EASをインストールする前にLinux環境を準備する必要があります。たとえば、カーネルパラメータSHMMAXを更新してPostgreSQLを有効にしたり、syslogファイルを転送する場合はファイアウォールを有効にしたりする必要があります。
Linuxシステムが適切にホスト名を返すようにするため、次の手順を実行します。
テキストエディタで/etc/hostsファイルを開きます。
IPアドレス(127.0.0.1など)が記述されている行に「hostname -f」と入力します。
PostgreSQLデータベースがサーバ上で動作できるようにするため、次の手順を実行します。
テキストエディタで/etc/sysctl.confファイルを開きます。
カーネルパラメータSHMMAXの最小値を変更し、データベースを有効にします。
たとえば、RHEL 6.xシステムの場合、ファイルの末尾に次のテキストを入力します。
# for Sentinel Postgresql kernel.shmmax=1073741824
メモ:ご使用のシステムによっては、この最小値以上のメモリが必要な場合があります。詳細については、PostgreSQLのマニュアルの「Managing Kernel Resources」を参照してください。
このパラメータを設定するには、次のコマンドを実行します。
cd /proc/sys/kernel echo new_val_to_set > shmmax
監査用にsyslogファイルを転送するため、次のいずれかの手順を実行します。
EASをインストールする際に、syslogをポート転送できるようにファイアウォールを設定するためのオプションを有効にします。
次のコマンドを実行します:
iptables -t nat -A PREROUTING -p udp --destination-port 514 -j REDIRECT --to-ports 1514