NetIQ iManager 2.7.7に新機能が組み込まれ、以前のバージョンで見られたいくつかの問題が解決されています。iManager 2.7.7は、iManager 2.7.6以降からアップグレードするか、新規でインストールすることができます。iManager 2.7.7には、iManager 2.7.6のサービスパックおよびフィールドパッチによるすべての修正と機能が含まれています。
すべてのパッチとサービスパックを含め、NetIQ iManager 2.7で解決されているすべての問題は、TID 7010166、「History of Issues Resolved in NetIQ iManager 2.7」のリストを参照してください。
このリリースと最新のリリースノートに関する詳細情報については、iManager Documentation Webサイトを参照してください。この製品をダウンロードするには、ノベル製品ダウンロードのサイトを参照してください。
以下に、このバージョンで提供されている主な機能と、このリリースで解決されている問題の概要を示します。
このバージョンのiManagerには、次の機能と拡張が含まれています。
以下をサポート:
IPv6
Tomcat 7.0.42
Java 1.7.0_25
Google Chrome 28
Mozilla Firefox 22
TLSv1.2サポート
XDAS監査
アップグレードプロセスの向上
このバージョンのiManagerには、以前のいくつかの問題を解決するソフトウェアの修正が含まれています。
拡張文字を使用して作成されたオブジェクトが問題なく表示されます。
カスタムプラグインで、属性のデフォルト値が変更された場合、そのデフォルト値が新しい値に付加されることはありません。
テキスト領域の高さが、32行から8行へ変更されました。
サイファレベルを設定することができます。
DER証明書のエクスポートが問題なく動作します。
XSS脆弱性はICEプラグインで修正されています。
NetIQ Corporationは、弊社の製品が企業のソフトウェアの必要にかなった質の高いソリューションを提供できるよう努めています。次の問題は、現在調査中です。いずれかの問題についてさらに支援が必要な場合は、テクニカルサポートに連絡してください。
セクション 2.6, iManagerがWindows 7および8のInternet Explorer 10でメトロUI表示をサポートしていない
セクション 2.8, NMASサポートが含まれているNovell ClientへのiManagerの依存-iManager
セクション 2.11, NetIQ iManager 2.7.7にアップグレードした後もiManagerログインページにNovellロゴが表示される
セクション 2.12, WindowsプラットフォームでiManager 2.7.7にアップグレードした後もBase Contentが表示される
セクション 2.13, NICI 2.7.6がWindowsワークステーションにインストールされているとiManagerがログインに失敗する
iManager 2.7.7にアップグレードした後で、Identity Managerプラグインを使用してドライバセットまたはドライバを管理すると、Javascriptの警告を受け取ります。たとえば、[オブジェクトの表示]など、別の位置へ移動すると、直ちにログイン画面に戻ります。
この問題は、ご使用のブラウザが、必要なトークンを持たないiManagerの情報をキャッシュしたときに発生します。この問題を解決するには、まずブラウザのキャッシュをクリアしてから、iManagerにログインし直してください。(816973)
Windows Server 2012のコンピュータでiManager 2.7.7にアップグレードした後、Tomcatサービスが自動的に再起動しないことがあります。Tomcatサービスを手動で再起動する必要があります。(817022)
OpenSUSEオペレーティングシステムのバージョン12.2または12.3が動作するコンピュータで、iManagerワークステーションを実行するには、以下のOpenSUSEパッケージがインストールされていなければなりません。
libgtk-2_0-0-32bit
libXt6-32bit
libgthread-2_0-0-32bit
libXtst6-32bit
IPv6に関連した次の問題がiManager 2.7.7に存在します:
Symantecのネットワーク脅威防止とIPv6アドレスが競合しています。iManager 2.7.7でIPv6アドレスを使用するには、ネットワーク脅威防止を無効にする必要があります。(829853)
FirefoxブラウザはIPv6アドレスをサポートしていません。iManager 2.7.7でIPv6アドレスを使用する場合、Firefoxブラウザは使用できません(829853)
iManagerのインストール環境がIPv4アドレスを使用している場合、Import Convert Export Wizardを用いて、IPv6アドレスを使用するeDirectoryのインストール環境に接続すると、ウィザードは接続に失敗し次のエラーを表示します:
Unable to connect to the requested server. Verify the name/address and port.
