6.4 イベントとコ\'83\'7dンド

イベントとコマンドの違いは微妙なものですが、重要です。チャネル入力におけるデータ変更の報告はイベントです。イベントは、識別ボールトと接続システムの両方で発生します。イベントの例を次に示します。

コマンドはドライバチャネルの出力です。シムは、Identity Managerにイベント通知を送信する際に、アプリケーションで発生したデータ変更をIdentity Managerに通知します。Identity Managerは、構成可能なポリシーに基づいて、識別ボールトに送信するコマンドを判断します。Identity Managerは、シムにコマンドを送信する時点で、すでに識別ボールトイベントを入力として受け付けて適切なポリシーを適用し、コマンドが表す接続システム内の変更が必要であると判断しています。

購読者チャネル経由で送信された識別ボールトからのイベントは、最終的にコマンドに変換されてドライバシムに送信され、これによって接続システムで変更が行われます。アプリケーションから発行者チャネル経由で送信されるイベントは、最終的に、アプリケーションで発生した変更を同期するために、識別ボールトへ送信されるコマンドになります。システム全体の視点でみると、発行者チャネルのあるドライバからのコマンドが識別ボールトでオブジェクトを作成または更新することにより、システム内の他のドライバの購読者チャネルでイベントを送信させることができます。このため、接続されているすべてのシステムに順次反映することができます。