Novell Identity Manager 4.0.2 Readme

2012年6月22日

このドキュメントでは、Novell Identity Manager 4.0.2の既知の問題について説明します。

1.0 既知の問題

次の項では、製品のリリース時点で確認されている問題について説明します。

1.1 Identity Manager 4.0.2 Frameworkのインストーラに関する問題

Identity Manager Frameworkのインストーラをインストールする際に次の問題が発生する可能性があります。

Windowsにおいて、パスにスペースが含まれていると、Identity Manager 4.0.2 Frameworkのインストーラが指定した場所にインストールファイルを配置しない

指定したパスにスペースが含まれていないことを確認します。

読み取り専用/usrパーティションが含まれるSolarisゾーンにLinux/UNIX双方向ドライバをインストールできない

読み取り専用/usrパーティションが含まれるSolarisゾーンにはLinux/UNIX双方向ドライバをインストールできません。インストール用のドライバを選択すると、Identity Manager 4.0.2 Frameworkのインストーラがエラーを報告します。

1.2 Identity Manager 4.0.2統合インストーラに関する問題

Identity Manager統合インストーラを使用する際に次の問題が発生する可能性があります。

UNCパスを使用すると、WindowsへのIdentity Manager 4.0.2統合インストーラのインストールが失敗する

Identity Manager 4.0.2の統合インストーラを使用する場合、UNCパスを使用してインストールおよび設定できません(例: \\myserver\share\Identity_Manager_4.0.2_Windows_Enterprise)。

この問題を回避するには、実際にマップされたドライブを作成します。

セカンダリサーバの追加前にサーバ状態のチェックが行われていない

統合インストーラは、セカンダリサーバの追加前にヘルスチェックを実行しません。

統合インストーラを使用してセカンダリサーバを追加する場合は、ndscheckを実行してください。Windowsで、<install loccation>\NDSの場所からndscheckを実行します。Linux/Solarisでは、それを/opt/novell/eDirectory/bin/ndscheckディレクトリから実行します。必須パラメータを指定し、以下のとおりコマンドを実行します。

ndscheck [-h <hostname port]>] [-a <admin FDN>] [[-w <password>]

NOTE:Windowsでndscheckを実行すると、eMboxの警告が画面上に表示されます。これらの警告をヘルスチェックの失敗として取り扱わないでください。それらは無視しても安全です。

RHEL 5.7以降で、RBPMおよびIdentity Reporting Moduleの設定が失敗する

設定は終了値が13で失敗します。RBPMおよびIdentity Reporting Moduleを正しく設定するには、設定を開始する前にサーバ用のオープン接続の数がデフォルト値の1024から増やされていることを確認してください。

オープン接続を4096に増やすには、設定が呼び出された端末でulimit -n 4096コマンドを実行します。ulimit -nコマンドを実行する際、コンソール端末にopen files (-n) 4096と表示されていることを確認してください。

SAMLオブジェクトの一部としてauthsamlProviderID属性が作成されない

統合インストーラでは、SAML権限オブジェクトに対してauthsamlProviderID属性は作成されません。この属性は、iManagerの[Valued Attributes]にはリストされません。この問題を回避するには、次の手順を実行してください。

  1. Unvalued Attributes]リストで[authsamlProviderID]を選択し、左矢印をクリックして[Valued Attributes]リストへ移動します。

  2. 入力フィールドに、次の形式で値を入力します。

    cn=<Name of the SAML Object>
    

    次に例を示します。

    cn=SCCp16ouo,cn=nids,ou=accessManagerContainer,o=novell
    
    

1.3 リモートローダ

リモートローダを使用すると、次の問題が発生する場合があります。

32ビットおよび64ビットリモートローダが共存する場合、監査イベントが生成されない

32ビットおよび64ビットの両方のリモートローダーを同じマシン上に置くことにした場合、監査イベントは64ビットリモートローダーでのみ生成されます。32ビットリモートローダでは、イベントはlcacheファイルにログされません。

