4.0 オブジェクトの参照

iManagerでは、ディレクトリオブジェクトの操作と管理を行うことができます。次の2つの方法があります。1つは、作業対象のオブジェクトを参照して選択し、それらのオブジェクトに対して実行するタスクを指定する方法です(オブジェクトからタスクを指定)。もう1つは、実行するタスクを選択してから、タスクを適用するオブジェクトを指定する方法です(タスクからオブジェクトを指定)。 iManagerではどちらも有効で、使いやすい方法を使用することができます。

iManagerでは、オブジェクトからタスクを指定する場合にはオブジェクトビューを、タスクからオブジェクトを指定する場合にはオブジェクトセレクタを使用できます。オブジェクトセレクタは、[役割およびタスク]ビューで広範に使用されます。詳細については、セクション 5.0, 役割およびタスクを参照してください。

この章には、次のセクションが含まれています。

メモ:iManagerは、NCP対応ファイルシステムでのオブジェクトの参照と選択をサポートしています。 ディレクトリツリーのサーバオブジェクトとボリュームオブジェクトから、ファイルシステムのオブジェクトにアクセスできます。

ファイルシステムオブジェクトを参照して選択する機能は、オブジェクトビューとオブジェクトセレクタのどちらでも使用できます。ただし、ファイルシステムオブジェクトに対して実行する実際のタスクは、別個に提供されるNSS iManagerプラグインを使用して実行できます。

オブジェクト名を指定する場合は、使用するツールに関わらず、次のガイドラインに従ってください。

  • ピリオド(ドット)を含むeDirectoryの名前に次の文字が含まれる場合は、円記号(\)でエスケープします。ほとんどの値では文字をエスケープする必要はありません。ただし、名前が識別名または相対識別名である場合は文字をエスケープする必要があります。

    • ピリオド(.)

    • 等号(=)

    • プラス記号(+)

    • 円記号(\)

  • 検索時に指定する名前に次の文字が含まれる場合は、円記号(\)でエスケープします。

    • アスタリスク(*)

    • 円記号(\)

    例:

    • ピリオドを含むすべてのオブジェクトを検索する場合は、検索フィルタとして「*.*」を使用します。

    • プラスを含むすべてのオブジェクトを検索する場合は、検索フィルタとして「*+*」を使用します。

    • 円記号を含むすべてのオブジェクトを検索する場合は、検索フィルタとして「*\\*」を使用します。