆の順序で作成されます。たとえば、ソースパーティションの順序がABの場合は、ターゲットパーティションの順序はBAとなります。この問題は、Azure上とVMware上のターゲットワークロードについて発生します。(バグ970822)

回避策: ディスク上のLinuxパーティションの順序は機能に影響を与えません。ターゲットマシンは想定どおりに機能します。

VMware vCDROMがロックされたというメッセージがvSphere Clientに表示されて、カットオーバーがハングして、ユーザの操作が求められる

問題: VMwareコンテナ上のターゲットLinuxワークロードについて、データコピーが完了して設定サービスが開始された後に、Webインタフェースに次のメッセージが表示されて、カットオーバーがハングします。

The ReconfigVM_Task submitted to VMware vCenter server failed: Connection control operation failed for disk ide0:0 (VMware vCenterサーバに送信されたReconfigVM_Taskは正常に実行されませんでした。ディスクide0:0に対する接続制御操作が失敗しました)

ターゲット環境のvSphere Clientで、[Virtual Machine Message (仮想マシンのメッセージ)]ダイアログと[Virtual Machine Question (仮想マシンの質問)]ダイアログによってCD-ROMのロックを無効にするように求められます。Webインタフェースでは、ターゲット環境のvSphere ClientでvCDROMのロックアウトを手動で無効にするまでカットオーバーはハングしたままになります。

この問題は、すべてのターゲットLinuxワークロードやすべてのVMwareコンテナバージョンで発生するわけではありません。(バグ975853)

回避策: ターゲット環境のvSphere Clientにログインします。CD-ROMのロックを無効にするように求められたら、Yes (はい)を選択してから、OKをクリックします。

Migrate Clientを使用してターゲットLinuxワークロードのOSを設定する際に、ユーザの操作を求められることがある

問題: Migrate Clientを使用してVMwareコンテナ上のターゲットLinuxワークロードのOSを設定する場合、Migrate Clientが応答しないことがあります。

ターゲット環境のvSphere Clientで、[Virtual Machine Message (仮想マシンのメッセージ)]ダイアログと[Virtual Machine Question (仮想マシンの質問)]ダイアログによってCD-ROMのロックを無効にするように求められます。ターゲット環境のvSphere ClientでvCDROMのロックアウトを手動で無効にするまで、Migrate Clientが応答しないことがあります。

この問題は、すべてのターゲットLinuxワークロードやすべてのVMwareコンテナバージョンで発生するわけではありません。(バグ975853)

回避策: ターゲット環境のvSphere Clientにログインします。CD-ROMのロックを無効にするように求められたら、Yes (はい)を選択してから、OKをクリックします。

6.0 保証と著作権

保証と著作権、商標、免責事項、保証、輸出およびその他の使用制限、米国政府の規制による権利、特許ポリシー、およびFIPSコンプライアンスの詳細については、https://www.netiq.com/company/legal/を参照してください。

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