32ビットと64ビットローダが共にインストールされるとき、イベントは64ビットlcacheにログされ、32ビットリモートローダは監査イベントをログできません。エラーメッセージ「Agent already running error (エージェンがすでにエラーを実行中です)」が表示されます。

しかし、32ビットリモートローダをインストールする前に64ビットリモートローダがインストールされた場合、イベントは32ビットlcacheにログされます。これにより、64ビットリモートローダはイベントをログしません。32ビットと64ビットのlcachesは同じマシンでは動作しません。

この問題を回避するには、32ビットと64ビットのリモートローダを同じマシンにインストールしないでください。

32ビットのリモートローダ4.0を64ビットの4.0.2 Identity Managerにアップグレードした場合、アップグレード処理によって32ビットの4.0.0パッケージが削除されない

32ビットのリモートローダ4.0を64ビットの4.0.2リモートローダにアップグレードした場合、アップグレード処理では次の32ビット4.0.0パッケージは削除されません。

  • novell‐DXMLbase‐4.0.0‐20100929

  • novell‐DXMLedir‐4.0.0‐20100929

  • novell‐DXMLgw‐3.5.3‐20100405

  • novell‐DXMLrdxml‐4.0.0‐20100929

  • novell‐edirectory‐expat‐32bit‐8.8.6‐8

  • novell‐edirectory‐xdaslog‐32bit‐8.8.6‐8

  • novell‐NOVLjvml‐4.0.0‐20100929

1.4 ドライバ

Identity Managerドライバを使用すると、次の問題が発生する場合があります。

Linux上のDesigner内でドライバを作成または設定している際にオプションを選択できない

ドライバの作成時または設定時に、ドロップダウンオプションを選択できないことがあります。この問題を回避するには次の手順に従ってください。

  1. ドロップダウンメニューをクリックし、目的のオプションが強調表示されるまでマウスの左ボタンを押したままにします。

  2. マウスの左ボタンを放してオプションを選択します。

1.5 Identity Reporting Module

Identity Reporting Moduleを使用すると、次の問題が発生する場合があります。

拡張属性を削除しても拡張属性テーブルに反映されない

データ収集サービスのドライバフィルタポリシーに追加された属性を削除すると、属性が拡張属性テーブル(属性を追跡するidmrpt_ext_attr)から削除されず、データがidmrpt_ext_item_attrテーブルから削除されません。問題番号は633209です。

表示オプションを1週間に設定すると、カレンダが今日に移動しない

Firefoxで、[表示オプション]が カレンダページに1週間を表示するように設定されている場合、[今日]ボタンをクリックした場合に、今日のスケジュールが表示されません。代わりに、今日から1週間先の日にちが表示されます。[カレンダ]ページで今日のスケジュールを表示するには、上矢印を押して1週間戻ります。この問題は、Internet Explorer上では発生しません。

Reporting Moduleのインストールによってlogevent.confファイルが上書きされてしてしまう場合がある

次のような状況では、Reportingのインストール中、プロンプトが表示されることなくlogevent.confが上書きされます。

  1. すでに/etc/の中にlogevent.confファイルが存在する。

  2. EASが同じマシン上にインストールされている。

  3. Reportingのインストール時に、localhostの値に置き換えて、EASサーバマシンの実際のIPアドレスを入力している。

この問題を回避するには、インストールの完了後、手動で/etc/logevent.confファイルを更新します。

EASがリモートに存在する場合、Reporting ModuleのインストールによってPostgreSQL JDBCのJARファイルが正常に書き込まれない

EASがリモートでインストールされている状況で、Identity Reporting Moduleのインストール時にEASへの接続をテストする場合、インストールを実行する前に選択したインストールディレクトリの親ディレクトリが存在する必要があります。親ディレクトリが存在しないと、接続をテストするのに使用されるJDBCのJARファイルを書き込むためのインストールディレクトリを作成できません。たとえば、Identity Reporting Moduleを/opt/novell/IdentityReportingにインストールする場合、インストール開始前にディレクトリ /opt/novellが存在することを確認する必要があります。

