1.1 iManager 2.7.7のサーバベースバージョンとクライアントベースバージョン

iManager 2.7.7の従来のサーバベースバージョンは、単にiManagerと呼ばれ、eDirectoryツリーにアクセスできるサーバにインストールされます。クライアントベースバージョンのiManagerはiManagerワークステーションと呼ばれ、サーバではなくクライアントワークステーションにインストールされます。どちらのバージョンがご使用の環境により適しているか、またはeDirectory管理ポリシーでは両方のバージョンをインストールするのが有効かどうかを判断するには、次のガイドラインに従ってください。

1.1.1 iManagerがサポートする製品

iManager 2.7.7は以下の製品をサポートします。

オペレーティングシステム

  • Linux

    • Red Hat Enterprise Linux Server 5.7、5.8、および5.9 (64ビット)

    • Red Hat Enterprise Linux Server 6.0、6.1、6.2、6.3および6.4 (64ビット)

    • SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1以降(64ビット)

    • SUSE Linux Enterprise Server 11以降(64ビット)

    • Open Enterprise Server 2以降

    • Open Enterprise Server 11以降

  • Windows

    • Windows Server 2008 Enterprise Edition SP2 (64ビット)

    • Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition (64ビット)

    • Windows Server 2008 R2 Standard Edition (64ビット)

    • Windows Server 2012

メモ:

  • iManager 2.7.7はNetWareおよびSolarisをサポートしていません。ただし、Solarisプラットフォームで動作するeDirectoryなどのアプリケーションやリソースを、iManagerで管理し、操作することができます。

  • スタンドアロンのiManagerリリースをOESバージョンが動作するサーバにインストールしないでください。その代わり、OESバージョンのパッチチャネルを使用して最新のiManagerバージョンにアップグレードする必要があります。

アプリケーションサーバ

  • Tomcat 7.0.42

ブラウザ

  • Safari 5.1.4

  • Safari 6.0は認定されています。

  • Google Chrome 22、23、25、26、27、および28は認定されています。

  • Internet Explorer 8、9、または10 (通常および互換モード)

  • Firefox 4.0.1および9.0.1

  • Firefox 10、11、12、13、14、15、16、または19

  • Firefox 21、22、および23は認定されています。

iManager 2.7.7は以下をサポートしません。

  • パスベースのマルチホーミングアクセラレータを搭載し、URLからのサブパスの削除を有効にしたiChainサーバ経由のアクセス

  • Windows 7および8で動作するInternet Explorer 10のMetro UI表示。

ディレクトリサービス

  • eDirectory 8.8

1.1.2 iManagerワークステーションがサポートする製品

iManagerワークステーションは以下の製品をサポートします。

Linux

  • Red Hat Enterprise Linux Server 5.7、5.8、および5.9 (32ビット)

  • Red Hat Enterprise Linux Server 6.0、6.1、6.2、6.3、および6.4 (32ビット)

  • SUSE Linux Enterprise Server 11以降(32ビット)

  • OpenSUSE 10.3以降(32ビットまたは64ビット)

  • SUSE Linux Enterprise Desktop 11 SP1以降(32ビットまたは64ビット)

Windows

  • Windows 7 Enterprise Edition (32ビットまたは64ビット)

  • Windows 7 Ultimate Edition (32ビットまたは64ビット)

  • Windows 7 Professional Edition (32ビットまたは64ビット)

  • Windows 8 Enterprise Edition (32ビットまたは64ビット)

  • Windows Server 2008 (32ビット)

iManagerワークステーションには次のバージョンのTomcatおよびJavaがバンドルされています。

  • Tomcat 7.0.42

  • Java 1.7.0_25

1.1.3 下位互換性

以前のバージョンのiManager 2.7.xが、iManager 2.7.7サーバセットアッププログラムにより検出された場合は、インストール処理を中止するか、すでにインストールされているiManager、JRE、およびTomcatを削除するかを尋ねる選択肢が提示されます。

iManagerワークステーションは自己完結型の環境であるので、同じワークステーション上にMobile iManagerの旧バージョンを含む、複数のバージョンをインストールすることができます。ただし、それらを同時に実行しようとしないでください。異なるバージョンを使用する必要がある場合は、あるバージョンを実行して終了させてから、もう一方のバージョンを実行してください。

iManager 2.7、iManager 2.6、およびiManager 2.5は、同じeDirectoryツリーを管理できます。iManager 2.7の場合は、RBSコレクションを更新する必要があります。更新されたRBSコレクションは、iManager 2.6および2.5との下位互換性を維持します。