IPv6アドレスを扱えるようにiManagerを設定する手順は以下の通りです:
catalina.propertiesファイルを開いて次の行をコメントアウトします:
java.net.preferIPv4Stack=false
java.net.preferIPv4Addresses=true
メモ:java.net.preferIPv4Stackプロパティは、iManagerとeDirectory間の通信に適用されます。java.net.preferIPv4Addressesプロパティは、ブラウザとiManager間の通信に適用されます。
Tomcatを再起動します。
iManagerの[
]をクリックします。をクリックし[LDAPサーバの表示]タブを選択します。
設定するLDAPサーバを選択し、[接続]タブをクリックします。
以下のように、[
]で、IPv6フォーマットアドレスのLDAPインタフェースを追加し、ポート番号を指定します:ldap://[xx::xx]:389 ldaps://[xx::xx]:636
[
]をクリックします。役割ベースサービスを設定したなら、セッションからログアウトし再びログインします。
(831049)
iManager 2.7.7ではオブジェクトビューの[
]タブに以下の問題があります。ツリービューと[
]タブを切り替える際、ツリー内の現在の位置などの状態はツリービューに保存されません。(266401)[
]をクリックすると、[ ]、[ ]、および[ ]タブにある、ポップアップ関連の操作がどれも実行できなくなります。この問題を回避するには、Internet Explorer 10を互換モードで起動します。
iManager 2.7.7は、Windowsのバージョン7.0および8.0のInternet Explorer 10.0用のメトロUI表示をサポートしていません。
最新のeDirectoryプラグインを64ビットのRHEL 5.8にインストールしている最中に、iManagerは次の例外メッセージを返します。
File not found exception message
この問題を回避するには、Tomcatを再起動してください。
iManagerでは、iManagerがインストールされているWindowsシステムにNMASサポートをインストールする必要があります。Novell Clientのインストールは必須ではありません。Novell Clientを使用する場合は、iManagerでNMASサポートが含まれているバージョンが必要になります。
IPv6アドレスを使用してiManagerにアクセスし、新しいメンバーをダイナミックグループに追加した場合、それらのメンバーが
のフィールドに表示されません。この問題を回避するには、iManagerまたはeDirectoryコマンドプロンプトを使用してLDAPを設定してください。
以下の手順でiManagerを用いてLDAPを設定します:
eDirectory 8.8 SP8をインストールします。
iManagerの[
]リストへ移動し、[ ]>[ ]をクリックします。[
]タブをクリックして、該当するサーバを選択します。LDAPサーバページの[LDAPインタフェース]フィールドで、新しいLDAPサーバ(たとえば ldaps: [ipv6_address )を追加して、[ ]をクリックします。
]タブをクリックして、[[
]をクリックし、[ ]をクリックします。LDAPがIPv6に設定されているかを確認するには、eDirectoryコマンドプロンプトからldapconfig getコマンドを入力します。LDAPが設定されている場合には、以下の値が結果にリスト表示されます。
ldapInterfaces: ldaps://[ipv6_address]:LDAP_SSL_PORT
Require TLS for Simple Binds with Password: yes
LDAPが設定されていない場合は、以下のコマンドを入力して設定します。
ldapconfig set "ldapInterfaces= ldaps://[ipv6_address]:LDAP_SSL_PORT"
LDAPサーバのldapInterfaces属性内に不特定アドレスがあるとグループプラグインはエラーを通知します。
インストール中もしくは設定中、eDirectoryはldapInterfaces属性にldap://:389およびldaps://:636を自動的に追加して、LDAPサーバがアクセス可能なインタフェースすべてをリスンできるように設定します。プラグインはそれらの値を誤って解釈し、iManagerサーバコンピュータのLDAPSポートに接続しようとします。接続に失敗するとグループプラグインは次のエラーメッセージを表示します:
Unable to obtain a valid LDAP context.
Creating secure SSL LDAP context failed: localhost:636
この問題を回避するには不特定アドレスを削除し、明示的なIPアドレスをldapInterfacesに追加してください。(838833)
古いバージョンからNetIQ iManager 2.7.7にアップグレードした後もiManagerログインページにNovellロゴが表示されます。
この問題を回避するにはブラウザのキャッシュを削除してiManagerを再度立ち上げてください。
iManager 2.7.6をiManager 2.7.7にアップグレードすると、iManager Base Contentが[
]リストに表示されます。利用できるプラグインのリストに表示されるにも関わらず、Base Contentはアップグレード処理中にインストールされています。iManagerの機能にいかなる影響を及ぼすこともないので、無視して運用を続けても問題はありません。とはいえ、Base Contentがリスト中に表示されないようにしたい場合は
を選択して[ ]をクリックした後、Tomcatを再起動します。NICI 2.7.6がインストールされているとiManager 2.7.7がログインに失敗し、以下のエラーメッセージを表示します:
Unable to create AdminNamespace.java.lang.NoClassDefFoundError: Could not initialize class novell.jclient.JClient
この問題を回避するにはコントロールパネルからNICI 2.7.6を削除した後、iManager 2.7.7ビルドからNICI 2.7.7をインストールします。
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