29.2 識別情報アプリケーションのインストールファイルの理解

識別情報アプリケーションのインストールファイルは、インストールパッケージの/products/RBPM/user_app_installディレクトリにあります。

ファイル

説明

configupdate.propteries

サイレントインストールを実行する場合、このファイルを使用してRoles Based Provisioning Moduleを設定します。詳細については、セクション 33.3, 識別情報アプリケーションのサイレントインストールを参照してください。

IdmUserApp.exeまたはIdmUserApp.bin

識別情報アプリケーションのインストールプログラム。使用しているプラットフォームに固有のインストーラがあります。

user_app.configure.properties

サイレントインストールを実行する場合、このファイルを使用して識別情報アプリケーションを設定します。詳細については、セクション 33.3, 識別情報アプリケーションのサイレントインストールを参照してください。

user_app.install.propteries

サイレントインストールを実行する場合、このファイルを使用して識別情報アプリケーションをインストールします。詳細については、セクション 33.3, 識別情報アプリケーションのサイレントインストールを参照してください。

インストールプログラムは次の処理を実行します。

  • 使用する既存のバージョンのアプリケーションサーバを指定する。

  • 使用する既存のバージョンのデータベースを指定する。このデータベースには、識別情報アプリケーションのデータと環境設定情報が格納されます。

  • 識別情報アプリケーション(アプリケーションサーバ上で実行されている)が識別ボールトおよびユーザアプリケーションドライバを使用して安全に通信できるように、JDKの証明書ファイルを設定する。

  • ユーザアプリケーション用のJava Webアプリケーションアーカイブ(WAR)ファイルを設定し、アプリケーションサーバに展開する。WebSphereでは、WARを手動で展開する必要があります。

  • ログ記録を有効にする場合は、イベント監査サービス、Sentinel、またはOpenXDASのいずれかの監査クライアントを使用します。

  • 識別情報アプリケーションの特定のインストールを復元したり、クラスタをサポートしたりするために、既存のマスタキーをインポートできるようにします。