14.8 PlateSpinのフェールバック

PlateSpinのフェールバック操作では、Windowsクラスタのワークロードのフルレプリケーションが必要になります。

PlateSpinのフェールバックを物理ターゲットへのフルレプリケーションとして設定した場合は、次の方法のいずれかを使用できます。

  • 1つのノードからなるPlateSpin仮想クラスタ上のすべてのディスクを、フェールバックターゲット上の単一のローカルディスクにマップする。

  • 別のディスク(ディスク2)を物理フェールバックマシンに追加する。フェールオーバーマシンのシステムボリュームをディスク 1に復元し、フェールオーバーマシンの追加ディスク(以前の共有ディスク)をディスク 2に復元するようにPlateSpinのフェールバック操作を設定できます。これによって、システムディスクを元のソースと同じサイズのストレージに復元することができます。

PlateSpinのフェールバックが完了したら、追加ノードを新しく復元されたクラスタに再度参加させる前に、共有ストレージを再接続してクラスタ環境を再構築する必要があります。

メモ:クラスタがReady To Reprotect (再保護の準備完了)の段階である場合は、まずフェールバックターゲットを再構築して復元し、ターゲットがクラスタとして検出されるようにします。再構築プロセスの一部として、PlateSpinクラスタドライバを手動でアンインストールする必要があります。

PlateSpinでフェールオーバーおよびフェールバックが生じた後にクラスタ環境を再構築する方法の詳細については、次のリソースを参照してください。

  • Windows Server 2012 R2フェールオーバークラスタ(物理再構築または仮想再構築へのフェールバック): ナレッジベースの記事7016770を参照してください。

  • Windows Server 2008 R2フェールオーバークラスタ(物理再構築または仮想再構築へのフェールバック): ナレッジベースの記事7015576を参照してください。