有効な証明書は変換されない

この問題は、WebSphereでのみ発生しています。

レポーティングモジュールにアプリケーションを追加するときには、有効な証明書が適切に変換されていない可能性があることに気がつかれることがあります。以下のアクションは、この問題を発生させる場合があります。

  1. Identityレポーティングモジュールに有効な資格情報でログインしてください。

  2. [アプリケーション]ページに進み、[アプリケーションの追加]ボタンをクリックします。

  3. すべての必須フィールドに書き込み、[SSL]チェックボックスを選択し、[テスト]をクリックして証明書を検索します。

証明書は変換されるはずですが、変換されません。

この問題を回避するには、証明書の内容を簡単にフォームのテキスト領域にコピーぺアンドペーストすることができます。

スケジュールの頻度は変更できません。

現在、Identityレポーティングモジュールのリリース4.0.2ででは、スケジュールの頻度を変更することはできません。頻度を変更する必要がある場合(週から月など)、そのスケジュールを削除し、新しいスケジュールを作成する必要があります。

RPZのダウンロードは、Internet ExplorerでのZIPに変更することができます。

現在、Internet ExplorerでIdentityレポーティングモジュールの[ダウンロード]ページを使用するときに、ファイルは.rpzから.zipに変更される場合があります。この変更は問題を生じさせません。レポーティング モジュールは、拡張子が.zipである場合にレポートのアップロードとインポートを正しく処理します。Firefoxブラウザでは、この拡張子は常に.rpzになります。

HTTPSでレポーティングにアクセスする際にInternet Explorerに警告が表示される

Internet ExplorerブラウザでHTTPSを使用してレポーティングモジュールにアクセスする場合、次のようなポップアップメッセージが表示されます。

Do you want to view only the webpage content that was delivered securely? This webpage contains content that will not be delivered using a secure HTTPS connection, which could compromise the security of the entire webpage.

Yes]を選択すると、レポーティングモジュールのログイン画面が表示されません。[No]を選択する必要があります。このような現象が見られるのは、新しいレポートのダウンロードサイトではHTTPプロトコルのみがサポートされているためです。そのサイトへのリンクは、http://を使用して構成されています。この現象は、FireFoxでは見られません。

1.6 Roles Based Provisioning Module

Roles Based Provisioning Moduleを使用する場合、次の問題が発生する場合があります。

[詳細]ポートレットの[コピー]機能に対してエラーメッセージが表示されます。

Firefoxにおいて、詳細ポートレット内でテキストをコピーしようとすると、エラーメッセージが表示されます。

この手順が原因で、次のメッセージが表示されます。

  1. 管理者でユーザアプリケーションにログインし、[管理]タブに移動します。

  2. ポートレットアプリケーションで、[Portlet Admin (ポートレット管理)]>[Detail Portlet (詳細ポートレット)]の順にクリックします。

  3. [Preferences (初期設定)]>[View/Edit custom Preferences (カスタム初期設定の表示/編集)]>[続行]の順にクリックします。

  4. HTML Layout edit (HTMLレイアウト編集)]アイコンをクリックして「テスト」などのいくつかのサンプルテキストを入力します。

  5. テキストを選択し、[コピー]アイコンをクリックします。

次の手順では、以下のようなエラーメッセージが表示されます。

“Exception... "Access to XPConnect service
denied"  code: "1011" nsresult: "0x805303f3
(NS_ERROR_DOM_XPCONNECT_ACCESS_DENIED)"  location:
"http://172.16.1.99:8180/IDMProv/resource//portal-general/javascript/html_editor.js
Line: 531" ” when clicked on Copy button.

