6.7 プラグインモジュールのダウンロードとインストール

iManager を使用すると、iManager内から既存および新規のプラグインに対する更新をダウンロードしてインストールすることができます。 iManagerは1週間に1回、プラグインを自動的にNetIQダウンロードWebサイトに問い合わせます。

メモ:プラグインモジュールは、iManagerサーバ間では複製されません。必要なプラグインモジュールは、各iManagerサーバ上にインストールすることをお勧めします。

1つまたは複数のプラグインモジュールをダウンロードしてインストールするには、次を実行します。

  1. iManagerを起動してログインします。

  2. [設定]ビューで、[プラグインのインストール]>[利用できるNetIQプラグインモジュール]の順に選択します。

    コンテンツフレームには、すべての利用可能なiManagerプラグインが表示されます。iManagerは、1週間に1回、Novellのダウンロードサイトで、更新されたプラグインの有無を自動的にチェックします。ただし、[リフレッシュ]リンクをクリックすれば、いつでもリストを更新できます。

  3. (オプション)プラグインをダウンロードしたか、インストールするプラグインがローカルに存在する場合は、[追加]をクリックして、適切なプラグインNPMファイルを参照します。

  4. OKをクリックします。

    これにより、[利用できるNetIQプラグインモジュール]ページに戻ります。

  5. プラグインを選択し、[インストール]をクリックします。

    ファイルの場所には、ローカルディレクトリまたはNovellダウンロードサイトのどちらからプラグインを入手したかが表示されます。インストールで[ファイルの場所]が[NetIQダウンロード]になっているプラグインを1つ以上選択した場合、[NetIQ iManagerプラグインモジュール使用許諾書]ページが表示されます。インストールを続行するには、[同意する]を選択し、[OK]をクリックします。

    メモ:Novellダウンロードサイトからのプラグインのインストールでは、接続速度とインストールするプラグインの数に応じて、数分かかる場合があります。ダウンロード時間を示すステータスバーが表示されます。

  6. インストールが完了したら、Tomcatを再起動します。

    Tomcatを完全に初期化するために数分かかる場合があります。5分以上経過した後、iManagerにログインします。

    Tomcatの再起動については、Tomcatの起動および停止を参照してください。

  7. [役割およびタスク]ページに新しい役割が表示されることを確認します。

    新しい役割にメンバーを追加するには、メンバー関連付け変更タスクを使用します。

6.7.1 RBSが設定されている場合

重要:既存のプラグインを再インストールするには、[モジュール設定]>[RBSモジュールの削除]タスクを使用して、そのプラグインのrbsModuleオブジェクトをeDirectoryから削除しておく必要があります。

  1. [設定]ビューで[役割ベースサービス]>[RBSの設定]の順に選択します。

    [iManager 2.xコレクション]タブのテーブルに、日付が古いモジュールがすべて表示されます。

  2. これらを更新するには、更新するコレクションの[日付が古い]列の数字を選択します。

    古いモジュールの一覧が表示されます。

  3. 更新するモジュールを選択して、テーブルの上部にある[更新]をクリックします。

6.7.2 プラグインモジュールのアンインストール

  1. [設定]ビューで、[プラグインのインストール]>[インストールされているNetIQプラグインモジュール]の順に選択します。

  2. プラグインを選択して、[アンインストール]をクリックします。

  3. Tomcatを再起動します。

    Tomcatの再起動については、Tomcatの起動および停止を参照してください。

プラグインモジュールを手動で削除する手順については、TID #7006125を参照してください。

6.7.3 プラグインのダウンロード先のカスタマイズ

プロキシサーバまたはファイアウォールが原因でiManagerがNetIQダウンロードサイトにアクセスできない場合は、プラグインダウンロードリポジトリを作成できます。これにより、ローカルのWebサーバまたはファイルシステム内の共通の場所に、プラグインモジュールを保存できます。

その際、最良の方法は、ダウンロードサイトにあるXMLデスクリプタファイルをテンプレートとして使用することです。iManagerデスクリプタファイルの詳細については、『NetIQ iManagerインストールガイド』の「iManagerプラグインのインストールの理解」を参照してください。

ローカルプラグインリポジトリをセットアップするには、デスクリプタファイルをローカルに保存し、ファイルを開いて、ローカルで使用可能にする各プラグインモジュールのURLをコピーし、Webブラウザのアドレスバーにそれを貼り付けて、ファイルをダウンロードします。必要なプラグインモジュールをすべてダウンロードしたら、デスクリプタファイルのローカルコピーを編集して、ダウンロードした各プラグインモジュールの新しいURLを反映させます。

プラグインモジュールのURLは、HTTPリンクか、ファイルシステムの場所のいずれかになります。次に例を示します。

Windowsファイルシステム

<url><![CDATA[file:///c:\iManager_plugins\NMAS.npm]]></url>

Linuxファイルシステム

<url><![CDATA[file:///home/admin/iManager_plugins/NMAS.npm]]></url>

HTTPリンク

<url><![CDATA[http://192.168.0.136/iManager_plugins/NMAS.npm]]></url>

ローカルデスクリプタファイルの指定

カスタムデスクリプタファイルは、iManagerのインストール中、またはiManagerインストール後に指定できます。

インストールプロセスでは、iManager プラグインのダウンロードURLは、カスタムデスクリプタファイルにリダイレクトできます。その場合は、[ダウンロードしてインストールするプラグインを選択]ページで、カスタムデスクリプタファイルの場所にURLを変更し、[開始]をクリックします。

メモ:プラグインが見つからないか、またはサーバを使用できません」というメッセージがプラグインダウンロード領域に表示された場合は、Novellのダウンロードサイトに使用可能な更新されたプラグインがないか、接続されていないためダウンロードできないかのいずれか、または両方であると考えられます。インストールプログラムのnovell.comが正常に実行されませんでした。インターネット接続を確認してください。

iManagerがすでにインストールされている場合は、<TOMCAT_HOME>\webapps\nps\WEB-INF\config.xmlを変更することで、プラグインモジュールのダウンロードURLを変更できます。次に例を示します。

Windowsファイルシステム

<setting>
  <name><![CDATA[ModuleDownloadDescriptorURL]]></name>
  <value><![CDATA[file:///c:\iManager_plugins\custom.xml]]></value>
</setting>

Linuxファイルシステム

<setting>
  <name><![CDATA[ModuleDownloadDescriptorURL]]></name>
  <value><![CDATA[file:///home/admin/iManager_plugins/custom.xml]]></value>
</setting>

HTTPリンク

<setting>
  <name><![CDATA[ModuleDownloadDescriptorURL]]></name>
  <value><![CDATA[http://192.168.0.136/iManager_plugins/custom.xml]]></value>
</setting>

重要:iManager Workstationを使用して、SSL接続(HTTPS)経由でカスタムプラグインURLにアクセスする場合、必ずターゲットWebサーバの証明書をインポートしてください。インポートされていない場合、セキュアな接続を設定できなくなります。