また、カットアンドペースト操作の実行中にもこのメッセージが表示される場合があります。

これは、DojoおよびFirefoxでの既知の問題です。

RBPMレポートがサポートされていない

Roles and Resources]タブの[レポート]で提供されていた「Roles Based Provisioning Module」レポートは、リリース4.0以降廃止されました。これらのレポートは今後のリリースでは削除されます。

名前に特殊文字を使用する新しいユーザがユーザアプリケーションにログインできない

WebSphereでは、名前に特殊文字を使用して新しいユーザを作成すると、このユーザはユーザアプリケーションにログインできません。たとえば、Create Users and Groupsページから/Test//という名前のユーザを作成すると、新しいユーザがアプリケーションにログインしようとするとエラーページが表示されます。

ユーザアプリケーションドライバのコンテンツの中に検証レポート用のトラスティが見当たらない

統合インストーラの実行後にDesignerからユーザアプリケーションドライバを再展開すると、検証レポートのプロビジョニング要求定義用のトラスティが消去され、誰もレポートを実行できません。この原因は、トラスティがユーザアプリケーションの起動時に検証レポートのプロビジョニング要求定義に追加されるからです。Designerは、トラスティについて知らないので、Designerからユーザアプリケーションドライバを再展開しようとすると、トラスティが削除されます。したがって、ユーザアプリケーションの起動後にeDirectoryからこれらのオブジェクトをインポートし、トラスティを同期する必要があります。

PostgreSQLが中国語(簡体字)の数値形式をサポートしていない

サーバ上で数値形式として中国語(簡体字)が設定されている場合([コントロール パネル]>[時計、言語、および地域]>[地域と言語]>[形式]タブ>[形式]>[中国語 (簡体字、中国)]を選択)、PostgreSQLは正常にインストールされません。PostgreSQLがインストールされるサーバ上では中国語(簡体字)の数値形式を使用しないでください。

リソースを役割に割り当てるとき、デフォルト言語用の関連付けの説明が必要

デフォルト言語以外でユーザアプリケーションにアクセスするとき(たとえば、デフォルト言語が英語に設定されている場合にスペイン語でアクセスする)、役割にリソースを追加する場合、[Association Description]フィールドにデフォルト言語用の値も指定する必要があります。これを行うには、[Association Description]フィールドの後ろの[ローカリゼーション]ボタンを押して、 * (デフォルト言語)の印が付いた言語で値を入力します。デフォルト言語の値を入力しないと、エラーを受け取り、役割にリソースを追加することができません。

役割が削除された後、役割要求を承認または拒否することができます。

ユーザが役割要求を作成した後、管理者がワークフローを必要とする役割を削除した場合、役割要求に対するワークフローの受け取り人にはタスクリストでワークフローが表示されたままとなり、要求を承認または拒否することができます。

WebSphere 7でWebサービスリンクによってNULLポインタ例外がスローされる

ユーザアプリケーションがWebSphere 7に展開されている場合、直接、または[管理]ページからWebサービスのホームページにアクセスすると、壊れたイメージがページに表示されます。さらに、SystemOut.logjava.lang.NullPointerExceptionもスローされます。これら以外に機能が失われることはありません。引き続きWSDLファイルをダウンロードしたり、Webサービスを使用したりすることができます。

ユーザアプリケーションの起動時に毎回データベーススキーマがアップデートされる

インストール時にユーザアプリケーション用のテーブルを作成していても、ユーザアプリケーションを起動すると、データベースが起動時にアップデートされることを示すメッセージがログに記録されます。これはLiquibase 2.0.1の制限が原因です。この問題を回避するには、次に示すように、web.xmlcreate-db-on-startupパラメータをfalseに変更します。

<init-param>
  <param-name>create-db-on-startup</param-name>
  <param-value>false</param-value>
</init-param>

1.7 役割マッピング管理者モジュール

役割マッピング管理者の使用中に次の問題が発生することがあります。

アクティブなプロファイルを変更すると許可が失われる

役割マッピング管理者の環境設定ページでアクティブなプロファイルに変更を加えると、キャッシュされている許可はすべてデータベースから消去されます。アクティブなプロファイルに変更を加えた後に許可を再ロードする必要があります。詳細については、『Identity Manager Role Mapping Administrator 4.0.2ユーザガイド』で許可のロードを参照してください。

1.8 iManager

iManagerを使用すると、次の問題が発生する場合があります。

Internet Explorer 7から頻繁にクリップボードへのアクセスがプロンプトされる

iManager、特にポリシービルダを使用しているときに、Internet Explorer* 7から頻繁にクリップボードへのアクセスのプロンプトが表示されます。このプロンプトを無効にするには、次の手順に従います。

  1. [ツール]>[インターネットオプション]の順にクリックします。

  2. [セキュリティ]タブをクリックして、[レベルのカスタマイズ]をクリックします。

  3. [スクリプト]>[スクリプトによる貼り付け処理の許可]の順にクリックし、[有効にする]をオンにします。

    Internet Explorerを再起動すると、プロンプトが停止します。

NDS to NDS間ドライバ証明書ウィザードを使用する際に必要なiManagerプラグイン

NDS to NDS間ドライバ証明書ウィザードを使いたい場合、iManagerのNovell Certificate Serverプラグインをダウンロードしてインストールする必要があります。

1.9 Identity Manager 4.0.2 Frameworkのアンインストール

Identity Managerメタディレクトリエンジンおよびドライバのアンインストール中に以下の問題が発生する可能性があります。

Identity Manager 4.0.2フレームワークをアンインストールしても、インストールディレクトリからすべてのフォルダが削除されない

Windows上で、libディレクトリのjarファイルが削除されません。Solarisで、DXMLnotes.pkgが削除されません。これらのファイルを手動で削除する必要があります。

Windows上でIdentity Manager 4.0.2 FrameworkのアンインストールのログファイルがUninstallフォルダ内に作成されない

アンインストールのログファイルはtempディレクトリ内に作成されます。

1.10 Identity Manager 4.0.2の統合アンインストール

Windows上で、識別ボールトのアンインストールがサイレントモードでハングアップする

識別ボールトのアンインストールは、nds-uninstallコマンドを実行するとハングアップします。

識別ボールトを正常にアンインストールするには

  1. タスクマネージャからDHostを停止します。

  2. NDSのサービスを開始します。

  3. アンインストールプログラムを起動します。

統合アンインストーラがJBossとPostgreSQLを削除しない

Roles Based Provisioning Moduleのアンインストールに関する詳細については、『Identity Manager Roles Based Provisioning Module 4.0.2ユーザアプリケーション: インストールガイド』のアンインストールの詳細を参照してください。

Windows上で、統合アンインストーラがインストールフォルダを完全に消去しない

次のコマンドは、終了値が 1で失敗する可能性があります。

cmd /c copy
"C:\Users\Administrator\AppData\Local\Temp\2\I1285831815\Windows\resource\jre\..\iawin64_x64.dll"
"C:\Program Files (x86)\Novell\Identity
Manager\Uninstall_Roles_Based_Provisioning_Module_for_Novell_Identity_Manager\resource\iawin64_x64.dll

アンインストーラは、<Install>および<システムドライブ>\Novell\conf フォルダを削除しません。

この問題を回避するには、手動でこれらのフォルダを削除します。

1.11 ローカリゼーション

Windowsで、Identity Manager 4.0.2インストーラはコンソールモードに文字化けが含まれます。

Identity Manager 4.0.2をインストールするのにポルトガル語(ブラジル)、デンマーク語、オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スウェーデン語、スペイン語またはロシア語を使用言語として選択した場合、インストーラはインストール中に文字化けを表示します。

英語を選択した場合、インストーラはインストールプログラムの[言語の選択]ページに文字化けを含みます。しかし、アジア系のWindowsでインストーラを実行したときには、アジア言語では文字が正しく表示されます。

文字が正しく表示されるようにするには、Identity Managerをインストールする前に、以下の手順を使用して、WindowsマシンのデフォルトフォントをLucida Consoleに変更してください。

  1. [スタート] > [実行] > [ファイル名を指定して実行] > [Regedit ] > HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\CodePageに進み、OEMCP値を850から1252に変更してください。

    ロシア語の場合、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\CodePageディレクトリでOEMCP値を866から1251に変更します。

  2. [スタート] > [ファイル名を指定して実行]に進み、[開く]テキストボックスに「cmd」を入力し、Enterキーを押して、コマンドプロンプトを起動します。

  3. cmdウィンドウのタイトルバーを右クリックして、ポップアップメニューを開きます。

  4. ポップアップメニューを下方にスクロールして、[デフォルト]オプションを選択して、[Console Windows Properties (コンソールウィンドウのプロパティ)]ダイアログボックスを開きます。

  5. フォント]タブをクリックして、デフォルトフォントを「Raster」から「Lucida Console」([TrueType])に変更します。

  6. OK]をクリックします。

  7. マシンを再起動します。

Russian Windows 2008 SP2にIdentity Managerがインストールされるとエラーメッセージが表示される

Russian Windows 2008 SP 2にIdentity Managerがインストールされると、Microsoft Visual C++ 2005 Redistributableエラーメッセージが表示されます。エラーメッセージで[OK]をクリックすると、インストールは正しく完了します。

このエラーを回避するには、Microsoftサポートサイトにアクセスして、オンラインページの「Let me fix it myself」セクションに記載されているステップを実行します。

1.12 RHEL 6.0の問題

RHEL 6.0でIdentity Managerのインストールが失敗する

Identity Managerのインストールおよび設定を正しく行うには、次のステップを実行します。

  • GUIインストールの場合: Identity Managerインストーラを起動する前に、手動で従属ライブラリをインストールします。

    • 64ビットRHELの場合: 同じ順序で次のライブラリをインストールします。

      1. libXau-1.0.5-1.el6.i686.rpm

      2. libxcb-1.5-1.el6.i686.rpm

      3. libX11-1.3-2.el6.i686.rpm

      4. libXext-1.1-3.el6.i686.rpm

      5. libXi-1.3-3.el6.i686.rpm

      6. libXtst-1.0.99.2-3.el6.i686.rpm

      7. glibc-2.12-1.7.el6.i686.rpm

      8. libstdc++-4.4.4-13.el6.i686.rpm

      9. libgcc-4.4.4-13.el6.i686.rpm

      10. compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.x86_64.rpm

      11. compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686.rpm

    • 32ビットRHELの場合: 次のライブラリをインストールします。

      • compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686.rpm

  • 非GUIインストールの場合: Identity Managerインストーラを起動する前に、手動で従属ライブラリをインストールします。

    • 64ビットRHELの場合: 同じ順序で次のライブラリをインストールします。

      1. glibc-2.12-1.7.el6.i686.rpm

      2. libstdc++-4.4.4-13.el6.i686.rpm

      3. libgcc-4.4.4-13.el6.i686.rpm

      4. compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.x86_64.rpm

      5. compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686.rpm

    • 32ビットRHELの場合: 次のライブラリをインストールします。

      • compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686.rpm

NOTE:すべてのLinuxプラットフォームにIdentity Managerをインストールする前に、unzip rpmがインストールされていることを確認してください。

Identity Manager 4.0.2をインストールした後、システムをリブートしたときJBossが自動的に起動されない

この問題を回避するには、システムをリブートした後、手動でJBossを起動します。

Identity Manager 4.0.2をインストールした後、Role Mapping Administratorサービスが自動的に開始されない

この問題を回避するには、Identity Manager 4.0.2のインストールが完了した後、手動でRole Mapping Administratorサービスを開始します。